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メールマガジン「法円坂」No.103(2009/12/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



 今年も残りわずかとなりました。国民の圧倒的な支持を受けて民主党に政権
が変わり、流行語大賞には「政権交代」が選ばれました。色々問題はあります
が、まずは、国民にとって安心して、いい医療が受けられる世の中であってほ
しいと願っています。
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   メールマガジン「法円坂」No.103(2009/12/15)
   (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 で す     
  ・戴帽式を終えて
 ・糖尿病について 第3回
 ・「第5回オータムコンサート」開催される
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す 
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 民主党政権になってから3ヶ月がたちますが、政権交代の象徴の一つに「事
業仕分け」が挙げられると思います。11月下旬の事業仕分けの様子はマスコ
ミでも大々的に取り上げられましたし、その結果を含めていろいろの意見が出
されています。

 「事業仕分け」を受けての反応の一つに、ノーベル賞やフィールズ賞の受賞
者による記者会見がありました。ご承知の通り、仕分け結果に対する反論です。
同じ線上にあるものに、今、学会を含めいろいろの団体から、要望書への賛同
や署名活動への参加のメールが送られてきています。次世代スーパーコンピュ
ータの開発を含めた科学研究への補助金の削減、若手研究者を含めた研究人材
養成のための補助金の削減、あるいは、漢方製剤の保険収載廃止、等々に、反
対署名等の活動への参加を求めるメールです。

政府や自治体の出した方針に反対する署名活動は、世間では、別段珍しいもの
ではありません。しかし、学会や大学のようなところがイニシアティブを取っ
て、予算案等への運動を展開するのはきわめて珍しいことと思います。私の覚
えている限りでは、昭和40年代の大学紛争の激しいときに文部省が提出した
「大学管理法」に大学が猛反発し、大阪大学では総長を先頭に御堂筋をデモ行
進したのが、最初で最後のように思います。

「事業仕分け」はこのような運動が起こるほど強烈なものだったわけです。

しかし、学会のようなアカデミックな機関が要望書提出や署名運動を行うこと
は、アメリカでは普通に行われています。例えば最も権威のある学術雑誌の1
つに数えられるScienceを発行しているAAAS(American Association for the 
Advancement of Science)からは、毎週、上院や下院で取り上げられた科学関
係の論議に内容や、政府の予算案の内容などが送られてきます。他の学会でも
同様で、特定分野の科学予算を削減するような動きがあると、「大統領や地元
選出の上院議員、下院議員に手紙を書いてください」という依頼のメールが来
たりします。

また、マスコミ等への広報活動もよく行われています。アメリカ心臓学会
(American Heart Association)は、毎年末、循環器領域の10大ニュスを発表
し、その中で学会がどのように寄与しているかをアピールしています。

アメリカの場合、議会へのロビー活動が政策決定への関与にきわめて重要なた
め、このような動きが当たり前なのかもしれません。日本では、これまで、担
当省庁に陳情するのが有効であり、議員や一般向けの広報活動は少なかったの
かもしれません。

しかし、事業仕分けのようなスタイルが今後の予算決定の基本になっていくな
らば、アメリカ式の広報活動を我々ももっと取り込んでいく必要がありそうで
す。施策の重要性が広く認識されていれば、乱暴な仕分けを世論やマスコミは
黙っていないでしょう。ノーベル賞級の科学者に説明してもらわねば理解が得
られないという状況を作り出したことは反省すべき点と思います。

世間から広く支持を得るには、内容がまず第一ですが、説明の仕方にも工夫が
要ると思います。「たいへん難しいものらしいことは判ったが、それしか判ら
なかった」では、強力なサポーターにはなってもらえません。いかに分かりや
すく、日常の言葉で説明するかが、我々に課せられた課題と思います。

今年8月のメルマガで、国立国語研究所の「病院の言葉を分かりやすくする提
案」を紹介させていただきましたが、科学技術全般について同様の取り組みが
必要と思われます。

さて、今年も残りわずかとなりました。今年一年、当院のメルマガをお読みい
ただき、ありがとうございました。

来年が佳き年となるよう、祈念しております。よいお年をお迎えください。


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          戴帽式を終えて
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                     看護学校 教員 河合真紀子

