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メールマガジン「法円坂」No.40(2004/10/18)(国立 大阪医療センター)



週末毎に台風が来るという珍しい年でしたが、やっと秋晴れの週末になりました。
それでは、今月のメルマガをお送りします。

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   メールマガジン「法円坂」No.40(2004/10/18)
             (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 廣島和夫 で す
 ・副院長 内藤正子 です
 ・Stroke Care Unit(SCU)と脳卒中救急診療について
 ・患 者 情 報 室 か ら     
 ・病棟紹介(3)
 ・看 護 の こ こ ろ (看護部から)
 ・研 修 医 日 記

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         院 長 廣島 和夫 で す
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『ついに ICHIRO がやりました!! 』

 小さい頃から阪急ブレーブスファンであったものにとっては、イチロー選手は、そ の流れの中の最後の選手であるとの気持ちがありますので(*1)、思わず巻頭に書かせ て頂きました。
	*1:阪急ブレーブス(〜1989年)
	  → オリックス・ブレーブス(1990年〜1991)
	   → オリックス・ブルーウェーブ(1991/1992年〜2004)
	    → オリックス・バッファロー(2005〜)
	  鈴木一郎選手は、1991年 ドラフト4位で入団、1994年1軍昇格

 「記録達成への原動力は何か」の記者からの質問に対して、「野球が好きだと云う こと。今季はチームが厳しい状況で、そこから自分のモチベーションを作らなけれな らなかった。プロとして勝つことだけが目的ではない。勝つことだけが目標の選手で あれば、今回のようなことは無理であった。それは、自分自身が自分自身に教えてく れた気がする」(毎日新聞)と答えています。医療人にも、というより自分の選んだ道 と考えて仕事をしているすべての人々に当てはまる言葉です。 
  
 また、佐々木主浩選手がイチロー選手を評して、「彼は今でも野球小僧」といった 言葉も忘れることができません。いつまでも少年時代の「ひたむきさ」を捨てず、技 術的・精神的向上を目指して努力している姿を表現したもの、と受け取っています。
  
 私どもも、いつまでも「医療小僧」として、ひたむきに、患者さんに最良の医療を 提供してゆきたいものです。

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     ★★★敷地内禁煙 その後:あれやこれや★★★
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 敷地内禁煙を標榜して6ヶ月が経過しました。反響もいろいろです。

 北玄関を出たところの自転車置き場や、北門・西門の出たところなどで喫煙し、そ の辺に吸い殻を捨てるのが多いのではないか、と開始前から推測できましたので、事 務職員にお願いして当初から定期的に吸い殻を掃除してもらう段取りをしました。

 患者の入退院によって隠れ喫煙場所が変わり、これまで無かった場所に急に吸い殻 が増えたりします。

 外来棟の出口の階段で数人がたむろして喫煙している光景も当たり前になりつつあ り、困ったなと思い「敷地内禁煙」と書かれた大きな看板を設置しましたが、その看 板の側で平然と喫煙しているのを見て、思わずため息です。   鄭重に禁煙であることを告げると、タバコの火を消すような仕草をして、職員が遠 ざかるのを横目でみており、また吸い続ける光景も多く見られます。   このグループは退院したのか、最近ではこの階段周辺での喫煙は見られなくなって います。

 毎日、通用門周辺を掃除して下さっている事務職員に感謝です。この姿を喫煙者が 見て、少しでも禁煙に踏み切ってもらえれば彼らも報いられるのに、と思っています が・・・。
 
 4月以降9月末までの6ヶ月間に、院内ご意見箱(投書箱)に投函された116件の投書の うち、禁煙に関するものは12件(10 %)でした。8件は、結局のところ敷地内で喫煙して いるのであるから敷地内に喫煙場所を設置すればよいというもの、3件は喫煙できるよ うにお願いしますとの嘆願、1件は職員が喫煙者にもっと注意しろ、とのお叱りです。 

