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メールマガジン「法円坂」No.112(2010/9/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



九月に入っても連日、猛暑日の記録を更新するニュースにいささか気が滅入
りそうですが、朝夕のちょっとした気配に秋を感じています。今月のメルマガ
を楽しんで下さい。
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   メールマガジン「法円坂」No.112(2010/9/15)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 で す     
 ・臨床研究センター3年連続1位
 ・こどもの笑顔
 ・「第13回ボランティア総会」開催される
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す 
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 皆さん方は医師の服装や身だしなみについてどのようなご意見をお持ちでし
ょうか。

 国立病院機構東京医療センターが、外来患者さん・入院患者さんを対象に、
医療専門職の服装や身だしなみについてアンケート調査を8月中旬に行いまし
た。9月初旬にその結果が発表されたので、東京医療センター院長松本純夫先
生のお許しを得てご紹介いたします。

 調査は3つの項目について行われています。第1は、医師等の服装で、特に
白衣の着こなしに関するものです。実際のアンケート調査では8つの服装の写
真を提示し、それぞれについて、「非常に好ましい、好ましい、どちらともい
えない、あまり好ましくない、好ましくない」の5段階で答えてもらっていま
す。8つの服装は以下の通りです。

外見A	ワイシャツでネクタイを締め、コート型の白衣を着ているが、前ボタ
     ンを留めておらず、前が開いている。
外見B	外見Aと同じ服装だが、白衣のボタンをきっちりと留めている。
外見C	ワイシャツだがネクタイはなしで、白衣を着ている。白衣のボタンを
     留めている。
外見D	外見Cと同じ服であるが、白衣のボタンを留めておらず、前が開いて
     いる。
外見E	いわゆる「ケーシー白衣」の上着を着ている。下は普通のズボン姿。
外見F	手術着のような医務衣(色は紺)の上下を着ている。
外見G	外見Fと同じ医務衣の上に白衣を着ているが、前のボタンを留めてお
     らず、前が開いている。
外見H	外見Gと同じ服だが、白衣の前ボタンを留めている。

 第2の調査は外見Fで着ている医務衣の色についてです。青、えんじ、灰色、
黒、オレンジの5通りの医務衣について、「好ましい、どちらともいえない、
好ましくない」の3段階で答えてもらっています。

 第3の調査は医師等の身だしなみについてです。次の質問に、「非常にそう
思う、そう思う、どちらともいえない、あまりそう思わない、全くそう思わな
い」の5段階で答えてもらっています。質問は、
男性医師があごひげを生やしているのは好ましくない。
男性医師が無精ひげを生やしているのは好ましくない。
男性医師がピアスをしているのは好ましくない。
男性医師が茶髪であるのは好ましくない。
男性医師が長髪であるのは好ましくない。
女性医師が大きなイヤリングをしているのは好ましくない。
女性医師が茶髪であるのは好ましくない。
女性医師がネックレスをしているのは好ましくない。
医療職が白衣をきたまま食堂で食事をとることは好ましくない。
医療職が白衣をきたままトイレで用を足すのは好ましくない。
医療職が香水をつけるのは好ましくない。
医療職の足元がサンダルであるのは好ましくない。
の12項目です。

 さて、アンケート結果をお示しします。1140名の方から返事をいただいての
結果です。

 まず、最初の服装では、好感度の最も高かったのはEで、ほぼ同率でBでし
た。その次はCとFで、AとHはまずまずという所でした。一方、好ましくな
いと判定されたのはDとGでした。

 ケーシースタイルは医師の服装としてたいへん高く評価されていることが判
りました。また、コート型の白衣姿はネクタイを締め、ボタンをかけることが
大切ということも判りました。医務衣姿もそのままの格好の方が受け入れても
らえているようです。医務衣姿に白衣の方がよいかと思いましたが、患者さん
の受け止めは異なるようです。また、白衣を着てもボタンを留めないというの
はマイナス評価ということもあらためて知らされました。