 平成21年10月30日、63回生111名が戴帽式を迎えました。私にとっても、教
員として初めての戴帽式でした。学生達はこの戴帽式を迎えるにあたり、夏休
みの1か月を使い、戴帽式の歴史や白衣・ナースキャップの意味を調べてきま
した。そして、ナイチンゲール誓詞に記されているひとつひとつの言葉の意味
を考え、他の学生とディスカッションを繰り返し、ナイチンゲール誓詞の意味
することが理解できたそうです。私もこのような学生の取り組みや変化を見て、
一人一人の心の中にナイチンゲール誓詞の意味が落ち、自分の誓いの言葉とし
て表現していると感じました。
 戴帽式での学生の姿は、今までで一番素晴らしく輝いており、学生一人一人
の姿がとても凛として見えました。私も10数年前に戴帽式を経験しましたが、
今回の戴帽式での学生の姿を見て、初めてナースキャップをいただいた時の喜
び、そしてその重さを思い出しました。
 学生の中には、「自分は本当に看護師になれるのか。」という不安を抱いて
いた者も多かったようです。しかし、「戴帽式を迎えナースキャップを戴き、
ナイチンゲール像からの灯を受けると、今までの自分の中にあった不安や迷い
が一瞬にして無くなった。」「看護師の職責の重さをより一層肌で感じると同
時に、絶対に看護師になるのだという思いが沸々と湧いてきた。」と言ってい
ます。そして、3年後には自信を持って「看護師です。」と言える自分になる
という考えになっていました。私は学生の思いを聞き、戴帽式の意義と共に、
看護師を目指す者にとっての重要性を感じました。
ナイチンゲール像から頂いた灯が消えないよう一歩一歩前に進んでいた学生の
姿も印象的で、今はまだまだ未熟ですが3年後には立派な、そして戴帽式を通
し学生一人一人が思い描いた理想の看護師へ近づけられるように育てようと教
員としての自分に誓いました。今でも各学生の心の中に灯され続けている灯が
消えないよう、そして確固たるものになっていくように、あのナイチンゲール
像の灯火のごとく、あたたかく優しく学生を育ていきたいと思います。

ナイチンゲール誓詞:http://www.kenwakai.gr.jp/gakuin/gakuinsyoukai/img
/seisi.pdf


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              −糖尿病について 第3回−
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                                                    糖尿病内科 科長
                                                    東堂 龍平

 10月のメルマガより4回シリーズで糖尿病のお話をさせて頂いております。
12月号の第3回目は糖尿病の合併症について、お話しさせて頂きます。

<糖尿病の合併症について>
 糖尿病をきっちりコントロールしない状態が3年、5年と続くと、網膜・腎臓・
末梢神経に特有の合併症が出てきます。この網膜症・腎症・神経障害を三大合
併症といい、糖尿病でない人には起こりません。
 動脈硬化は、血管の中にコレステロールがたまり血の巡りが悪くなっていく
病気です。進行すると脳梗塞や心筋梗塞、下肢の血行障害などが起こります。
動脈硬化は糖尿病でなくても加齢とともに起こってきますが、糖尿病や高血圧
があると動脈硬化は加速されます。

1 網膜症
 網膜はカメラのフイルム、映画館のスクリーンの部分にあたる大事なところ
ですが、糖尿病ではここが傷んできます。糖尿病は自覚症状があまり無いので、
知らず知らずのうちに進行していて、気がついた時にはすでに目の合併症が起
こっていることが多くあります。糖尿病が原因で、年間三千五百人以上の方が
失明されています。
 対策として、一つは血糖のコントロールを努力すること、もう一つは眼科に
年1回は受診することです。「糖尿病で内科のクリニックにかかっているから
大丈夫」という話をよく聞きますが、内科では眼底を診ることができません。
少なくとも年に1回は眼科で診てもらってください。
*白内障について:眼の前方にある透明な水晶体(レンズ)が濁ると白内障に
なります。加齢とともに起こる変化で、糖尿病があるとより早く濁って、目が
見えにくくなります。治療は濁った水晶体を取りだし人工のレンズを入れる手
術です。

2 腎症
 腎臓は血液をろ過して尿を作ってくれます。腎臓の機能が悪くなると血液透
析という機械で代用しなければなりません。血液透析を受ける原因の第一位は
糖尿病で、年間一万四千人以上の方が透析を開始されています。
 対策としては、やはり血糖コントロールをきちんとすること。定期的に血液
検査、尿検査で状態を確認すること。また血圧を管理することも必要です。さ
らに、たんばく質や塩分のとりすぎにも気をつけなければなりません。

