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メールマガジン「法円坂」No.58(2006/4/17)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)




 今年は、4月に合わせて桜が満開となり、新採用者189名を迎えました。
 課題は山積みですが、年度初めとしてキリッと引き締まる清々しい気持ちがいいで すね。職場の環境に慣れ、仲間づくりをし、当院でのやりがいを早く見つけて頂くこ とを願うばかりです。
  それでは、今月のメルマガをお届けします。
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   メールマガジン「法円坂」No.58(2006/4/17)
             (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 廣島和夫 で す
 ・診療科紹介(整形外科・心臓血管外科・小児科)
 ・ボランティアグループ
 ・患 者 情 報 室 か ら      
 ・看 護 の こ こ ろ (看護部から)
 ・研 修 医 日 記

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         院 長 廣島 和夫 で す
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○ 独法化 3年目を迎えて
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 独法化後、3回目の春を迎えました。

5年間の第1期中期計画の前半の2年間は「病院経営の基盤作り」として、これまでか らの質の高い安全な医療の提供を維持しながら医療の効率化に向けて取組んで参りま した。また、患者さんへのサービスの低下を招くことなく、無駄や贅沢などを排除し 不要な経費を極力削減する努力をしてきました。  その結果、何とか事業計画に沿った結果を得ることができました(詳細の公表は5月 以降になります)。

 しかしながら、病棟・外来診療部門ともにまだまだ職員の配置数が少なく、患者さ んサービスの不行き届が見られ、今後の課題と考えております。また、整備しなけれ ばならない大型医療機器も目白押しであり、当分厳しい状況が続きそうです。  4月には社会保険診療報酬のマイナス改定がおこなわれ、病院経営にとってはまたま た試練の年になりました。  加えて、大阪医療センターでは、4月から電子カルテを導入しましたので、今、院内 はその順応にてんやわんやです。おそらく4月中には概ね平静を取り戻すと思っていま す。   7月からはDPC(入院患者さんの診療費包括支払い制)を導入しますので、平成 18年度上1/4半期は少し医療事務上の混乱が生じかねませんが、患者さんに影響を及ぼ すことなく良質な医療をこれまでと変わりなく提供することを努めて行く所存です。

 H18年度 運営方針 の抜粋です;

(1)診療
	1)外来診療施設の再整備に向けて。
	2)DPCに即した医療提供体制の構築。
	3)院内がんセンターの組織強化とがん診療の推進、情報発信。
	4)地域医療クリティカルパスの推進(病診・病病連携パスの推進)
	5)地域医療支援病院を目指して。
	6)医師のリクルート問題と院内体制の整備。
(2)教育・研究・職員研修
	1)医師の初期・後期臨床研修指導体制の強化。
	2)特定機能病院取得に向けて、高度先進医療技術の推進。
	3)再生医療技術の臨床応用。
	4)競争的研究資金の積極的獲得。
	5)HIV/AIDS ブロック拠点病院機能の強化(HIV/AIDS医療研修の企画立案)
	6)院内職員研修の強化・推進(ACLS/BLS、中間管理職研修)
(3)病院運営・労務管理
	1)H18年度事業計画の達成。
	2)医療材料費の徹底的な削減対策。
	3)DPCに即した病院管理。
	4)職員の心身健康管理の強化。
(4)地域医療連携
	1)地域医療支援病院取得に向けた地域医療連携の推進強化。
	2)病診連携登録医師増加に向けた取組
	3)病病連携の推進(後方連携病院の開拓と医療技術支援など)
	4)より親しまれる市民公開講座に向けて。
(5)情報発信
	1)各科のHome page の見直し(診療実績の公表などを全科的に進める)
	2)患者向けパンフレット・説明書・広報誌などの見直し。

 これまでの運営方針には抽象的な表現が多くありましたが、少し具体的に各論を入 れました。  昨年度、上記の 2/3 は盛られていましたが、それらは継続して実行することになり ます。
 今年度も、皆様方からのご指導と暖かいご支援のほどを、お願い致します。

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         診療科紹介10:整形外科
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                  手術部長 大園 健二