医務衣の色は、「青」が断突に好評で、「えんじ」はまあまあというところで
す。「灰色、オレンジ」はマイナス評価であり、「黒」は最も嫌われていまし
た。この色に関する評価は納得できます。

 身だしなみについては、「無精ひげ、男性医師のピアス、女性医師のイヤリ
ング、医療職の香水」の4つはほとんど受け入れてもらえないという結果です。
それに続いて受け入れ難いのは、「男性医師の茶髪、長髪」でした。「男性医
師のあごひげ、医療職のサンダル姿」も評判はよくないようです。「女性医師
の茶髪」と「医療職が白衣でトイレ」については賛否半々で、ややマイナスと
いう所でした。「医療職が白衣で食堂に行く」のも賛否半々でしたが、ややプ
ラスでした。「女性医師のネックレス」は、どちらかというと好意的に受け止
められているようです。

 今回の結果は当然と思われるものが大多数ですが、意外に思うものもありま
す。当院ではそれぞれの診療科で独自の色の医務衣を採用したりしていますが、
今回の結果を参考にして考えていきたいと思います。

なお、このようなアンケート調査を行うようになったいきさつは松本院長がす
でに発表されています。[1]

今回の調査結果の紹介をお許し下さった東京医療センターにあらためてお礼申
し上げます。



1.松本純夫:他人とは一緒になれない若者ファッション感覚と、クールビズ。
日本病院会雑誌57巻(8号):956、2010年。


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        臨床研究センター3年連続1位
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						臨床研究センター長
  						是恒 之宏

 国立病院機構では、毎年研究業績の評価があり、当院は昨年度の評価も全国
1位となりました。これは3年連続の快挙(V3)です。病院がする研究ってど
んなものか、疑問を持たれる方もおられることでしょう。研究には基礎的研究
と臨床研究があり、我々の病院では多くの臨床研究と一部基礎的研究として脳
神経領域の再生医療や幹細胞研究を行っています。臨床研究にはいくつかの方
法があり、1)通常の診療の中から治療とその効果や副作用を観察したり、2)
すでに診療に使われているAというお薬とBというお薬の効果を比較したり、
3)すでに診療に使われているAというお薬を病気の違う時期に使用して効果
を観察したり、4)複数のお薬を使用する場合の最適な投与量と投与期間を検
討したりします。また、お薬ではなく治療法(たとえば手術法)の比較をする
場合もあります。いずれの研究においても最終的には患者さまご本人や同じ病
気に罹られる将来の患者さまにその成果が還元できることを目標にしており、
参加いただく患者さまにはご同意のうえ不利益のないよう最大限の注意を払っ
ておこなっています。これとは違う臨床研究として、新しいお薬が健康保険で
使用できる(承認される)ようにその有効性と安全性を検討する試験(いわゆ
る治験)があります。当院でも、がん、肝炎、循環器、HIV、整形外科など
多くの分野で治験が行われています。今あなたが服用しているお薬も過去に同
じ病気の患者さまにご協力いただき、その有効性と安全性が実証されているの
です。私が専門の心房細動に関しては現在ワーファリンに代わる新しい血栓予
防薬の治験が行われ、一部はすでに終了し早ければ来年使用できるようになる
ようです。ワーファリンは60年以上使用されているお薬ですが、患者さまによ
って投与量が異なり、またその効果にも変動があるため1−2カ月に1回採血で
確認する必要があります。また、納豆やクロレラ、青汁のような食事はその効
果を弱めるため摂取できません。新しいお薬ではこれらの問題を克服し、投与
量も一定で食事の影響も少なく、採血を毎回する必要もありません。当院でも
多くの患者さまにご協力いただき、これらの治験に参加していますが、お薬の
承認は参加された患者さまご本人のみならず、同じ病気の多くの方々の治療に
新しいページを開くものとなります。この場をお借りして、心より感謝申し上
げます。


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    			こどもの笑顔
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                         小児科
                         楠木 重範