 入院中の患者さんの中には、敷地内禁煙を喜ぶ方も少数ながらおられます。

 10月になり気候も良くなってから、心なしかポイ捨て吸い殻が減ったように思うの は、自分だけなのでしょうか。

 タバコの弊害は、いまや、極めて多くの疾患の発病率や治癒遷延化に大きな影響を 与えていることが、科学論文から明確になっています。にもかかわらず日本の医療機 関における取り組みは非常に遅れています。欧米でやっと各医療機関での「徹底した 禁煙活動」が叫ばれ始めたところです。 

 ニコチンは「麻薬」であり、「たばこ」はニコチンの注射器である、と米国のFDA は述べています(1996)。[タバコは「麻薬」であり、決して嗜好品ではない]と 桑原 修先生も、府医ニュース991(H13.9.19.)のコラム『勤務医のマド』で書かれています。

 私どもの大阪医療センターは、「がん」「循環器病」に関して国の政策に沿って指 定された基幹病院であります。   これらの疾患群とタバコとは非常に深い関係があるのは周知の事実であり、私ども は、病院の使命として「敷地内禁煙」に取り組み続けます。 

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         副院長 内藤正子 です
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 平成16年4月、スタートとなった独立行政法人国立病院機構大阪医療センターの副院 長、あわせて機構本部の看護担当非常勤理事として2足の”わらじ”で行脚を始めて半 年が経過しました。清水の舞台から飛び降りる気持ちで引き受けたこの二つの役割の 日々はあっという間の半年!一方ではやっと半年!この両者を感じています。このあ っと、やっとの半年、新しい組織の中での気づきを述べてみたいと思います。

 平成13年3月、国立では最後の施設となった国立大阪病院の看護部長として4年間看 護管理を経験し退職致しました。その後、特定医療法人愛仁会高槻病院(病床数477床 +人工透析50床+在宅サービスセンター)で副院長・看護部長兼任で3年間民間病院の 経営や運営を経験いたしました。現政権の『聖域なき構造改革』路線に沿って医療制 度改革は目まぐるしく進んでいるだけに、民間病院の運営は経営基盤の確立を常に ベースとし、スピード・情報収集・改革の実践をモットーとし、全て実績重視の形態 をとっています。ここでの3年間は改革を通して看護職員の看護へのめざめ、そして帰 属意識の高まりを楽しめた役割でした。

 この度当院への赴任となったこの時期は、独立行政法人となった初年度です。常に 上部機関の指示監督の統制下にあった国立病院時代を脱却し、施設独自の創意工夫の 基に企業体として柔軟に体制を組み立てる事が可能となってまいりました。それに は、民間と同じく、まず健全な経営基盤を築いていくための職員個々の意識改革が必 然と考えます。  医療事業の価格は個々の病院で決定する事はできず、診療点数という『公定価格』 に従わなければなりません。従って、患者様が当院の医療を選んで下さる事を前提に した患者数の確保と、患者様一人あたりの診療単価を評価される診療の高度性こそが 鍵となります。幸いに当院の高度な医療内容は機構内でもトップといえます。この事 は各職種一体となったチーム医療実践の成果であると大いに自負したいと思います。  また、職員津々浦々、患者様への尊重・安全性への配慮・情熱・向学心等に溢れ、 組織横断的な活動は当院の文化、風土でありモデル施設として育まれています。  現況のめまぐるしい時代、医療情勢の動きは医療現場の難易性、複雑性、更には繁 忙性の波が一揆に押し寄せています。それだけに今こそ職員間及び各職種間相互が人 格を尊重しあえる集団である事が重要であり、そうした集団に所属することこそ質の 高い個人の成長に繋がると考えます。そして、当院のロゴマーク、青・緑・赤の三葉 に示される『正しく』『品よく』『心をこめて』を一人一人が患者様と接する場面で 技術として表現され生かされると考えます。

 折しも、野球のイチロー選手の262本の最多安打記録に世界中が熱く沸きました。こ の偉業の裏にはイチロー選手の打つ・走る・技へのたゆまぬ努力とバッテリーへの研 究心、更には一打席、一打席の調息長心、集中心を自身で研磨し獲得した強い精神力 の結果であると思います。  イチロー選手から学ぶ事は実に多くあります。私達医療人は、メスを持つことを許 され診療に関わる事を仕事としています。夢を売る仕事とは異なり、命に関わるだけ に一層の努力と研究を重ねイチロー選手が醍醐味という『ドキドキ・ワクワク、そし てプレッシャー』を感じつつもこの変革期をチャンスとし、チャレンジ精神でクリエ イティブに意識をチェンジする事が最も必要と感じます。