<整形外科医数の減少は国家の危機、あなたの危機>

 昨今産婦人科医や小児科医を志望する者が減少し社会問題になりつつあるが、実は 整形外科医の志望者も激減している。競争相手が減ると言っている場合ではない。こ の数的逼迫が近未来の日本に深刻な医療事情を招くおそれがあるというお話を・・・・

 平成15年までは医学部卒業と同時に志望科目の医局に入局して専門医としての一歩 を歩み始め5年もたてば立派な青年整形外科医に成長という時代で(筆者もその中の一 人である)、整形外科を志す若者も阪大でも毎年25名以上、多い年には30名以上入局 し、全国的にも年間約500名の整形外科志望者があった。平成16年より新研修制度 が始まり6年間の医学教育に加えてさらに卒後2年間、内科や外科、そして産婦人科、 小児科、救急医療、精神科や地域医療の必須科目を研修することとなった。この間に 整形外科に触れることが無いので整形外科を志望するチャンスが激減する。その後専 門科目を決めて後期研修に入るので、どんなに若くても26歳ではじめて専門医を目指 し始めることになる。一人前になるのは30歳台半ばだ。平成16、17年の2年間、整形外 科への入局者は新卒以外の若干名にとどまり、平成18年の2年の研修を終えた後期研修 希望の蓋をあけてみると、阪大整形外科に21名の入局を得た。しかしこれは異例であ り日本全国では1大学で入局者1人だけとかゼロというところもあり(特に地方大学で 深刻)、全日本で集計したら平成15年度の半数だった。これは何を意味するのだろう か?日本は深刻な少子高齢化を迎え高齢者の運動器障害の激増が見込まれている。骨 粗鬆症に由来する大腿骨頚部骨折(手術例年間8万件、将来予測は20万件)、脊椎圧迫 骨折、腰部脊柱管狭窄症、変形性関節症(手術例年間5万件)の手術件数は毎年10%以 上の増加率でふえているのだ。手術まで至らない腰痛、捻挫や膝痛、頚部痛、肩痛み の患者はゆうに1千万人を超えて多く、民間病院の外科・内科そして診療所でも専門知 識無くこうした整形外科疾患も取り扱っているのが現状なのだ。高齢者になっても運 動器障害を克服しQOLを維持し健康寿命を維持するには整形外科医の数的確保は社会の 急務なのである。現在でもすでに民間病院や市民病院レベルのほとんどの関連病院に おいて整形外科医数は定員割れの状況である。日本全国でいえば整形外科医を引き揚 げる病院も出てきているのだ。爆発的に増加する運動器疾患に日本社会が対応しきれ なくなるのは時間の問題だ。解決策はただひとつ。新研修制度の必須科目に整形外科 を3ヶ月以上の期間、組み込むことである。でないとあなたは交通事故で骨折しても十 分には治して貰えなくなるかもしれない。将来年老いて骨折したとき寝たきりで放置 されることになるかもしれない。新研修制度の必須科目に整形外科を組み込めば整形 外科志望者も増加するだろうし将来他科医になっても整形外科疾患に対する知識と経 験は有力な武器となるだろう。

整形外科ホームページ→http://www.onh.go.jp/orth/

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          診療科紹介11:心臓血管外科
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              心臓血管外科科長 高橋 俊樹

 4月1日から磯部前科長の愛知医科大学心臓外科教授就任にともない当科も新体制と なり、循環器内科や麻酔科、救命救急センターとの緊密な連携の下に緊急対応や外来 部門を中心とした病診連携、病病連携のより一層の充実を図っています。手術を中心 とした入院治療は昨年秋頃より主に現在のスタッフで担当しており、救命、延命に加 えて生活の質(Quolity of life:QOL)の向上も目指した外科治療に引き続き取り組 んでいます。当科でも高齢者の方のみならず様々な合併症をお持ちのハイリスクな患 者様が増えてまいりましたが、適切な術中心筋保護や脳保護、綿密な術後の集中管理 に加えて低侵襲化や安全性に重点を置いた最新の手術術式を選択することにより、心 筋梗塞や急性大動脈解離などの重症緊急手術も含めて極めて良好な手術成績が得られ ています。

