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メールマガジン「法円坂」No.100(2009/9/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



  先日ルーヴル美術館展ー美の宮殿のこどもたちーを見に行ってきました。
紀元前数千年前にもかかわらず子供を慈しみ、台車にのったハリネズミ等のお
もちゃがあったこと等に驚かされました。日本では先日、圧倒的な支持のもと
に歴史的な政権交代がありましたが、いつの時代であってもこども達がすこや
かに育つ環境であってほしいと思いをあらたにしました。
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   メールマガジン「法円坂」No.100(2009/9/15)
  (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 で す     
  ・看護学校新校舎完成
 ・ONH Training center  「 匠」
 ・「第12回ボランティア総会」開催される
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す 
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「関西発!経済再生拠点化計画 関西メガ・リージョン活性化構想」というも
のをご存じでしょうか。

これは、経済産業省の近畿地方の出先機関である近畿経済産業局が編集して発
刊した本の題名です。

東京への一極集中が進み、関西圏の経済的地盤沈下が指摘されています。加え
て、昨年秋には世界的な金融危機が発生し、これが、さらに追い打ちをかけて
いる状況です。

関西には東大阪に代表されるようにモノづくりの伝統と技術集積があり、また、
京都・奈良などには多数の歴史・文化遺産があります。このような伝統を踏ま
え、関西の2府5県を1つの広域地域(メガ・リージョン)と捉え、この地域
が「世界経済再生と新たな産業創出モデル拠点」となることを目指して作られ
たのが、「関西メガ・リージョン活性化構想」だそうです。メガ・リージョン
とは大都市を中核とした広域地域のことで、米国ワシントンDC周辺のグレータ
ー・ワシントンや日本でもよく知られたカリフォルニア州のシリコンバレーな
どがその例です。

昨年10月に構想検討委員会が設置され、今年3月に構想がまとめられました。
委員には、知事をはじめ、大学教授、関西財界人、マスコミ関係者など、関西
に限らず、幅広い分野から参加されたようです。

活性化構想の基本戦略は、先にも述べた、「関西が、「世界経済再生と新たな
産業創出モデル拠点」となることを目指す」であり、そのための施策展開の基
本的方向として、次の5つがあげられています。
1.	強い分野をより強く
2.	協創する関西
3.	エコで装備する関西
4.	つながる関西
5.	世界に開く関西

基本的方向のそれぞれにアクションプランが作られています。1の「強い分野
をより強く」とは「世界をリードする先端産業の強化」ということで、「未来
型情報家電クラスターの形成」、「環境・新エネルギービジネス支援」、「デ
ザイン、コンテンツ産業の振興」とともに、「健康長寿産業の振興」がアクシ
ョンプランとしてあげられています。

「健康長寿産業の振興」の取り組み内容は、「創薬機能の拡充」と「健康情報
活用基盤整備の検討」となっており、前者には「バイオベンチャーの支援」と
ともに、「治験環境の整備(関西治験ネットワークの構築とデータベースの整
備)」となっています。

治験は新薬を市場に出すためには必ず必要なステップですが、わが国ではあま
り進んでいないという評価です。その原因として、施設あたりの症例数の低さ
があり、活性化構想では、「それをカバーするため、多くの治験機関(病院)
をネットワーク化し、開業医を含めた専門医や治験スタッフ、症例毎の患者数
(注:意味不明ですが)や過去の治験実施情報等の統合データベースの整備を
検討する。特に、人口・病院が集中している京阪神の治験ネットワークの連携・
協調による広域化を図る。」としています。

この治験促進のためのネットワーク構想は、2007年7月の当メルマガで報告し
た「新たな治験活性化5カ年計画」にも盛り込まれている構想です。今年はこ
の5ヶ年計画の中間見直しの年に当たり、現在、この2年あまりの進捗状況の
評価と今後に向けての見直し作業が行われています。この見直しの中でも、治
験ネットワークの構築がなかなか進んでいないことが指摘されています。