 看護職である事をメリットとした副院長として、日本最大の法人組織の中で当院の 更なる躍進に向けて改革の実行に努力していきたいと思っています。  慣れない2足の”わらじ”はまだまだぎこちなく石ころ道や泥道を歩いています。戸 惑い、悩みの道のりではありますが、歩けば歩く程、踏みしめば踏みしめる程”わら じ”は足に馴染み、心地よくフィットし軽やかにリズムに乗って歩くことが出来る! そんな”2足のわらじ”作りに精進していきたいと思います。この壮大な組織変革の中 で・・・

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   Stroke Care Unit(SCU)と脳卒中救急診療について      
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           総合内科脳卒中グループ 多賀谷 昌史
           救命救急センター長     定光 大海
           脳神経外科科長      山崎 麻美

脳卒中とは、脳の血管が破れたり詰まったりして、その先の脳に酸素や栄養が届か なくなるため、麻痺、言語障害、意識障害などの症状が急に起こる病気で、脳出血、 脳梗塞、くも膜下出血などがあります。

 脳卒中急性期は入院による治療が必要ですが、重篤な症状のため集中的な管理が必 要な場合には集中治療室に入室して治療を受けて頂くことがあります。脳卒中集中治 療室をStroke Care Unit (SCU)といい、脳卒中専門医を中心とした脳卒中診療チーム が治療を担当します。当施設では救命救急センター内にSCUを設置し、救急診療体制を 整えています。現在、脳卒中学会専門医(総合内科3名、脳外科1名)、脳血管内治療 専門医1名、脳外科専門医5名が在籍し、新進気鋭の医師とともに診療に携わっています。

 脳卒中診療チームは知識を有する関連各科の医師、看護師、リハビリテーション科 スタッフ、薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカーなどから構成されています。脳 卒中診療チーム導入による急性期脳卒中治療の効果については、死亡率の低下、日常 生活動作能力(ADL)の改善、入院期間の短縮などが主なものとして報告されていま す。さらに、SCUを活用しチーム医療として急性期脳卒中診療を行うことで、治療成績 の向上が期待できます。当施設では今後も各部門のスタッフが協力し、脳卒中患者さ んへのよりよい診療を目指し一層の努力をしていきたいと思います。

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         NPO法人ささえあい医療人権センターCOML
                患者情報室担当 山本 ゆかり

 10月に入り、秋らしさが感じられるようになりました。患者情報室では、夏の暑さ 対策のために下ろしたままになっていたブラインドも上げられるようになり、秋空が 気持ちよくながめられます。

 10月23日は、患者情報室のオープン1周年です。あっという間に過ぎてしまった気が する1年を振り返ってみたいと思います。  この1年で、5000名を超える方が来室して下さいました。オープン当初500冊だった 書籍も、大阪医療センターの職員の方々からの多数のご寄贈と購入分を合わせ、1400 冊になりました。2月から設置を始めたパンフレットや小冊子も300種類以上集まり、 手軽に持ち帰ることのできる医療情報として喜ばれています。患者情報室の活動を熱 心に支えて下さっているボランティアも27名と多くなり、心強い限りです。  患者情報室勉強会は、大阪医療センターのドクターを講師にお招きし、4回開催する ことができました。1番多いときには、100名を超える参加があり、毎回参加者から 「丁寧でわかりやすいお話」と好評で、皆さん熱心に聞いて下さっています。ミニ映 画鑑賞会も、8回を数えました。入院患者さまの参加も多く、入院生活の中で、ほっと できる時間にしていただけるのではないかと思っています。  2年目は、多くの利用者のニーズにお応えできるように、患者や家族が交流できるサ ロンの日をつくるなど新たな企画もたて、資料の充実も図っていきたいです。  患者情報室は、皆さまのお力を得て、1周年を迎えることができました。これからも 温かいご支援をよろしくお願いいたします。