『患者・患者家族の気持ちは、医師にはわからない。所詮他人なのだから』
私が医師1年目の時に、ある医師から言われた言葉です。
私も、その通りだと思います。
でも、『考えること』・『想像すること』はできます。
もし、自分のこども(または身内のこども)が、風邪だと思って病院に行くと、
『小児がんです』と言われたら、、、
3分だけでもいいです。想像してみてください。
『こどもができた』とわかった時の、よろこび、不安。
お母さんのお腹を、あかちゃんが蹴って、『きっと、やんちゃで元気な子やな』
と、楽しみにしていたこと。
出産の苦しみ、よろこび。
初めて笑ってくれたときに、なんとも言えない穏やかな気持ちになったこと。
首がすわって、抱っこしやすくなったこと。
夜泣きに悩まされたこと。
初めて、寝返りをした時のこと。
初めて、立った時のこと。
歩いてはこける姿を、ドキドキしながら見ていたこと。
風邪をひいたとき、必死で看病したこと。
保育園、幼稚園、小学校、中学校の思い出、、、、
たくさんの思い出の詰まった、そして、たくさんの幸せをくれた、こどもの命
が奪われるかもしれない、、、
3分いや、1分でも想像するのが嫌になって、逃避したくなりませんか?
しかし、この絶望の状況に陥った時に、その家族、お父さん、お母さんを前向
きな気持ちにさせてくれるのも、また『こどもの笑顔』なのです。
『こどもにしてあげられることより、教えられることの方が多い』 こどもに
関わる仕事をしている方は、みなさん実感されているのではないでしょうか?

小児がんについて興味をもたれた方はこちらもご覧下さい http://blog.
canpan.info/kemohouse/ (チャイルド・ケモ・ハウスのブログ)


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    「第13回ボランティア総会」開催される
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                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰
 
 去る7月27日、第13回ボランティア総会が開催されました。
当院のボランティア活動も今年満13年を迎えることができました。これまでボ
ランティア活動にご支援ご協力いただいた方々に心より感謝しお礼申し上げま
す。

「ボランティア総会」は、
〈一部〉講演会:テーマ「認知症サポーター」って
 講師:大阪市中央区社会福祉協議会 地域生活支援ワーカー 大森 禎子氏
〈二部〉総 会:院長挨拶、表彰式、活動報告
〈三部〉懇親会:幹部職員の紹介、閉会の挨拶
の3部構成で行なわれ、72名のボランティア、当院職員の皆さんに参加してい
ただくことができました。本当にありがとうございました。
講演会は、大阪市中央区社会福祉協議会 地域生活支援ワーカー 大森 禎子氏
に、中央区役所出前講座より、『「認知症サポーター」って』をテーマに講演
していただきました。この講演会は、平成17年度に厚生労働省が開始した「認
知症を知り地域をつくる10ヵ年キャンペーン」の一環である「認知症サポータ
ー100万人キャラバン」として展開しています。「認知症サポーター」を全国
で100万人を目標に養成し、日本全国で「認知症になっても安心して暮らせる
まち」を市民の手によってつくることを目指しています。
 しかし「認知症を知り地域をつくる10カ年」構想が、中間年となる平成21年
度、100万人の認知症サポーター輩出の目標を達成しています。「認知症サポ
ーター」は、平成22年3月31日時点で、170万人に達しました。最終年度(平成
26年度)までに400万人のサポーター輩出が、次なる目標として掲げられてい
ます。(厚生労働省HP「認知症サポーター100万人キャラバンとは」より抜粋)
この講演終了後に「認知症サポーター」の「目印」であるブレスレット(オレ
ンジリング)をいただきました。「認知症サポーター養成講座」を受けたこと
で、認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になりた
いと思います。そのうえで、自分のできる範囲で活動できればいいと思います。
400万人の一人として、ひとりでも多くの「認知症サポーター」と「オレンジ
リング」が連繋できるよう支援したいと考えます。
平成21年度の大阪医療センターボランティアグループ全体の活動状況は、活動
延べ日数2465日、活動延べ時間は7673時間でした。活動時間の表彰では、30名
の方々に楠岡院長から感謝状が授与されました。表彰者は下記のとおりでした。