(1)虚血性心疾患:冠動脈バイパス手術では、人工心肺装置を用いない低侵襲心拍動下 冠動脈バイパス術をほぼ全例で施行しており、長期開存性に優れた動脈グラフトを駆 使したグラフトの開存率も100%と良好です。脳血管障害、慢性閉塞性肺疾患、肝機能 障害、慢性透析、担癌などの合併症を有する方や80歳以上の超高齢者の方々も含め て、長期遠隔成績の優れた確実な冠血行再建を提供しています。また、虚血性心筋症 に対しては左室縮小形成術、僧帽弁形成術、不整脈手術や両心室ペーシングも加えた 複合的外科治療を行っており、循環器内科との集学的心不全治療の重要な一翼を担っ ています。

(2)弁膜症:狭小弁輪大動脈弁疾患に対する有効弁口面積の大きい最新の人工弁、術後 の抗凝固療法の回避を目指した僧帽弁形成手術+心房細動手術(メイズ手術)など、 術後の心機能の回復やQOLを考慮した術式選択を第一主義としています。高度左室機能 低下例に対してはultra-short actingβblockerを用いた心拍動下僧帽弁手術を導入し 術後の強心薬もわずかという良好な結果が得られています。

(3)先天性心疾患:心房中隔欠損症、心室中隔欠損症などの成人の先天性心疾患を対象 としています。若年者では創部を小さくしたMICS手術も行っています。

(4)大動脈・末梢血管外科:脳分離体外循環や循環停止法を駆使して弓部大動脈置換に 取り組み、予定・緊急手術ともに手術死亡0と良好な結果が得られています。とくに 高齢者の弓部置換ではLong elephant trunk techniqueを用いて低侵襲化を図っていま す。腹部大動脈瘤や下肢動脈閉塞症など広く血管外科疾患を取り扱っています。

心臓血管外科ホームページ→http://www.onh.go.jp/cvs/

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         診療科紹介12:小児科
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                 小児科科長 多和 昭雄

『Carry overそれともCarry on』

 小児期に発症した慢性疾患の子どもたちはやがて成長し必ず成人を迎えます。その ような成人した子どもたちを誰がみるのが患者さんにとって本当に望ましいのか、が 最近小児科医の間で話題となっています。  すなわち、小児科医が専門内科医へと患者さんを紹介、バトンタッチするのか(キ ャリーオーバー=Carry over)、小児科医が内科の知識を学んであるいはチームを組 んで患者さんを支えつづけるのか(キャリー・オン=Carry on)、どちらが良いのか ということです。もちろん、この答えは疾患によって異なってくるでしょう。  そこで、当院小児科の血液外来で平成7年4月から経過観察している18歳以上の血友 病の患者さん47名と白血病・リンパ腫の患者さん20名の通院状況をみてみました。 血友病の患者さんのうち転院された患者さんはすべて転居にともなうもので、通院が 中断しておられるのは軽症で通院の必要がないと考えられる方だけで多くの患者さん が小児科への通院を続けておられます。ほとんどの患者さんが小児科以外にも複数の 診療科にかかっておられました。このことは、一般に小児科から内科への移行は必ず しもスムーズにいかないことが多く、患者さんも小児科での継続診療を希望されるこ とが多い傾向にあることを反映していると考えられます。また、観血的処置の必要と なる合併症の治療も問題となり、当院のように病院全体で診ていく形が血友病患者さ んにとって望ましいと考えられます。  白血病の患者さんでは3例の治癒したと考えられる患者さんの通院が中断していまし た。白血病の場合、血友病と異なり一定期間完全寛解が続けば治癒と考えられること から、来院しなくなる可能性が大と考えられます。白血病では晩期障害、二次がんの 可能性等長期の経過観察が必要ですが、成人して小児科待合室で待つのに抵抗を感じ る患者さんも多く、また成人病の合併がおきてきた場合に小児科医の技術・知識では不 十分であり内科への移行が必要と思われます。しかしながら、血液内科の専門家は少 なく、長期経過観察を行うことの意味を理解していただくのは容易でないのも事実で す。したがって、白血病をはじめとする小児がんに対しては長期経過観察が可能なな んらかの体制造りが必要と思われます。  血液疾患の患者さんの通院状況をみることで、当院小児科において血友病はCarry on、白血病はCarry overが良いのではないかという結論となったわけですが、この問 題は個々の小児慢性疾患について今後も検討が続けられるものと考えられます。
 