大阪では、「新たな治験活性化5カ年計画」で選定された治験中核病院(国立
循環器病センター)と拠点医療機関等(大阪市立大学附属病院、近畿大学医学
部附属病院、大阪府立成人病センター、大阪府立母子保健総合医療センター、
当院の5カ所)と、他の公的医療機関や大阪府医師会とが協力し合って、昨年
からネットワークを作ろうとしています。また、このネットワーク所属の病院
では、治験の実績の公表も行いつつあります。

「関西メガ・リージョン活性化構想」における治験のネットワーク構想と、我
々が進める大阪でのネットワーク構想が、期せずして一致したことになります。
今後は、両方が協調し、さらに構想を統合させ、新薬が早く望んでいる人の手
元に届くよう、努力したいと思います。


近畿経済産業局編、関西発!経済再生拠点化計画〜関西メガ・リージョン活性
化構想〜、 財団法人経済産業調査会発行、2009年5月。

以下の近畿経済産業局のURLにも掲載されています。
http://www.kansai.meti.go.jp/7kikaku/mega_region/mega_region.html


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               看護学校新校舎完成
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                                                  看護学校 教育主事 
                                                  増山 路子

  平成21年9月1日、念願の看護学校新校舎が完成し、記念式典を執り行いまし
た。式典には近畿ブロック事務所統括部長様を始め、大阪府看護協会会長様、
同窓会この花会長様他約10名のご来賓をお迎えするとともに、学校建設に携わ
って頂いた建築関係3社の方にもお越しいただき、そのご尽力に感謝状を贈呈
致しました。また、同窓会からは、新校舎6階体育館にふさわしい、立派な緞
帳を贈呈して頂きました。
本校は、今から62年前の今日、昭和22年9月1日に現在の大阪南医療センター
の地に創設され、その7年後の昭和29年4月には、現在のこの地に移転し、昭
和41年4月には鉄筋コンクリート建ての校舎となりました。つい先日まで、学
舎であった校舎は昭和54年に建設されたもので、現在活躍されている看護師の
皆様の中には懐かしさが一杯詰まっていると感じておられる方も多いと思いま
す。この62年間に4000名を越える卒業生を送り出しています。さらに今年度か
ら本校は、学生定員数を80名から120名に増員する事になり、この度の校舎新
築となりました。学生定員数の増員の計画は、平成18年1月に本部から出され
たものでしたが、耐震対応などの問題から、当初の改修による校舎拡大から校
舎新築へ計画が変更され、学生・学校職員一同が念願するこの新校舎が完成す
るに至りました。本当に嬉しいことです。新校舎は、実習室を看護の領域別に
充実して頂くと共に、視聴覚室や情報科学室・ゼミ室も多数設け、それぞれ教
室各所における設備も充実して頂きました。各階には学生ラウンジを設け、学
生間のコミュニケーション・連携に役立つ豊かな空間として活用していけると
考えています。今後、この新しい施設を十二分に活用し、歴史と伝統の中で培
われた看護教育を引き続き実践し、社会の要望に応えられる優秀な看護職を養
成していきたいと考えています。
今後とも看護学校の運営にご理解とご協力を賜りますよう、新校舎の完成のお
礼と共にお願い申し上げます。


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      ONH Training center  「 匠」(たくみ)
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                       職員研修部副部長
                       渋谷 博美

 今年の6月1日から、ONH Training center 「匠」がopenしています。
この施設は、医療スタッフの効果的な技術教育と医療の質の向上を目的につく
られました。つまり、モデル(人形)を使って、臨床の現場さながらの手技ト
レーニングができるということです。
施設内には、点滴・採血トレーナー、導尿トレーナー、吸引シミュレーター、
口腔ケアモデルなど、日常の看護において必要となる技術を習得するためのシ
ミュレーターが設置されています。また、これらに加えて、気管挿管および気
管支鏡トレーナー、中心静脈穿刺トレーナー、腰椎・硬膜外穿刺シミュレータ
ー、腹腔鏡手術シミュレーターなど、緊急時や日々の治療を安全で確実に行え
るように技術を磨くことのできるシミュレーターが設置されています。これら
を利用することで、臨床をイメージしたトレーニングを行うことができ、侵襲
のある臨床手技や経験することの少ない臨床手技でも繰り返しトレーニングで
きます。現在、新人看護師研修や初期研修医オリエンテーション等で使用され
ていますが、そのような大人数の研修だけでなく、1人や数人でこっそり練習
に来ている職員も多くいます。ONH Training center 「匠」は、24時間いつで
も利用可能なので、仕事の合間や終わってから気軽に立ち寄ることができ、大
阪医療センターの全職員が利用できるようになっています。
ONH Training center 「匠」の開設に向けて、今年1月から約半年間、ワーキ
ンググループをつくり準備をしました。このネーミングも職員の公募から決定
したものです。
 これからも、職員の要望をもとに、いろいろなシミュレーターを充実させ、
利用しやすい施設にしていこうと考えています。


