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メールマガジン「法円坂」No.110(2010/7/16)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



  雨の大阪城公園できれいに咲いていた紫陽花も散ってしまいました。
梅雨で蒸し暑い日々が続きますが、体調はいかがでしょうか。
  今月のメルマガをお届けします。
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   メールマガジン「法円坂」No.110(2010/7/16)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 で す     
 ・こどもの闘病 〜小児がんについて
 ・第2回支えあいの輪「Beauty&Laugh〜美と笑いの効用」
  キャンサーリボンズin大阪に参加して
  ・第19回「ひとり・ふたり・みどり緑花コンクール」審査員特別賞受賞
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す 
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  今年6月、日本を元気づけたものとして、サッカーの「ワールドカップ」
と「はやぶさ」が記憶に残るものと思います。

両者に共通するところとして、失礼な言い方ですが、予想以上の成果を挙げた
という点があると思います。

私はサッカーのことは全く判りませんので、マスコミ情報の受け売りですが、
ワールドカップは、予選突破ができると予想していた人はほとんどいなかった
と聞いています。ところが、ベスト16に残り、最後はPK戦での決着による惜
敗でした。

出発時の見送りの人数と、帰国時の出迎えの人数の差が、期待度と意外度を示
していると思われます。

一方、「はやぶさ」ですが、2003年5月に打ち上げられてから7年を経ての帰
還であり、途中、様々のトラブルに遭遇しながらそれを克服してきた経緯はご
承知のことと思います。また、「はやぶさ」の後継計画の予算は事業仕分けに
より、17億円から3000万円とほとんどなくなりかけましたが、今回の成功から
見直しがなされるようです。後継の生き残りをもたらしたという点でもすばら
しい成果です。

「はやぶさ」のことを調べてみると、いろいろ興味深いことが判りました。
「はやぶさ」のミッションは小惑星「いとかわ」の砂を採取し、持ち帰ること
のように思われています。確かにこれもミッションの一部ですが、アポロ計画
が月に人を送り、月面に足跡を残すという計画であったことの類似で、そのよ
うな印象が強いと思います。「はやぶさ」のミッションは、イオンエンジンな
どの様々な宇宙技術の実証実験であり、その一連の流れの上に「いとかわ」の
砂の持ち帰りがあったのだそうです。

また、「はやぶさ」の飛行中には多くのトラブルが発生し、そのたびに創意工
夫を行い、危機を乗り切ったと捉えられています。しかし、そのうちの幾つか
のトラブルは想定されており、相互バックアップや自動復旧など、その対処法
が最初から組み込まれていたそうです。これは「はやぶさ」の技術が未熟とい
うわけではなく、どのような機械でも一定の確率で故障はつきまとうものであ
り、そのときに問題をどう解決するかも、当然、設計に含ませる必要があるわ
けです。

しかし、「はやぶさ」が見舞われたトラブルには予想外のものもあり、その時
には関係者が全力を挙げて知恵を絞り、事態を解決してきたとのことです。

「はやぶさ」に対するマスコミの関心は、ワールドカップと比べるときわめて
低いものでした。一方は4年間の準備期間があるとは言え、1−2ヶ月の短期
間に結果が出るものですし、ポピュラーなスポーツです。一方、「はやぶさ」
は科学技術の点からはきわめて高度のものですが、一般の人の興味はそれほど
でもなく、一部の「おたく」の対象と思われていました。

しかし、さすがに、「はやぶさ」の帰還は多くの人の興味を引きましたが、帰
還の状況がテレビで生中継されるというほどではありませんでした。ただし、
Twitterでは、10分間での最大件数が、本田圭佑選手に関するものより圧倒的
に上回ったというデータがあるようです。

「いとかわ」に対する研究予算の動きは、現在の政府の科学研究に対する姿勢
を端的に示しています。

国際的に高く評価されている科学雑誌「ネイチャー」は、昨年11月の号の論説
で、事業仕分けは予算配分の透明性を格段に高めることには役立っているが、
今のやり方では日本の科学振興に対し、今後数十年にわたって壊滅的な影響を
及ぼす可能性があると指摘しています。[1]

「はやぶさ」の帰還は、7年間に亘り、絶望的と思える時も根気よく事業を継
続した結果であり、もし数年前に事業仕分けで継続予算を止められていたなら
ば、「はやぶさ」は宇宙の迷子となり、決して帰り着かなかったと思われます。