3 神経障害
 神経障害で一番多いのは足のしびれです。足がしびれていると、小さな怪我
をしたり靴ずれをしてもわからないので、傷口からバイ歯が入って化膿したり
腐ってしまうことがあります。こむらがえりもよく起こります。糖尿病の人は
筋肉の栄養分が足りておらず、少し歩いただけですぐに筋肉が痙攣しこむらが
えりを起こすのです。ほかにはめまい・立ちくらみや排尿障害、便秘や下痢な
どの症状があります。心筋梗塞を起こしてもあまり痛くないこともあります。
 対策としては、足を清潔にすることや、爪の手入れをして深爪をしないよう
に気をつけることです。また靴下を履かずに素足で歩くと、足にとげが刺さっ
たりして怪我をしやすいですし、化学繊維の靴下は蒸れて水虫になるので、木
綿の靴下を履くようにしましょう。また、靴ずれを起こさないように足に合っ
た靴を選んでください。

4 動脈硬化症
糖尿病の人は健康な人の3倍ぐらいの頻度で心筋梗塞や脳梗塞を起こすといわ
れています。また、足の血行障害(閉塞性動脈硬化症)は足の切断原因にもな
っています。
対策は血糖管理+血圧管理+血中脂質の管理+体重の管理です。
 


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   「第5回オータムコンサート」開催される
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                                         ボランティアコーディネーター
                                         藤本 和彰
 
  11月7日(土曜日)午後3時から当大阪医療センター講堂にて、大阪府医師
会フィルハーモニーの皆さまによるオータムコンサートが行われました。
大阪府医師会フィルハーモニーは、その名前が示すとおり、元々は大阪府医師
会のメンバーが中心となってできたオーケストラでありました。しかし今は例
えれば総合病院のようなオーケストラになっています。医師だけでなく、看護
師さん、臨床検査技師さん、薬剤師さん、そして元気になった患者さんまで多
くの人たちが、みんなで一つの音楽を作り上げていく、とても素敵な活動をし
ておられます。
オーケストラの活動は大きく2つの柱があり、1つは夏季に行われる「定期演
奏会」で大阪ビジネスパークにある「いずみホール」で行われます。そしても
う1つの柱が「病院コンサート」です。大きなホールの大きな舞台の上でなく、
病院のロビーなどをお借りして、皆さんと同じ目線でより親しみやすい形で音
楽をお届けしようと頑張っておられます。
この病院コンサートは、入院患者さんや外来通院患者さんでもコンサート会場
に足を運ぶことが出来ない方々に、フルオーケストラの演奏をお届けするため
に行われています。

プログラムを紹介しましょう。
♪歌劇『セビリヤの理髪師』から「序曲」・・・ロッシーニ作曲
♪歌劇『セビリヤの理髪師』からロジーナのアリア「今の歌声は」・・・ロッ
シーニ作曲
♪劇音楽『アルルの女』から「第1組曲・前奏曲」「第2組曲・メヌエット」
「第1組曲・カリオン」・・・ビゼー作曲
♪指揮者体験コーナー
歌劇『カルメン』から「前奏曲」・・・ビゼー作曲
♪日本の歌曲メドレー
「花」「椰子の実」「赤とんぼ」「ペチカ」「ふるさと」
  ☆指揮:岩佐  厚氏
  ☆ソプラノ歌手:奥 眞里子氏
  ☆演奏:大阪府医師会フィルハーモニー
  ☆司会:徳野 吉智氏