活動時間: 100時間以上・・・11名      300時間以上・・・ 5名
      700時間以上・・・ 4名     900時間以上・・・ 4名
      1100時間以上・・・ 2名     1300時間以上・・・ 1名
      1500時間以上・・・ 1名     1900時間以上・・・ 1名
      2700時間以上・・・ 1名

(この表彰は、「ボランティア活動表彰細則」に基づき、1年間の活動延べ時
間が100時間以上の方を、また2回目以降は100時間に200毎の時間数を加算した
活動時間以上の方を対象としています。また2000時間以上の方に特別賞を、以
降は2000毎の時間数を加算した活動時間以上の方を対象としています。)
また、今回2000時間以上の活動時間で小鯛 初子氏(法円坂)に、4000時間以
上の活動時間で細野 亘氏(法円坂・園芸)にそれぞれ特別賞が授与されまし
た。そして3年連続、大阪市「第19回ひとり・ふたり・みどり緑花コンクール」
団体の部「審査員特別賞」受賞の栄誉に輝いた、細野 亘氏を代表とする園芸
グループに、その功績が讃えられ「特別賞」が贈られています。
このようにボランティア皆さんの、地道な日々の活動の積み重ねが、院内外で、
少しずつ実を結んでいることをとても嬉しく思っています。受賞の皆さま、お
めでとうございます、そしてありがとうございます。
懇親会では、ボランティアメンバーに対し病院の幹部職員のご紹介をしていた
だきました。多くの一般職員の皆さんも参加してくださいましたが、普段院内
ではあまり顔を会わす機会のない幹部職員や、同じボランティア仲間であって
も、活動時間と場所が違うと普段でもなかなか会うことができません。ほんの
短い時間でしたが、立食を取りながら楽しく親睦を深められたことと思ってい
ます。
現在、当院のボランティア活動をサポートする組織として、ボランティア運営
委員会とボランティア支援室の2本の柱があります。また日々の諸問題がタイ
ムリーに解決できるようにと、支援室の中に支援室連絡会が設けられています。
これらの組織により患者さん・ボランティアさん・病院との3人4脚での活動が
円滑に運営されています。
総会冒頭の挨拶で、楠岡英雄院長よりボランティアメンバーに向けて、日頃の
活動に対して感謝と励ましのお言葉をいただきました。ボランティアの受け側
である病院の理解と協力が、ボランティアにとって心強い支えとなります。
患者さんを支え、患者さんに心の安らぎ安心を提供しながら、これからも回を
重ねると共に、新しい活動メンバーが加わり、当院のボランティアの輪が更に
大きくなるよう、活動を進めていきたいと考えています。
ありがとうございました。

*メルマガご愛読の皆さま、大阪医療センターでは病院ボランティアを募集し
ています。
病院で自ら進んで労力、時間、技術などを提供して、患者さんにやさしさとう
るおいを提供すると共に活動を通じてボランティア自身の成長にも役立つこと
ができる活動です。資格は特に要りません。自分自身が健康であり、優しさと
何事にも積極的に取り組む気持ちがあれば活動できます。また、活動回数は、
個々のライフスタイルに応じて決めていただいています。服装は活動しやすい
服装でいいですが、ピンクのエプロン・胸章など用意しています。
現在120名のボランティアの方々が活動されています。一緒に活動してみませ
んか。ボランティアを希望されます方、お待ちしています。管理課ボランティ
ア担当までご連絡ください。

・ボランティアホームページ→http://www.onh.go.jp/volunteer/
・電話番号→06−6294−1331(代表) 
・患者情報室ホームページ →http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.html


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           看 護 の こ こ ろ
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                           西7階病棟
                           沼田 絵里