小児科ホームページ→http://www.onh.go.jp/ped/


*来月は、循環器科・泌尿器科・麻酔科の紹介を予定しております。

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          ボランティアグループ
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                            ボランティアコーディネーター
                       中村 昭代
『栄養管理室でのボランティア活動報告』

 病院では現在100名近いボランティアに対して、いろいろの活動場所を提供してい る。管理栄養士の資格を有する人、或いはめざしている人たちがボランティアとし て、活動させてもらっている場所に栄養管理室がある。今回は、栄養管理室での活動 から、ボランティアについて考えてみる。

 栄養管理室では、入院患者様の栄養全般についての業務を担当されている。病院食 の提供に始まり、摂食状況の把握、嗜好調査などをとうしての栄養管理、指導、カロ リー計算や、献立をたてたり、調理方法の検討や、その他まだまだ多くの業務がある ようだ。先日のボランティア希望者の面接時に室長さんより、当病院の栄養士さんの すばらしい活動を聞かせてもらった。その一部分にボランティアも参画させて頂いて いるとのことで、感謝の気持ちでいっぱいである。

 当病院では、平成15年10月全科型のNST(栄養サポートチーム)を立ち上げ、全16病棟 中15病棟で取り組んでいる。NSTは栄養管理委員会の下に組織され、病院各科よりメン バー構成されておりその数は30〜35名に及んでいる。このチームは入院患者様の40% を占めるがん患者様や栄養状態が不良な患者様の栄養改善を目的としており、栄養サ ポートという共通の目標にむかって、管理栄養士がコーディネート役をしながら展開 されている。活動の一つとして、食後に管理栄養士が担当患者様のベットサイドにい き、摂食状況をみながら、献立・嗜好・彩り・見た目・香り・食欲・・・について意 見を聞かれ、一人ひとりの希望に基づいて緩和ケア食を作られているそうで、夕食後 の活動までボランティアが参加させて頂いているようだ。  「ヘルスケアレストラン'04.7」に、当病院の管理栄養士の方が次のように書かれて いる。『栄養量を計算するだけが栄養士の仕事ではなく、患者さんの状況をつかみ、 どうすれば食べてもらえるかを知る為に数多くベットサイドに向かうことが大切、そ して栄養士のお蔭で楽になったという患者さんの一言が病院全体に栄養士の重要性を 認識させていくことになる・・・』

 病院ボランティアの活動が多くの患者様から有難うと感謝され、評価された時、病 院関係者、医療職の方にボランティアの存在感が認められることになるのだろうと思 いを新たにしました。

ボランティアホームページ→http://www.onh.go.jp/volunteer/

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         患 者 情 報 室 か ら
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              NPO法人ささえあい医療人権センターCOML
                患者情報室担当 山本ゆかり

 最近、病気についてインターネット検索を希望する方が増えてきました。パソコン が苦手な中高年の方は、スタッフに「インターネットで調べていただけますか」と、 声をかけてくださいます。  先日、「黄斑前線維増殖症という、珍しい病気なのです。本で調べましたが、ほと んど載っていません。主治医にも、『あまり情報はないと思うよ』と言われていま す。でも、自分なりに病気について知りたいので、インターネットで調べてもらえま せんか」と、女性が訪ねてこられました。一緒に検索すると、病気や治療方法につい ていくつかの情報が見つかりました。「手術の説明が見つかって、少しほっとしまし た。インターネットって、いろいろなことが調べられるのですね。思っていたほど難 しくなさそうなので、家で子どもに教えてもらいます。病気のことがわかった上に、 新しい世界が広がりそうでワクワクしますね」と、ちょっと微笑みながら帰って行か れました。  患者さんが必要とされている情報に、なかなかたどり着けず悩むこともよくありま す。なるべく多くの利用者の方に、満足のいく情報を提供できるようにインターネッ ト検索もスキルアップしたいと思います。