いつも素敵な歌声を聴かせてくださるソプラノ歌手・奥 眞里子氏。きょうは
ロッシーニ作曲・歌劇『セビリヤの理髪師』から、♪ロジーナのアリア「今の
歌声は」を熱唱してくださいました。透明で純度の高い声の清澄な美しさは昨
年と変わることなく、会場一面に響き渡り、患者さんへの心の響きとなった感
じさえしました。
そして、フルートの独奏で珠玉の名曲と言われる♪アルルの女「第2組曲・メ
ヌエット」では、その奏でる旋律に、南フランスの美しい自然やのどかな街の
風景を想い描きながら聴いていただけたことでしょう。フルートの甘い音色、
美しい澄んだ音色に心身も癒されました。
このコンサートでお馴染みとなったプログラムの一つに、「指揮者体験コーナ
ー」があります。どんなコーナーかと言いますと、指揮者・岩佐 厚氏に代わ
って、会場にいらっしゃる皆さんのどなたかに指揮をしていただこうと言うコ
ーナーです。どんな曲を指揮させてくれるのか、興味を覚える瞬間です。
演奏曲はビゼー作曲♪歌劇カルメンから「前奏曲」の一部分でした。この曲が
指揮者体験コーナーで取り上げられたのは今回で2回目ですが、前回より演奏
時間が少し長くなりました。体験されたのは、あらかじめ名乗りを上げていた
だいた小児科入院患者のゆうすけ君、そして唯一会場より名乗りを上げていた
だいた職員のICU看護師長・田中さんでした。お二人とも初めての体験とい
うことでしたが、ダイナミックな指揮者振りがとってもかっこ良かったですよ。
無事、指揮者の大役を果たし、楽しいひと時を過ごされ満足気でした。ただ、
一般の方の体験者がおられなかったことが残念でなりません。次回は一般の方
の参加も望みたいものです。
そして、コンサートも最後のプログラム「日本の歌曲メドレー」へと進んで行
きました。♪「花」♪「椰子の実」♪「赤とんぼ」♪「ペチカ」、そしてみん
なで一緒に歌った♪「ふるさと」へと・・・。歌手は、奥 眞里子氏。♪ロジ
ーナのアリア「今の歌声は」の熱唱とは一際違った、心安らぐ静かな歌声が、
時の経つのを忘れさせるほどに心地よく、アッと言う間のひと時でした。
オータムコンサートは今年で5回目を迎えました。司会・徳野 吉智氏の巧み
な話術に進められながら、大阪府医師会フィルハーモニーの皆さんのすばらし
い演奏と、奥 眞里子氏の透明で、清澄な歌声を聴かせてくださいました。き
ょうも多くの患者さんと素敵な時間を共有していただくことができました。
「楽しい時間をいただきありがとうございました。」
そして、今日お手伝いしてくださいましたボランティア「法円坂」の皆さま、
そして職員の皆さま、ありがとうございました。
ことしは例年に比べると空席が目立ったように思います。いま大流行している
新型インフルエンザの影響かと感じています。皆さまどうかお身体をご自愛く
ださい。そして素敵な秋をお過ごしください。秋色の風と共に、また皆さまと
お目にかかることを心から楽しみにしております。ありがとうございました。


ボランティアホームページ→http://www.onh.go.jp/volunteer/
電話番号→06−6294−1331(代表) 
患者情報室ホームページ→http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.html
                       


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           看 護 の こ こ ろ
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                                             西10病棟 鈴木 佐知子