1. Editorial: Democratic fallacy. Nature 462, 389 (26 November 2009)

・和訳が公開されています。
民主的誤謬 公聴会方式で予算配分を決めようという日本の取り組みは、日本
自身のためになり、科学のためになるかもしれないが、今のやり方ではそうは
ならない。
http://www.natureasia.com/japan/nature/special/nature_editorial.php


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    こどもの闘病 〜小児がんについて〜
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                         小児科
                         楠木 重範

 昨年の8月から小児科に赴任させていただきました楠木重範です。
小児血液腫瘍(いわゆる小児がん)を専門にしております。最近はテレビなど
でも取り上げられることが多い疾患ですが、どうしても「お涙ちょうだい」的
な演出になってしまい、正しい認識がされていないように思います。

小児がんで、一番頻度の多いものが白血病です。
どれくらい治癒すると思いますか?
一言に「白血病」と言っても、化学療法のみで治癒するものから、
骨髄移植をしないと治癒しないものまで様々です。
治りやすいものから、治りにくいものまで全てあわせて約80%が治癒します。

化学療法のみで、治癒するものであれば通常約6ヶ月間の入院治療と、約1年半
の通院で治療は終了します。(1年弱の入院治療で終了するものもあるので、
白血病と言っても、ほんとにいろいろあるのです。)

つまり約2年間の「闘病生活」があるわけです。
それでは、「闘病」って何と闘うのでしょうか?

白血病細胞が身体にあると、骨痛があったり、感染症で熱がでたりします。
しかし、この苦痛は通常、入院して少し治療すればすぐに改善します。

その次に闘わなければならないのは、「化学療法の副作用」です。具体的には、
吐き気、嘔吐が一番でしょう。
しかし、医学の進歩によりこの副作用を緩和する良い薬もありますし、こども
は大人に比べて、副作用に強いです。

それでは、白血病による苦しみ、化学療法の副作用も克服した子供が次に闘わ
なければならない相手はなんでしょうか?
おそらくそれは、「退屈」です。
ベッドの上でしか生活できないような環境が、何ヶ月も続いたら、、、、、
そりゃーお腹も空きません。でてくる食事はお世辞にも、おいしそうとは言え
ない病院食ですし、、、、
ご飯を食べないから、カロリーの入った点滴をし続けないといけません。
点滴にずっとつながれているから、ますますストレスが溜まります、、、

「病気を治すために、我慢しなさい」という時代は、小児がんの分野では終わ
りを告げました。
「小児がんになっても笑顔で育つ!」ことが一番大切です。
こどもは日々成長します。その成長を、病気のために妨げてはいけないと思い
ます。

小児がんについて興味をもたれた方はこちらもご覧下さい 


http://blog.canpan.info/kemohouse/ (チャイルド・ケモ・ハウスのブログ)


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 第2回支えあいの輪「Beauty&Laugh〜美と笑いの効用」
キャンサーリボンズin大阪に参加して
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                      外来看護師 
                      四方 文子

 7月4日土曜日に災害医療棟3階の講堂において、第2回支えあいの輪「Beauty
 and Laugh〜美と笑いの効用」キャンサーリボンズin大阪が開催されました。
お笑いパワー満載の吉本の芸人さんの島木譲二さん、美容アドバイザーでご自
身も乳がんサバイバーの山崎多賀子さんを招いて講演をしていただきました。

 私は、乳がん看護認定看護師であり、今回のイベントサポーターとして準備
してきました。前回の山田邦子さん率いるスター混声合唱団とは違って少人数
でしたが、でも笑いの大きさは前回を上回る盛況ぶりでした。さすが大阪!っ
て感じでした。
 200人弱の方が参加され、お笑いが楽しみな方や美容(脱毛時のまゆげの書
き方、ファンデーションの選び方など)に興味津々な方と期待される内容はさ
まざまでしたが、会場の反応は大爆笑だったり、うんうんとうなずいたり、メ
イクされたモデルさんの変化に驚いたりでした。吉本の皆さんは会場の方たち
と一緒にポコポコヘッドをしたり、替え歌の演奏で一緒に歌ったり、吉本の社
歌ではキビシイ吉本の雇用状況!?もわかり笑いが絶えませんでした。山崎さ
んの美容アドバイスでは、ご本人の治療や脱毛の経過の説明、副作用が出てい
ても自分らしくあるためにキレイにすることで前向きな闘病生活を送っていた
ことを話されました。そして院内の師長さんにモデルさんになってもらい、メ
イクの実演をしました。保湿をしっかりすることや保湿は夜にしっかりとしが
ちですがそうではなく、日中の外気からお肌を守るために朝のスキンケアを徹
底するように繰り返し話していました。確かに山崎さんのお肌はツルンツルン
でした。現在も治療中ですが、舞台映えするようにメイクをしっかりしてきた
からと気にされていましたが、とてもキレイな上にナチュラルメイクに見えま
した。さすが美を追求している人は違うなと思いました。
 患者さんたちからのアンケートでは、好評価がとても多く「スタッフの心使
いがすごい。この病院はすごいことをしている。」「継続してほしい」「楽し
い時間を過ごせた」などさまざまな意見をいただきました。

