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メールマガジン「法円坂」No.5



お元気ですか? 国立大阪メルマガ編集部です。

もう、雪の知らせが聞かれるようになりましたね。
第5号を、メルマガ編集部からお送りします。

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    メールマガジン「法円坂」No.5 (2001/11)(国立大阪病院)
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         院 長 井 上 通 敏 で す
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# "医療不信"というが #

 医療改革の目標として、「効率化」によって医療費を節約するとともに、医療
の質と安全性を改善し「医療不信」を解消することが強く求められている。指摘
されるまでもなく当然の努力目標だが、改革圧力をかける政府・財界人・マスコ
ミの人達は「医療は、他の業種に比べて効率化やサービス改善の努力が大変遅れ
ている」という偏見・誤解を持っていると思えてならない。

 効率についていえば、病床の利用率は90%以上だが、飛行機や新幹線やホテル
は70%以下で採算。国会議事堂の利用率は24時間を分母にすれが5%以下であろう。
救急病院の職員の待機時間は消防隊員に比べればはるかに少ない。時間外勤務手
当てもろくに出ないのに医師や看護婦は遅くまで頑張っている。医師には12時間
病院にいてもらわないと良心的な医療はできない。経済学者は能率が悪いからだ
というが、画一大量生産できないのが医療。品質を上げようとすれば時間もコス
トもかかる。

 医療不信というが、他のサービス業に比べて不満足度が高いだろうか。退院患
者の80%以上の方は満足している(http://www.onh.go.jp/an-nai/manzoku.jpg)。
マスコミは駄目なところだけを報じるから(それはそれで意義はあるが)、読者・
国民は全部が駄目かと思ってしまう。プロ野球だって、全体を見せないでエラー
と三振ばかり見せていたら誰もファンにはならない。

 この原稿を書いていたら、急性心筋梗塞でショック状態の83歳の患者が搬送さ
れてきて、これから徹夜で緊急手術をすると報告があった。救命できればよいが…。

 ボヤキはいろいろあるものの、もっともっと医療の透明度を上げて医療の難し
さを理解していただくことが必要だし、質や安全性の向上にさらなる努力をし、
結果を示さねばならない。


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     医 長 会 の 話 題 (01.10.24)
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アトピー性皮膚炎と心身医学
           皮膚科 羽白 誠

 アトピー性皮膚炎(以下AD)患者はしばしば心理的社会的な影響を受けやすく、
またADに罹患することで、心理社会的な面に影響を及ぼすことがある。そこで、
演者が今までに行ってきたADの心身医学的側面と治療に関しての概要を説明する。

http://www.onh.go.jp/icho/



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      看 護 の こ こ ろ (看護部から)
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☆11月 今年の秋は、柿・なし・みかんの果物が豊作と聴きます。
 家屋の軒先にはザクロの紅い実がぱくっりと割れ、
 野鳥にも恵まれた今年の秋。
 社会・世界の情勢は何処に行くかと不安になりながらも、
 変わらないのは自然界の営み・・・この恵みを大切にしたいものです。

 今月は、笑顔も素敵な内科病棟の上田婦長からのメッセージです。

 スタッフの頃、寒い冬季の夜間巡回で割烹着のような予防着で、尿器・便器を
ゴッシゴッシと洗いながら『看護婦って入院中の患者さんにとっては、頼もしく
安心して病気でなえた心と身体を預けられるおっかさんのような存在かな・・」
と思ったものです。そんな夜は、各病室の前を静かに足音忍ばせて歩けば、患者
さんの様子を計り知ることができました。

 しかし、医療の進歩に伴い、看護を取り巻く状況は厳しく変化し続け、患者様
の安心のための安全を看護婦が胸を張って保障するということが年々難しくなっ
ています。

 ところで、私は、出演者が未体験の事柄にチャレンジし、別れる場面では情も
移って本当にウルルンとなる「世界うるるん滞在記」をよくみるのですが、その
中で、師匠たる人が必ず説きます。
『基本が一番重要で、時間がかかる。その基本を守って長く続けることが大切だ』
と。