 師走になり今年もあと一月で終わりですが、暖かい日が続いています。急に
例年通りの気温になると余計に寒さがつらいと感じます。体調を崩されたりし
ていないでしょうか。
私は看護師になって今年で11年目になります。消化器内科病棟から、今働いて
いる泌尿器科・耳鼻科・口腔外科の病棟に異動して4年目になりました。今回
は、西10の患者さんと接していて最近特に感じることについて書かせてもらお
うと思います。
 どのような病気でも様々な苦痛があると思いますが、耳鼻科や口腔外科の患
者さんは失声を伴うことがあります。治療による一時的な場合や、永久気管孔
を造設し、ご自身の自然な声を出せなくなる患者さんもいます。改めて人が声
を失うこととはどういうことか、どれほどの苦痛だろうか、と最近よく考えま
す。筆談や、電気喉頭という機械で会話できるようになる人もいます。それで
も、筆談することのしんどさや時間がかかることに苛立ちを感じる患者さんも
多く、電気喉頭も訓練が必要で、元の自然な声ではありません。
異動した頃は、失声の患者さんと関わったことがなく、患者さんが何かを言お
うとされても、筆談の文字が読めなかったり、ジェスチャーされても分からな
いこともありました。いつも患者さんを見ているスタッフはすぐに患者さんの
言いたいことを読み取っていました。患者さんの1日の生活や以前からの嗜好、
いつもどのようなことを依頼してこられるのかを理解し、スタッフはみんな本
当に患者さんをよく見て関わっています。始めは失声の患者さんとの関わりに
戸惑っていましたが、最近は忙しいという言い訳で患者さんがせっかく筆談し
ているのに最後まで書く前に自分の言葉をかぶせてしまったり、患者さんが
「はい」、「いいえ」で答えられる質問ばかりをしてしまう自分がいます。高
齢の患者さんは特に、書くということに慣れていないことが多く、書く手間を
省かせている半面、患者さんの会話を中断したり、会話する余地を与えないこ
とになります。患者さんの言いたいことを予測したり、思いをくみ取ることも
大事ですが、失声の患者さんも冗談を言ったり、世間話をしたり、自分の思い
を表出することは大切なごく自然なことです。当たり前のことなのに、私たち
看護師に遠慮して必要最低限のことしか筆談されない患者さんも多く、また、
そうさせてしまっているのは私達自身なんだと思います。
看護師は、身体症状を把握するだけでなく、患者さんと向き合って相手の気持
ちに向き合うことが大切だと思います。普段の何気ない会話の中で患者さんが
不安に思っていることに気付くこともよくあります。失声の患者さんとは、特
にゆっくり話しをする時間をもてていないと感じます。患者さんが遠慮せず、
もっと自分の気持ちを表現してもらう機会を持てるよう関わっていきたいと思
います。そして、失声のために家族や周りの人達との関わりが希薄になってし
まわないように援助したいと思います。また、声を失ってでも治療を選んだ患
者さんや家族の方の為にも、順調に苦痛少なく治療が受けられるように関わっ
ていきたいと思います。


                          
看護部ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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				    研修医2年目 松野 裕旨

 こんにちは。研修医2年目の松野です。医学生の方の病院探しの一助になれ
ばと思いこの日記を書いております。今年から研修のカリキュラムが少し変わ
ったりしてマッチングも大変ですね。どの病院で研修するかも迷うところが多
いと思います。ひとえに病院といっても大学病院のような専門的な病気が多い
ようなところから小規模の市中病院(200床くらい?)まで色々だと思います。
研修にあたって一番大切なのは自分がどのように研修に取り組むかの姿勢だと
思いますが、ある程度は病院の研修システムも重要だと思います。私がこの病
院のいい点をあげるなら、以下の3点になると思います。
・各科にはそこそこの人数の指導医、レジデント(後期研修医)がいるため、
ある程度教えてもらいながら日々の研修をすることができる:
  この病院は約700床で大学病院と市中病院の中間的な存在と思っていただ
いていいと思います。レジデントの先生が多いため、ちょっとしたことでも聞
きやすいです。
・研修医の人数が16人:
  この人数は多すぎず少なすぎずの人数だと思います。それぞれの出身大学
もバラバラですし、楽しいですよ。
・研修医1年目1人と2年目1人で外来の当直をする:
  当直回数は約4回/月で、2年間を通して(自分がどの科に研修していても)
外来当直が当たります。基本的には当院にかかりつけの患者様が対象で、曜日
や時期にもよりますがだいたい一晩(17時半〜翌朝8時半)で5〜10人くらい患
者さまが来られます。1次、2次適応の患者様が対象で、歩いてくる方から救急
車で来られる方まで初期対応は研修医が行います。研修医だけで帰宅させるこ
ともありますし、相談したい症例の場合などは各科の先生も当直しておられる
ため、電話ですぐにコンサルトも可能です。

 簡単に当院の良さをあげましたが、一番いいのは少しでも当院に興味があれ
ば見学に来ていただくのがよいと思います。見学に来て研修医の話を聞いてみ
てください。当院には研修医室といって研修医だけの医局もありますので、気
楽に遊びに来てください。
 最後に、私はもともと消化器内科を考えており3年目には大学の医局に入ろ
うと考えていましたが、結局は消化器外科に魅力を感じ当院でさらに3年間、
レジデントとして働くことにしました。一緒に働くことがあれば日々楽しく頑
張りましょう。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、山崎麻美、徳永尚美 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 地球が未知のウイルスに侵略される・・・・という推理小説なみのことが身
近な生活の中で起こっています。新型インフルエンザの猛威に振り回される今
日この頃ですが、皆様におかれましては健康に留意され、元気で年の瀬を過ご
していただければと思っています。今年一年間ありがとうございました。
 
http://m-maga.onh.go.jp
メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

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