 9月になりましたが、残暑がまだまだ厳しいです。皆さんは秋の気配を感じ
る事はできますか。私は身近で少し秋を感じることがあります。それは4月に
若葉マークをつけてやって来た新人看護師達が葉の色が少しずつ変化している
からです。雨や風、太陽の光を浴び、出来ることがたくさん増えた彼女達の成
長を最近とても感じています。
 私は内科看護をして9回目の秋を迎えました。新人の頃には“患者さんに寄
り添える看護師になりたい”と思っていました。当時は“寄り添う看護”とい
う言葉の深さをあまり考えずに言っていたように思います。内科での看護を通
じて“寄り添う看護”とはどういうことなのかを患者さんや家族の方々から学
びました。
最初の病棟では、糖尿病・肺癌・HIV・皮膚科で6年間看護をしていました。
糖尿病の患者さんは、自己管理が難しく繰り返し入院される方が多くおられま
した。当時2年目の私は「どうして繰り返し入院するのか。患者さんは意欲が
ないから食事が守れないのだ。」と思う事がありました。しかし、3年目の時
に患者さんの意欲を高める関わりの大切さを学ぶ機会がありました。それから
は「意欲がないのではなく、意欲を持続できないのだ。ずっと制限する事はと
ても苦しい事だ。」と思うようになりました。病気を抱えながらも仕事や家族
での役割、人生の目標をもって生活する事は簡単ではありません。食事療法を
継続する大変さ、食べたいものを一生我慢する事はとても辛いという事を理解
できていなかったと気づきました。これを機に、繰り返し入院する糖尿病患者
さんと接する際には、入院前に努力していた事や何を目標にしているか等を聞
くようになりました。患者さんのこれまでの経過や思いを聞き、理解する事で
患者さんにとって看護師はサポート者になります。そして、患者さんと一緒に
入院前より少しでも生活改善できる事はないだろうかと考えます。その様な関
わりを通じて、患者さんは自己管理の方法をまた見出してみようという気持ち
に変化します。そして、失敗経験を活かし継続できる改善策を見出すことがで
きます。退院後も外来受診の際にお会いした時に「頑張ってるよ」と声をかけ
てくださる方がいて、患者さんによい看護を提供できたなと感じた事がありま
した。
看護師の関わり方ひとつで、患者さんの治療継続の方向性が変わる事もありま
す。“思いに寄り添う”為には患者さんの思いや目標を理解する事が大切だと
思います。そして目標達成する為の方法を共に考え、情報・知識・技術を提供
します。これらはどのような疾患の患者さんにでも必要な事です。患者さんが
考えている事、悩んでいる事などにまず耳を傾け理解する事が私の「看護のこ
ころ」です。そして、それは“寄り添う看護”の第一歩だと思います。病気を
抱えながら目標を持ち、最後まで一生懸命目標に向かって生きていく事、努力
する事はとても難しい事です。そのような患者さん達を傍らで見て尊敬してい
ます。患者さんが目標に向かって生活ができるように、私にできる事は何であ
るかを考えながらこれからも看護をしていきたいと思います。


看護部ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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						研修医2年目
                        宮本 麻美