患者情報室ホームページ→http://www.onh.go.jp/jyohousitu.html

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         病 棟 紹 介 (3) 東5階病棟
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               東5階病棟看護師長 兼濱 民子

 東5階は婦人科の病棟でベッド数は49床です。昨年度は460人の患者様が入院されま した。婦人科外来、化学療法室、ストーマ外来等とコンタクトをとり、継続看護を実 施し退院後もスムーズにもとの生活に戻れるようサポートしています。

 婦人科と一言で言っても、病名は子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣嚢種・子宮腺筋症・ 子宮、卵巣、卵管の悪性腫瘍と様々です。患者様は10代から80代と年代は様々な女性 達ですが皆様とても仲が良く、患者様同士が支え合い、笑顔のあふれる明るい病棟で す。婦人科の疾患の治療としては、手術、放射線療法、化学療法等があります。手術 と言っても腹腔鏡を使った手術、お腹を切らず経膣的に行う手術もあります。放射線 療法は通院可能でしたら通院で受けることも可能です。また、外来化学療法を導入し 生活パターンに合った治療が受けられます。再入院システムを活用し、短期入院を繰 り返し、治療を継続することもできます。患者様は仕事を持っている方、家庭を持っ ている方と様々です。その人らしく生活を送って頂けるよう支援しています。

 スタッフは病棟師長をはじめ、19名(がん性疼痛看護認定看護師1名含む)が日々看 護に励んでいます。患者様お一人に1名の受け持ち看護師が担当となります。継続受け 持ち方式を徹底し、一度担当させて頂いた患者様は再入院でも担当させてもらい、信 頼関係を築けるようにしています。  また患者様に安全・安楽に入院生活を送って頂くため看護師には、専門的な知識・ 技術が必要です。毎日カンファレンスを行い、看護について話し合うと共に、毎月病 棟学習会を実施し、知識を深めています。また先輩が後輩を指導するシステムも充実 しています。スタッフは皆勉強熱心です。  それはやはり患者様の病気に対する姿勢と、生き方に心を動かされる為だと思いま す。患者様と共に悩み、共に感じ、よりよい看護とは何か追究し、実践している病棟 だと思っています。人はとても弱いですが反面とても強いのが人間です。そう感じさ せて下さる患者様がいらっしゃって私達がいます。私達と一緒に生きることについて 考えてみませんか?入院された際には全力でサポートさせて頂きたいと日夜研鑽して います。

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       看 護 の こ こ ろ (看護部から)
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            西7階病棟 看護師長 井上 磨智子

『ある1日の出来事から』
 突然スタッフルーム横の廊下で男性の大声が… 「こら〜おまえら、動けん人間に動 けゆーんか!」すっ飛んでいくと、1年目看護師が涙ぐんでいました。  50歳代の女性が、局所麻酔で肝生検を受けて帰室され、ベッドに戻る際に1年目看護 師が「自分で移ることができますか」と声をかけたことに対して、ご主人が怒られて いました。「全身麻酔がきいている患者は動けんやろ!」スタッフ数名でベッドに移 ってもらいましたが、とにかく迷惑をかけたことに謝罪しました。1年目の看護師は、 患者様の麻酔は全身ではなく局所だったので単純に動けると思い、声をかけさせても らったのですが、患者様やご家族の病気に対する不安や検査が終わるまでの緊張感等 を考えると配慮が足りなかったことを改めて謝罪しました。私と一緒に1年目看護師は 震えながらバイタルサインのチェック・穿刺部の砂のう固定など実施しました。傍で みていて「かわいそうな思いをさせてしまった」と反省すると同時に、未熟で不正確 な看護技術をみて、ベッドサイドにおける機会教育の重要性を改めて強く感じまし た。病棟管理者として事前に患者様への配慮はもちろん1年目看護師へのもっと細やか な指導をしておくべきであったと反省しました。今回のことを学びとして、看護のす ばらしさを身体で感じ取り、大好きな患者様のために、更に意欲的に取り組んで欲し いと願うばかりです。