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    『第12回ボランティア総会』開催される
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                    ボランティアコーディネーター 
                       藤本 和彰

 去る7月28日、第12回ボランティア総会が開催されました。
 当院のボランティア活動も今年満12年を迎えることができました。これまで
ボランティア活動にご支援ご協力いただいた方々に心より感謝しお礼申し上げ
ます。

「ボランティア総会」は、
1.講演会:テーマ「新型インフルエンザについて」
  講 師:免疫感染症科 谷口智宏医師
2.総 会:院長挨拶、表彰式、活動報告
3.懇親会:幹部職員の紹介、閉会の挨拶

の3部構成で行なわれ、およそ70名のボランティア、当院職員の皆さんに参加
していただくことができました。本当にありがとうございました。
総会冒頭の挨拶で、楠岡英雄院長よりボランティアメンバーに向けて、日頃の
活動に対して感謝と励ましのお言葉をいただきました。ボランティアの受け側
である病院の理解と協力が、ボランティアにとって心強い力となりました。
今回の講演は、現在世界的な脅威となっている「新型インフルエンザ」につい
て、当院免疫感染症科 谷口智宏医師に講演していただきました。
新型インフルエンザを乗り切るために必要なこと、それは(谷口医師ボランテ
ィア総会講演会資料より抜粋)、
作戦1.敵を知る・・・どのようにしてかかるのか?
・インフルエンザは咳や、ウイルスに接触した手から感染する
・新型インフルエンザについてはまだ分かっていないことも多い
・現在国内でも増えているし、夏休みから秋、冬にかけてさらに増えることが
予想される
・この状態は半年以上続く可能性もある
作戦2.敵からの防御法を知る・・・どうすればかからないのか?
・最も有効なのは予防接種で、次に石けんでの手洗い
・マスクとうがいはまあまあ
・咳をするときに口を覆う咳エチケットも大事
作戦3.敵への対処法を知る・・・かかった場合にどうするのか?
・軽症なら自宅療養が基本
・急な悪寒と発熱、咳など症状が強ければ病院を受診
・持病のある人は早めにかかりつけ医を受診
と講演され、今日のまとめで、
・新型インフルエンザは今後も増えていく
・新型を含めたインフルエンザにかからないためには、予防接種と手洗いが大
事
・咳が出る人はマスクを、なくても口を覆うエチケットを
・正しい知識を回りに教えてください

みなさん、“がってん”していただけたでしょうか?と締めくくられました。
Q&Aを混じえ分かりやすく講演していただきました。
わが国を含め、世界中で死者が発生している「新型インフルエンザ」、この講
演で得た“正しい知識”で一人ひとりが防御して行くしかないと思います。体
力を蓄え、しっかり予防しましょう。