 今月の研修医日記を担当させていただきます宮本です。早いもので研修医に
なってすでに1年5ヶ月、研修生活も後半にさしかかりました。当院での研修
一般についてはこれまでも多くの先生方が書かれているので、今回は自分が現
在選択科目で研修させていただいている泌尿器科について書こうと思います。
 泌尿器科は前立腺癌、腎細胞癌、膀胱癌をはじめとする悪性の疾患から尿路
結石や過活動膀胱等の良性疾患まで腎、尿路の疾患を幅広く診療する科です。
外科医として手術を行う一方で化学療法やホルモン療法、その他泌尿器に関す
る分野は内科的治療もすべて泌尿器科医が行うことが大きな特徴です。泌尿器
科はどこの病院でも比較的人数が少なく、アットホームな雰囲気が感じられる
ところが多いと思います。当院もスタッフの先生が4人、専修医2人と決して
大きな医局ではありませんがその分科全体のまとまりは強いように感じました。
3ヶ月研修して一番印象に残っているのが毎週水曜日に行うカンファレンスで
す。病棟の患者についてのカンファレンスはどこの科でもあると思いますが、
当科は外来の患者についてもカンファレンスを行います。専修医、研修医のう
ちは病棟業務が仕事の中心となるので、経験できる症例に偏りがでてきてしま
いがちですが、このカンファレンスによって外来初診から入院、退院後のフォ
ローといった一連の流れを科全体で共有していくので非常に幅広い症例を学ぶ
ことができます。また上の先生がどのように考えて診断し、治療方法を選択し
ていくのかという過程を学ぶことができるのが若手の医者にとっては非常によ
い経験になると思います。岡部長を始め先生方がとても教育熱心なので研修医、
専修医にも経験するチャンスはたくさんまわってきます。若手がやると手技は
おぼつかないので時間はかかりますし、自分でやった方がよっぽど楽に違いな
いのにそれでも忍耐強く教えてくださる姿勢には感謝してもしきれない思いで
いっぱいです。外科系を考えている先生方には当院泌尿器科での研修は非常に
おすすめです。


                        研修医2年目
                        高島 聡士

 研修医2年目の高島聡士と申します。
お忙しい中、この日記をご覧いただきましてありがとうございます。1年半前
からこの国立大阪医療センターで研修させて頂いておりますが、2年目になっ
てもまだまだ未熟さを実感する毎日をおくっております。研修医の仕事として
は、病棟の業務や検査・治療の補助、カンファなどがあり、遅くまで病棟に残
っていることもしばしばあります。病院では当直明けには早々に帰宅できるよ
うに配慮していただいておりますが、時として気がつけば30時間〜40時間続け
て働いていたということもあります。このような生活を支えるための基本は何
といってもバランスのとれた食事と便利な住居でしょうか。

 病院には食堂が3か所ありますが、その中でのお勧め健康メニューをご紹介
します。
1.12階レストラン  焼肉どんぶり+人参ジュース
2.1階レストラン   シーフードパスタ+人参ジュース
3.2階レストラン   日替わり定食+サラダバー
というところになりますが、特に12階からは眺めがよく、大阪城公園や通天
閣など大阪の名所を見通せる眺望が堪能できます。

 次に住居ですが、研修医としてこの病院に来た初日に、寮に初めて案内され
た時のことが印象的です。最初に案内されたのは比較的築年数の浅そうなきれ
いなマンションでした。そこで寮の説明を聞きながら、こんなきれいなところ
で生活できるのかと、この病院のアメニティもたいしたもんだと感心しており
ました。しかしすぐにそこは看護師寮であって研修医の寮ではないことが判明
し、結局住むのは敷地の端にある旧病棟の病室を改造した部屋でした。部屋に
キッチンもないこの寮は通称サティアンと呼ばれています。先ほど看護師寮を
見たばかりで天から地に落ちたような落差がありましたが、今ではサティアン
での生活にも慣れ、朝のカンファ5分前に目覚めた時でも駆け込みセーフとい
うことがあったりと、この寮もなかなか捨てたものではないと思っています。

 この病院の生活にもやっと慣れてきましたが、もう研修期間は残り半年にな
りました。今後学会発表や多数の症例レポートなどが控えており夜遅くまで残
ることも多くなりそうですが、このような環境にお世話になりつつ今まで指導
していただいたことや学んだことを活かして、残り半年を頑張っていきたいと
思います。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、山崎麻美、徳永尚美 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 日本の高齢社会を素直に喜べない事件が新聞、テレビで報道されています。
身近に独居暮らしをしている人を見かけたら、暖かい一言をかけてみようと思
っています。

 
http://m-maga.onh.go.jp
メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

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