 今回は、少し準備に時間がかかり皆さんへのアナウンスが遅くなったことで
行きたかったのに行けなかったという声も聞かれました。次回はもっとたくさ
んの方にも参加していただけるように準備・企画していきたいと思います。是
非参加して、一緒に楽しんでください。


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  第19回「ひとり・ふたり・みどり緑花コンクール」審査員特別賞受賞
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                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰

 大阪医療センターボランティア「園芸」グループは、大阪市第19回「ひとり・
ふたり・みどり緑花コンクール」団体の部「審査員特別賞」(作品名:「癒し
の園」)を受賞しました。第17回(2008年)第18回(2009年)に続き3年連続
の受賞となりました。
2004年5月、園芸ボランティアが発足しました。その後、大泉緑地公園 渡辺先
生の指導により園芸活動が本格的に始められました。“花を咲かすまで最低3
年は必要”と渡辺先生から言われていました。それから4年、ボランティア皆
さんの努力と協力により、花を咲かせる花壇が誕生しました。
 その成果である「ひとり・ふたり・みどり緑花コンクール」第17回、第18回
2年連続の受賞は大きな自信となりました。「癒しの園」はできる限り経費を
抑えながら運営しています。多くのきれいな花を咲かそうとする、日々の努力
は欠かすことができません。園芸ボランティアの皆さんで支えられています。
今回受賞した花壇は、第17回・第18回と受賞した花壇を、昨年秋(2009年10月)
リニューアルしました。今度の花壇は、「段々畑」をイメージして設計してい
ます。病院からの費用援助と園芸ボランティアの皆さんの支援により完成しま
した。2010年春、チューリップやパンジー等の花が、鮮やかに咲き揃いすばら
しい花壇へと生まれ変わりました。
チューリップ、パンジー、ひまわり、ポーチュラカ、葉ボタン等、四季折々の
花を咲かせ皆さまと喜び合えるよう努めています。
ちょうど今の時期、夏季は、病院の表玄関歩道わきに咲いている、アガパンサ
ス(和名:紫君子蘭)の紫いろの花びらが心を癒してくれます。また、ロータ
リー付近一帯に設置した大小のプランターには、約240本のひまわりが色鮮や
かに咲き乱れています。元気をもらった気持になります。
毎年、花が咲くと患者さんやご家族、職員の皆さんより、「いつもきれいな花
をありがとう」「花を見て元気をもらいました」「美しいですね、ご苦労さま」
と声を掛けられることが、私たちボランティアは最高に嬉しく、夏の暑い日差
しの下での水やりの苦労等も一気に吹き飛んで、喜びへと変わります。最高の
報酬に感謝しています。

−参考−
・ここで「ひとり・ふたり・みどり緑化コンクール」についてふれておきまし
ょう。
大阪市では、市民の緑化意識を高め、花と緑のまちづくりを推進することを目
的として、“花の万博”の翌年(平成3年度)から「ひとり・ふたり・みどり
緑花コンクール」を実施しています。
この「ひとり・ふたり・みどり緑花コンクール」は、市内の通りや住宅、事業
所等の玄関や窓辺など、道行く人が見て楽しめるような場所に年間を通じて花
と緑の調和した美しいまちづくりを行っていただき、その美しさやアイディア
の斬新さ等を競っていただくコンクールで、市内の自治会などのグループ等を
対象とする団体の部と、個人の部があります。
 
・受賞者の決定と講評について
第19回となる今回は、平成21年10月19日(月)から平成22年2月26日(金)ま
で作品を募集し、団体13点、個人11点、計24点の応募作品のうち、第1次審査
を通過した10点の作品について、花飾りのデザインや草花の維持管理状況など、
現地調査を実施し、受賞者を決定しました。
応募作品はいずれもアイデアや工夫を凝らし、「参加者の意識・レベルが年々
高くなっていることに大きな喜びを感じています。本年度は特に街ゆく人にや
すらぎを与える愛のある作品が多く見うけられました。今後も街のお手本にな
られ緑を通して美しい輪が広がっていくことを期待しています。」との審査員
の講評もありました。
(※大阪市 ゆとりとみどり振興局報道発表資料(2010年6月4日)より掲載)