 平成20年度の大阪医療センターボランティアグループ全体の活動状況は、活
動延べ日数2585日、活動延べ時間は8122時間でした。また、ボランティア活動
表彰者は下記のとおりでした。(この表彰は、「ボランティア活動表彰細則」
に基づき、1年間の活動延べ時間が100時間以上の方を、また2回目以降は100
時間に200毎の時間数を加算した活動時間以上の方を対象としています。また
2000時間以上の方に特別賞を、以降は2000毎の時間数を加算した活動時間以上
の方を対象としています。)
活動時間: 100時間以上・・・9名     500時間以上・・・5名
      700時間以上・・・6名     900時間以上・・・1名
      1100時間以上・・・2名     1300時間以上・・・3名
      1500時間以上・・・2名     1900時間以上・・・1名
      3300時間以上・・・1名
 活動時間の表彰では、30名の方々が楠岡院長から感謝状を授与されました。
 私たちのボランティアは平成9年(1997年)1月から導入され、今年満12年
を迎えましたが、導入の遥か以前(昭和46年6月)から小児科病棟で関西私塾
教育連盟の先生が習字指導のボランティア活動をされていました。その活動は
今も「愛の病院学級」として引き継がれています。あれから38年、今もお元気
で活動して下さっています大嶋志津先生、田中久男先生に、長年の活動に対し
感謝状が贈られました。
また今回2000時間以上の活動時間で浅野 紀氏に、そして2年連続、大阪市
「第18回ひとり・ふたり・みどり緑花コンクール」団体の部「特別賞」受賞の
栄誉に輝いた、細野 亘氏を代表とする園芸グループに、その功績が讃えられ
「特別賞」が贈られました。
このようにボランティア皆さんの、地道な日々の活動の積み重ねが、院内外で、
少しずつ実を結んでいることをとても嬉しく思っています。受賞の皆さま、お
めでとうございます、そしてありがとうございます。
 懇親会では、ボランティアメンバーに対して病院の幹部職員のご紹介をして
いただきました。多くの一般職員の皆さんも参加してくださいましたが、普段
院内ではあまり顔を会わす機会のない幹部職員や、同じボランティア仲間であ
っても、活動時間と場所が違うと普段でもなかなか会うことができません。ほ
んの短い時間でしたが、立食を取りながら楽しく親睦を深められたことと思い
ます。
 当院のボランティア活動をサポートする組織に、ボランティア運営委員会と
ボランティア支援室の2本の柱があります。平成20年10月、お互いの運用規程
を見直し整備されました。また日々の諸問題がタイムリーに解決できるように
と、新たに支援室の中に支援室連絡会が設けられ、平成20年11月1日から施行
されました。これらの組織により患者さん・ボランティアさん・病院との3人
4脚での活動が円滑に運営されています。
これからも回を重ねると共に、新しい活動メンバーが加わり充実した活動を目
指していきたいと思っています。患者さんを支え、患者さんに心の安らぎ、安
心を提供していただき、この病院でのボランティアへの認識が高まり、ボラン
ティアの輪が更に大きくなることを期待しています。
ありがとうございました。

☆メルマガご愛読の皆さま、大阪医療センターでは病院ボランティアを募集し
ています。
病院で自ら進んで労力、時間、技術などを提供して、患者様にやさしさとうる
おいを提供すると共に活動を通じてボランティア自身の成長にも役立つことが
できる活動です。資格は特に要りません。自分自身が健康であり、優しさと何
事にも積極的に取り組む気持ちがあれば活動できます。また、活動回数は、個
々のライフスタイルに応じて決めていただいています。服装は活動しやすい服
装でいいですが、ピンクのエプロン・胸章など用意しています。
現在120余名のボランティアの方々が活動されています。一緒に活動してみま
せんか。ボランティアを希望されます方、お待ちしています。
管理課ボランティア担当までご連絡ください。

ボランティアホームページ→http://www.onh.go.jp/volunteer/
電話番号→06−6294−1331(代表) 
患者情報室ホームページ→http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.html


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           看 護 の こ こ ろ
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                      西6階病棟 中村 辰江