 自分も含め、若きナースにこの言葉を贈りたい。また、看護者自身にもケアが
必要な時代になってきていることが気にかかります。

http://www.onh.go.jp/kango/kokoro.htm



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       コ メ デ ィ カ ル か ら
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はじめまして 臨床工学技士の藤嵜です。

臨床工学技士? なにそれ。どんな仕事をしている人ってよく聞かれます。
そのたびにどういう風に説明すればわかってもらえるかなと考えます。

私たちの仕事は「生命維持管理装置の操作および保守点検を行うもの」とされて
います。

具体的には心臓血管外科領域における人工心肺装置、病院にはほとんどある人工
呼吸器、腎臓を患った患者さんへの血液浄化装置などをはじめとする、いろんな
ME機器の操作および保守点検を行っています。

私たちは病院内で主に行っている仕事は人工心肺の操作です。
手術中患者さんはすでに麻酔科医により麻酔にかかり、心臓外科医により今まさ
に心臓での循環が人工的に行われようとする瞬間、緊張が走ります。
私たちは主治医の指示のもと操作を開始し、心臓が止まると先生は心臓にメスを
入れます。 その間、患者さんの体の循環を維持するのが人工心肺です。

心臓の手術が終盤にかかり、先生の指示で人工心肺を止めます。
その後、ICCUへ患者さんは帰室し、先生方がご家族の前で「無事手術は終了しま
したよ。」
と話をし始めると、私たちの仕事ははっきりいって裏方になることが多いのです
が、なんだかうれしくなります。

私たちと患者さんとが接する機会はほとんどありません。寂しい話です...。
しかし、血液浄化や人工呼吸器、人工心肺をはじめとするME機器を通じて、より
よいサービスを提供しようとこれからも日々努力をしていきたいと思います。



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          研 修 医 日 記
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みなさん、こんにちは
研修医の高野 豊久です。

この病院で研修を始めて5ヶ月が過ぎようとしています。
研修医としては2年目のベテラン研修医です。
(ちなみに研修期間は2年というのが普通です。)

麻酔科で研修をしています。
麻酔科での研修が、他の科と違う点として朝が早いという事があります。
(これで夜も遅ければ働き者なのですが、夜は他の科よりも早いです。)
朝早起きをしていると聞くと一見健康的な生活をしているように思われるかもし
れませんが、一概にそうとは言えません。
なぜなら手術室には、窓がないからです。日のあたらない外の景色の無い部屋に
一日中います。
術前回診(手術前の患者さんにあって麻酔の説明をしたり患者さんの状態を評価
したりする事です)や術後回診の時、病棟の方に行きますのでわずかな時間はそ
との空気にふれます。
しかしほとんどの時間、手術室の中にいます。
田舎育ちの自分にとって締め切った空間にいるというのは非常に違和感のあるこ
とでした。
しかし、そういう事も気にならなくなるくらい手術室の中は活気があります。
スタッフはみんな働き者です。
毎日新しい発見があり楽しく研修しています。
是非、手術を受けに来て下さい。

話は変わりますが、最近、残業せず早く帰るように、というおふれがありました。
研修医に当てはまるのかどうか知りませんが、そろそろこの日記を書くのを止め
て帰宅しようと思います。
おやすみなさい。

http://www.onh.go.jp/kensyu/nikki.html



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       講 演 会 の ご 案 内
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「緩和ケアの現状と未来」

日 時 :平成13年11月24日(土) 13:00-16:00
場 所 :国立大阪病院 緊急災害医療棟3階講堂
主 催 :国立大阪病院 がんプロジェクト
参加対象:医療関係者・一般市民(患者様およびそのご家族様)
参加費 :無料
内 容 :10月号http://www.onh.go.jp/magazine/mag0110.htmlをご覧下さい。

※お問合せは、TEL:06-6942-1331(代) 庶務課長補佐・廣畑(ヒロハタ)まで。

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