その表彰式典が平成22年6月17日、午後2時から大阪市公館にて執り行われまし
た。当日の会場には、受賞者代表 細野 亘氏ほか園芸グループのメンバー等7
名が出席しました。また、当院から山崎副院長に同席していただきました。
受賞される代表の方々のしばし緊張した表情も、時が流れ式典が終了するころ
には、”ホッ”とされたのか、穏やかな表情になられていました。少しの時間
でしたが、心地よい時間を共有させていただき感謝しています。
ぜひ、これからも一緒に病院に花を咲かせましょう。お花の好きな方は勿論、
この活動を通じ、地域社会の多くの人と人の交流のなかで、一緒に楽しみを共
有し、より健康で幸せを実感できることが、花づくり、人づくり、地域づくり、
環境づくりにつながっていくことに共感します。園芸ボランティアを希望され
る方の登録をお待ちしています。
“花と緑いっぱいの病院を”を合い言葉に活動されている「園芸ボランティア」
です。

・メルマガご愛読の皆さま、大阪医療センターでは病院ボランティアを募集し
ています。

病院で自ら進んで労力、時間、技術などを提供して、患者さんにやさしさとう
るおいを提供すると共に活動を通じてボランティア自身の成長にも役立つこと
ができる活動です。資格は特に要りません。自分自身が健康であり、優しさと
何事にも積極的に取り組む気持ちがあれば活動できます。また、活動回数は、
個々のライフスタイルに応じて決めていただいています。服装は活動しやすい
服装でいいですが、ピンクのエプロン・胸章など用意しています。
現在120名のボランティアの方々が活動されています。一緒に活動してみませ
んか。ボランティアを希望されます方、お待ちしています。管理課ボランティ
ア担当までご連絡ください。

・ボランティアホームページ→http://www.onh.go.jp/volunteer/
・電話番号→06−6294−1331(代表) 
・患者情報室ホームページ →http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.html


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           看 護 の こ こ ろ
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                         西6階 
                         藤川 幸
 今年、私は看護師になって10年目になりました。まさか自分がこんなに長く
看護師を続けているとは思いもしませんでしたが、時間の短さを年々感じてい
ます。特に西6階に異動してからは本当にあっという間の2年でした。私は姉
妹の末っ子で親戚のこどもも近くにおらず、あまりこどもと接することがあり
ませんでした。こどもはかわいいけどどう接していいのかわからないため「小
児は苦手」という認識が私の中であり、希望しない限り一生小児科で働くこと
はないだろうと勝手に思い込んでいました。そんな私が小児科への異動を命ぜ
られたときの驚きは一言では言い表せません。しかし、今では小児科で働けて
よかったと感じることがたくさんあります。
白血病の3歳の男児Sくんが入院してきたことは大きなきっかけでした。私が
西6階へ異動してから白血病の患児が入院するのはSくんが初めてでした。当
時西6階は1〜3年目の看護師が病棟の半分以上を占めており白血病を看るこ
とが初めてのスタッフが多く、みんな病態や処置を理解するのに必死になって
いました。白血病は骨髄抑制状態で症状が出現してから受診するため緊急入院
になることがほとんどです。Sくんも採血や骨髄穿刺など痛い処置が続き、入
院してから恐怖のあまり検温もさせてもらえず「あっちいけ」と看護師をにら
み、なかなか心を開いてくれない毎日でした。ようやく入院に慣れ検温はなん
とか看護師だけで行えるようになりましたが、定期的に行われるITや骨髄穿刺
は処置室で行われるため、泣いているSくんをお母さんから引き離して実施し
なければならず、完全に看護師に対しての不信は消えていませんでした。私は
Sくんにとって看護師が「痛いことをする人」で、無理やり処置室に連れて行
かされる経験は3歳のSくんの今後の人生に悪影響なのではと思い、プレパレー
ションを導入することにしました。スタッフみんなで協力してSくんが好きな
トーマスをダンボールで作りストレッチャーに装飾したり、メダルを作ったり、
失敗もありました。今まで泣いてお母さんに抱っこされながら処置室に来てい
たのが少しずつ泣かずにお母さんに抱っこされて来るようになりました。そし
て、入院最後の骨髄穿刺の時は受け持ち看護師がスタンプラリーを作成し、最
初はお母さんと手をつないで歩いていましたが、夢中になりお母さんから手を
離し一人で処置室に来ていました。その姿を見てスタッフみんな感動し、Sく
んを褒めながら無事検査も終了しました。検査が終わった後はお母さんも泣き
ながら喜ばれていたと聞き、私だけでなくスタッフみんながプレパレーション
の必要性を実感した経験でした。
 小児看護は家族から大事なこどもを預かり、言葉で思いや症状を正確に伝え
られない小児を客観的に観察しないといけないためプレッシャーが大きいです。
しかし、こどもの成長や回復が目に見えてわかり、家族と笑顔で退院する姿は
たまらなくうれしいです。看護は好き・嫌いや得意・不得意ではなく、どうに
かしてあげたいという気持ちが大事だと思いました。今、小児看護を経験でき
る私はラッキーだと思っています。そして「小児は苦手」だった私もこどもの
笑顔に癒されながら毎日がんばって看護しています。
                     