 朝、晩の風が涼しくなり、すっかり秋めいてきた今日この頃、皆さんいかが
お過ごしでしょうか。私は、昨年の10月より大阪医療センターの西6階、小
児科病棟に勤務しています。西6階は、小児科をはじめ、脳外科、整形外科、
耳鼻科など、いろいろな科の子供達が入院しています。小児科を担当するのは、
看護学生以来、数十年ぶりで、最初は緊張していた私ですが、「新しい看護師
さんや」「何歳?」「何年目?」などくったくのない笑顔で迎えてくれた子供
達にすっかり緊張もほぐれたのを覚えています。
 小児科へ行って驚いたことは、テレビや新聞で騒がれている子供の虐待の実
情がそこにあったことです。親の虐待により硬膜下血腫で緊急入院した子供や、
親との接触をさけるために保護入院をしている子供などを目の当たりにしまし
た。幼いころ、私を育ててくれていた母に聞いたことがあります。「どうして
そんなに私によくしてくれるの?」と。母は、「自分の子がかわいくない親な
んて世の中にはいないんだよ」と言った言葉を思い出し、最近の子供は、離婚
や母子家庭など家庭環境の複雑な子供が多いことを痛感しました。
小児科の子供たちはとても明るいですが、実際は悪性疾患や四肢などに障害を
もったまま今後生活を余儀なくされる疾患を抱えている子供もいます。痛みの
ために泣き叫び、ストレスで攻撃的になる子供もいます。子供の病気を知りパ
ニックにおちいる親もいます。そして、みんなが全て元気に帰れるわけではな
く、中には無念にも亡くなる子供もいます。
小児科へ行ってはじめて経験したK君の死は、衝撃的でした。病状がどんどん
悪くなっていく中、家族にもどう声をかけていいかわからず見守ることしかで
きなかった自分の無力さを強く感じていました。そんな中、Y君、15歳は骨
の癌で抗がん剤治療をしていました。髪は抜けて、足も手術で折れるほどに細
くなっていました。化学療法のたびに強い吐き気と倦怠感と闘いながら何度も
隔離の寂しさを繰り返していました。でも、彼には 将来医者になって病気の
人を治してあげたいという夢があったのです。どんなにつらくても泣き言を言
わず、将来の希望を失わず、治療に臨んでいるY君にどれだけ勇気と元気をも
らったかはかりしれません。それを見守る、親の気持ちはさぞつらかったこと
と思います。そのY君が退院して先日病棟へ来てくれました。髪はフサフサに
のび、毎日元気に学校へ通っているとのことでした。Y君が退院してから元気
な姿を見せに病棟へ来てくれたとき、私はとても幸せな気持ちになりました。
小さな子供が家族や友達と切り離され、つらい治療を受けている姿をみると看
護師として何が出来るのだろうと考えました。亡くなったK君から学んだこと、
前向きに治療に取り組んだY君に教えてもらったこと等を活かし、がんばって
いる子供たちの辛い気持ちや悲しい気持ちをくみ取り、一緒にがんばっていけ
るような援助を行っていこうと思います。
最後に、やはり「自分の子がかわいくない親なんていないんだよ」という母の
言葉を信じて、それを若いスタッフにも言い聞かせながら、複雑な家庭環境に
ある子供や家族とむきあっていきたいと思います。


看護部ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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                       研修医  黒岩 祐

 初めまして、研修医2年目の黒岩 祐です。
 僕はこれまで消化器科→外科→救命→内科→小児科→地域医療(小児救急)→
精神科と回ってきて、現在選択科である整形外科をローテートしているところ
です。
このページを見ている学生さんの中にはまだどこの科に行くか、あるいはどこ
の病院で研修するか決めていない方もいるかと思います。実際僕自身、数年前
学生だった頃にはまだどこの科と全く決めておらず、様々な病院に見学に行っ
ていました。そういった立場から病院をどう決めていき、実際この病院で研修
できて良かったこと、不満なことを思いつくままに書き記したいと思います。
まず病院を見学する際に、僕はその当時、いつも研修医だった先生についてま
わっていました。そうでないと実際に研修医の生活リズムが実感できないと思
ったからです。病院の中には休む暇もなく、病棟を駆け回りほとんど話ができ
なかったところもあれば、逆に研修医室でゆっくりくつろぎながら話に耳を傾
けていたところもありました。この病院の最初の印象は、比較的時間に余裕が
あり、聞きたかったことはほとんど聞けたため、自分にとっては程よい感じで
した。また話していると、別の研修医の先生が会話の中に入ってきたり・・・、
働き心地は正直良いなと思いました。研修スタイルの好みは人それぞれですの
で、一概にどちらが良いかはわかりませんが、研修医として働くわけですから
何よりも必ず研修医の先生についてまわってほしいと思います。そして本音を
ズバリ聞き出して下さい。ただし既にこの科に進むと決めている方には、もち
ろんその科で見学して下さいね。