 60歳男性の患者様、右上下肢不全麻痺はありますが意識明瞭。看護ケア時に看護師 の身体に触ってきたり、言葉でのセクハラがあります。注意してもその時ばかりで効 果はあがらず、看護師達は対応に苦慮し報告してきました。どうして患者様がそうい う行為をとられるのかを考えました。脳梗塞に伴う症状なら患者様やそのご家族が一 番苦しんでいらっしゃることになります。看護援助時は医師やご家族の協力を得て行 なうことができますが、患者様の思いを聴けるのは私達です。そう考えると今まで以 上にやる気がでてきました。患者様の回復への一歩一歩が私達の喜びであり、自分達 の仕事への誇りでもあります。私達は、常に人権を尊重した看護を目指し、親切丁寧 なケアと、プライバシーの尊重に心がけていますが、その事が患者様の心に届くよう 更に日々精進していきたいです。

 数年間がんと闘ってこられ、緩和期を迎えられた患者様。私は、毎朝あついタオル を持って訪室しお顔を拭きます。その後で、患者様のお好みのジュースを二口程度や っと飲んで頂けます。ある朝、訪室すると2年目看護師が患者様の手を両手でしっかり 握りしめ、長い時間そうしているのです。その日の夕方、この看護師に声をかけまし た。それを機会に涙をぽろぽろ流し出したのです。「今の自分に何ができるのか」患 者様の手を握りしめ考えたと…。娘さんと一緒に、身体を温めながらきれいに拭きま した。「よかったね」と声をかけると、また泣き出すのです。患者様は穏やかな顔を して休まれていました。私は、こんなにすばらしいスタッフをもって幸せです。心か らありがとう!!

看護部ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/

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          研 修 医 日 記
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 初めまして。整形外科研修医2年目の上杉彩子です。

 最初の9ヶ月は整形外科を、その後6ヶ月を麻酔科研修させていただき、この9月から 再び整形外科で研修させていただいています。

 半年間お世話になった麻酔科ですが、初めの2週間は結構辛かったです。というの は、やはりわからないことだらけですし、麻酔中にもし何かあったら命に関わるの で、ずっと気の張り通しであったからです。 最初のうちはスタッフの先生も後ろで見守って下さっていましたが、すぐにも麻酔中 一人で任されるようになります。「私を一人にせんといてくれ!」という気持ちでし た。もう始終モニターを見つめてはドキドキしていました。 最後の3ヶ月は忙しく、かなりの症例数となり、様々な経験をしました。もともと全身 状態の悪い患者さんもいましたし、術中大量出血したり、血圧変動したり、呼吸状態 が悪くなったりとその度に恐い思いをしました。しかしそのおかげで随分強くなれま したし、自信もつき、研修できて本当によかったと思います。 そして何より、私の成長を促してくれた大きな要素は麻酔科の先生方の優しく、楽し く、時には厳しい指導によるものだと思います。ありがとうございました。

 整形外科研修はというと・・・はっきりいって忙しいです。
体力もいりますし、手術開始前に患者様の患肢を消毒するための足持ちにもかなり力 がいります。いつも「しっかり持たんかい!」「整形外科医としてやっていかれへん ぞ!」と怒られつつ、(あかん・・・、足を落としてしまっては絶対にあかん!もう 少しや!)と心の中で叫びながら足持ちをしています。

 そんな研修医生活ももう2年目です。周りの人々に支えられつつ、忙しいけれど充実 した日々を送ってきました。  スタッフの先生方を見ていると、私が将来このように診断を下し治療できるように なるのかなぁと不安に思ったりしますが、まだまだこれから!患者様から信頼しても らえる医師になれるよう日々精進していきたいと思います。

http://www.onh.go.jp/kensyu/nikki.html

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総編集長:病院長 廣島和夫
編 集 長:副院長 楠岡英雄、内藤正子、看護部長 山田泰子 
編   集:横田尚子
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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http://m-maga.onh.go.jp

 今年も残りは3ヶ月を切ってしまいました。月日の経つのが本当に早く感じられます。
 朝夕も秋らしくなり、冷え込むこともあります。風邪などひかぬよう、お気をつけ ください。では、来月まで、ごきげんよう。
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