看護部ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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						研修医2年目
                        坂口 大起
                             
 はじめまして、平成21年卒 研修医2年目の 坂口 大起 と申します。

 まもなくマッチング試験の季節を迎えますが、医学部6回生の皆さんのほと
んどは、まだまだ来年からの研修先を決めかねておられるのではないかと思い
ます。僕自身、出身大学の大学病院と、当院を含めた市中病院をいくつか受験
したあと、希望順位を提出するギリギリまで悩みに悩んだ記憶があります。
そこで、これまでも諸先輩方が記されてきたことではありますが、僕が考える
当院での初期研修のおすすめポイントを列挙させていただきたいと思います。
皆様の研修先選びの一助となれば幸いです・・・。

1.メジャーな診療科全てをバランスよく研修可能!
 研修医1年目にローテートする内科・循環器科・消化器科・外科・救命はい
ずれも多くのスタッフ・レジデントを抱え症例も豊富。内科では脳卒中・呼吸
器・腎臓・糖尿病・血液を、外科では上部/下部消化管・肝胆膵・乳腺・呼吸
器を同時に研修できます。グループごとに大学なみの高度な専門治療が行われ
ていながら、グループ間の風通しは大学よりはるかによく、広い範囲を非常に
効率よく研修することができます。同じように多くの科を研修させるために1
ヶ月ずつといったような小刻みなローテーションを組む病院もあるようですが、
それは短すぎます。やはりひとつの科の研修には最低でも2ヶ月は必要、3ヶ
月あればより良いと考えます。

2.当直は力試しの場!
 当院の時間外外来は、研修医2年目と1年目が2人ペアになって診察します。
我々研修医の上には内科・外科・脳・心当直が1人ずつ必ず待機して下さって
いるので、研修医だけで判断に困るということはありません。来院時にはまず
研修医だけで診るので力量も試されますが、責任が研修医だけにのしかかるこ
とは決してありません。電話1本でみなさんすぐにかけつけてくれます。1次・
2次救急が主ですが、受け入れるのはもともと当院かかりつけの患者さんなの
で、必ず何かしらの基礎疾患を抱えておられ、場合によってはひどく重症化し
ていることもあるので、一般市中病院の1次・2次救急に比べて、勉強になる
症例に出会う頻度が多いと思います。

3.1学年16人の大所帯で切磋琢磨!
当院の研修医は1学年16人と多いですが、スタッフ・レジデントの先生の数も
多く、上級医の先生の目が行き届かないということは決してありません。むし
ろ興味の向く先の異なる多くの同期がいることで、互いに自分の得意分野を教
え合って成長していくことができます。そしてなにより、初めてのことだらけ
の初期研修を2年間乗り切る上で、同じ悩みや苦しみを分かち合う同期の存在
は、何物にも代え難く大きなものです。

 当院のセールスポイントを3つ挙げさせていただきましたが、結局のところ、
初期研修を実りあるものにできるかどうかは、なんといっても皆さん自身の意
欲、やる気にかかっています。目前に控えている国家試験は、長い長い医者人
生のほんの入り口にすぎません。来春からフルスロットルで全力疾走できるよ
う、残りの学生生活を存分に満喫し、体力を十分に蓄えておいて下さいね。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、山崎麻美、徳永尚美 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 梅雨明けまでもう少しです。 暑い夏を元気で過ごしてください。
では来月まで。
 
http://m-maga.onh.go.jp
メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

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