 さて実際にこの病院に勤めていて良かったことは・・・
1.医師の数が多い
まず同期の研修医が多いです。1年目では4つの科をそれぞれおよそ4人ずつ一
緒に回ることになります。悩んだ際にお互い励ましあう、同期が、同じ科、に
いるのといないのとでは大きな違いだと思います。仕事をひと段落終えるとす
でに研修医室に誰かがいる・・・。とにかくにぎやかです。またレジデントの
先生方が多いのも特徴です。比較的年齢が若いですので、話が合う、何でも相
談にのってもらえる環境があります。
2.当直制度
基本的に当院かかりつけの患者をみることになります。来院時は2年目、1年目
の2人でみることになりますが、常時各専門の当直の先生がいらっしゃるので、
どうしたらよいか悩んだ場合には即座に対応して頂けます。どんな患者を入院
させるべきか、あるいはそうではないかの判断は勉強になります。
3.立地、環境
谷町4丁目にあり、大阪城を間近で拝見できる、なかなかの立地条件です。キ
タにもミナミにも10〜15分あれば行けます。ちょいちょい同期と飲みに行って
います。
4.3次救急
研修指定病院の全ての病院で設置されていない3次救急を研修できます。多発
外傷、CPA、溺水、薬物中毒など2次救急では扱えないような症例が・・・来た
ら分かります。
不満なことは・・・。(直接聞いてください!)

 以上拙い文章ではあり、ところどころ他の研修医の先生と重なるところがあ
ったと思いますが、少しでも参考にしていただけたら幸いです。とにかくこの
病院の研修医は教え好き、話し好きな先生ばかりです。とにかく1度、こちら
に足を運んでみて下さい。
                        


                      研修医 鳩岡 正浩

 2年目研修医の鳩岡正浩といいます。これまで総合内科、外科、循環器科、
小児科、麻酔科を回っていて現在救命で研修しています。振り返ってみると研
修1年目はあっという間に過ぎてしまって、自分はどれくらいスキルアップし
ているのかと不安になることがよくありますが周りの人たちに支えられて無事
に2年目の研修生活を送っているところです。
 研修医日記を読む人はこれからマッチング試験を受ける方が多いと思うので
ここでの研修内容について書きたいと思います。研修医がどれくらい手技をや
らせてもらえるかというのは気になる所だと思いますがこの病院はレジデント
の人数が多いためか研修医がやる手技の数はそれほど多くないと思います。症
例は広く浅くというよりは狭く深く専門化されている印象で、プライマリケア
を勉強するのという点ではあまり適していないと思いますが、個々の症例につ
いて時間を割いて取り組むことができるし、レジデントを含め年齢の近い先生
が身近に多いので色々と相談しやすい環境ではあると思います。また救命の3
か月間は外傷、熱傷の他に普段あまり病棟で目にしないような疾患をみること
ができましたが、反面雑用もかなり多くて手技をする機会もほとんどなくて少
し残念でした。それ以外の科では雑用に忙殺されることもあまりなく教科書を
読む時間も確保できます。研修生活では毎日知らないことが次々とでてきて、
忙しさにかまけて調べることを先延ばしにしてしまうと3か月はすぐに過ぎて
しまうので逐一教科書などを開いてみることは大事なことだと思いました。ス
ーパーローテートの制度は色々と賛否両論あり個人的にはもっと自由に科や期
間を選択したかったのですが、すでに志望科を決めている人にとっても他科の
先生の考え方を勉強するにはよい機会になると思います。
 他の病院がどうっていうのは分かりませんがこの病院に興味を持たれた方は
ぜひ一度見学に来てみてください。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html



=========== お 願 い =================

皆さまのメールマガジンに対するご意見をいただきたくアンケートを実施いた
します。
下記のURLから、ご回答ください。
ご協力お願いいたします。

http://m-maga.onh.go.jp/survey/index.php?sid=42611


**********************************************************************
総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、山崎麻美、徳永尚美 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
**********************************************************************
 インフルエンザが流行しています。「マスクが手に入りにくい」という声も
耳にしますが、まずは、一人一人が手洗い、うがいを励行し、ウイルスに負け
ない強い体をつくり、感染防止に努めていただければと願っています。

http://m-maga.onh.go.jp
メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

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