患者情報室ホームページ→http://www.onh.go.jp/jyohousitu.html

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       看 護 の こ こ ろ (看護部から)
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                                 西8階病棟  前川由紀子

 ようやく朝晩の寒暖の差もおさまり暖かい日が多くなってまいりました。今年は桜 の開花も早く、近所の公園ではお花見をしながら日常の疲れを癒されている光景をよ く見かけました。満開の桜をみて私の気持ちも穏やかになり、また頑張るぞというや る気さえ出できたことには桜の不思議な力を感じたところです。  新年度を迎え、今年も病棟には新人看護師の皆さんが少し緊張した笑顔でしたが、 初々しいさわやかな新風を運んできてくれています。毎年、新人を迎えることもあっ て4月は毎日が慌しく過ぎていくのですが、今年は電子カルテの導入と重なり新人だけ でなく、先輩看護師も奮闘しながら忙しく看護を行っています。

 私は、今年で看護師となって8年目を迎えますが、ある患者様との出会いを振り返る たびに看護師として大切なことを思い出させてくれます。患者様は大腸癌の末期でし たが、告知は家族の希望でされませんでした。入院時から、腹部全体の激しい痛みが あり苦痛に顔は歪んでいました。カンファレンスで話し合った結果、早急に鎮痛薬の 使用が必要であると考え患者様のもとに話をしに行きましたが、患者様は目をつむっ たままかじっと天井を見ながら「必要ない」「無駄だ」「我慢する」とおっしゃいま した。それ以上は何も話されず、何か尋ねようとすると興奮し拳をあげて威嚇される こともあり、何度も足を運ぶと来なくていいと拒絶されることもしばしばありまし た。ある時、いつものように患者様は痛みを我慢し耐えていたため、しばらく黙って 手を握りながらそばにいることにしました。また拒絶されるのではないかという不安 もありましが、その時は患者様が手を握り返してこられたので「何故辛い思いをして 痛みを我慢しているのですか?」と尋ねてみました。すると患者様は、「こんなに痛 いのだから悪いに決まっている。どうせとれないし、我慢すれば早く死ねるから」 と、ご自分の病状が思わしくなく死を悟っているようでした。私は、この時初めて患 者様がどんなに辛い思いで痛みに耐えていたのかを知りました。そして私は、痛みは 我慢しなくていいこと、同じ時間を過ごすなら辛い思いをせずに痛みのない時間を過 ごすほうがいいということを伝えました。患者様が「痛みはとれるのか?」と質問さ れたことに、少しでも楽になるように力になりたいということを伝えました。その 後、鎮痛薬の投与が始まり次第に患者様の表情は和らいでいきました。

 現在勤務する病棟にもがんの患者様は多く、病気と闘いながら様々な辛い思いを体 験されています。患者様が体験されている苦痛を少しでも和らげることができるよう に、患者様から発信されるメッセージに関心を寄せ続けることが大切ではないかと思 います。ターミナル期にある患者様と向き合うことは、看護師にとっても重圧とな り、逃げ出したいと思う場面もありますが、これからも病棟のスタッフとともに患者 様の気持ちに寄り添える看護を行っていきたいと思います。

看護部ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/

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          研 修 医 日 記
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今月は都合によりお休みさせて頂きます。
過去の『研修医日記』はこちらから
   ↓
http://www.onh.go.jp/kensyu/nikki.html

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総編集長:病院長 廣島和夫
編 集 長:副院長 楠岡英雄、恵谷秀紀、看護部長 山田泰子 
編   集:横田尚子
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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このメールマガジンは、バックナンバーも見ていただけます。
(以下のURLからお入り下さい)
http://m-maga.onh.go.jp

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www-adm@onh.go.jp

 いよいよ電子カルテが始まりました。まだまだシステムの改良や運用等、皆んなで 話し合いが必要です。本来のデータ蓄積に基づく医療の質の向上に活用できる電子カ ルテにしたいですね。
 それでは、来月のメルマガをお楽しみに。 

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