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メールマガジン「法円坂」No.116(2011/1/17)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



新年明けましてございます。
今年初めてのメルマガをお届けします。
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   メールマガジン「法円坂」No.116(2011/1/17)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 で す     
 ・がんシリーズ:放射線治療2 
 ・『第31回“愛の夢コンサート”クリスマスコンサート』開催される
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す 
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院長 楠岡英雄です。

あけましておめでとうございます。

 大阪の三が日はまずまずのお天気でしたが、全国的には荒れた天候のところ
も多く、今年の先行きを思わせるような気象で年の初めを迎えることとなりま
した。

 さて、今年はうさぎ歳ですが、十干十二支では「辛卯(かのと・う、しんぼ
う)」の歳です。ものの本によると、「辛」の字は「新(あたらしい)」という
意味で、草木が枯れて新たな世代が生まれようとする状態を表しているそうで
す。また、今まで地下に潜伏してきたエネルギーが、社会の様々な矛盾、抑圧
を排除して上に対して発言するという意味があるそうです。従って、闘争、犠
牲を含むために「辛(つら)い」という言葉が出てくるのだそうです。

 一方、「卯」の字は「茆(かや)」を表しており、良い意味では「茂る」、
「繁栄する」となり、草木が地面をおおう状態を表し、明るい春の到来、明る
さと躍動を予感させる意味があるそうです。しかし、「かや」は茂って根がは
びこり、やっかいな環境を作り出すので、悪い意味では、「紛糾し」「動きが
とれなくなる」といった意味も持っているそうです。また、「卯」は両扉を開
いた門の形を表し、「未開拓の部分に扉が開く」、「今まで、手が付けられな
かった部分まで、大がかりな整理整頓が行われる」ことも示唆するようです。

 したがって、辛卯の年には、厳しい状況から新しい世代が台頭し、世の中に
明るさと躍動をもたらす予感と共に、間違うと紛糾に明け暮れることが示唆さ
れます。

一昨年一月のメルマガでは、「己丑」の年は「今までの流れに終止符がうたれ、
これまでの仕組みに変革が起こる年とされている」と書きましたが、実際、政
権交代が起こり、また、景気の低迷で世間の混乱がみられました。昨年一月の
メルマガでは、「庚寅」の年は、「従来の事象を改め新しい筋道を付けていく
年とされている」と書きましたが、政権交代を実感させる事業仕分けなどが行
われ、ものの変化を感させる年でした。

 当院のことを振り返ってみますと、昨年には、がん診療連携拠点病院への認
定や総合診療部の稼働など、4疾病5事業への取り組みを推進させることがで
きました。今年は、2月に新しいCTを稼働させ、また、4月からは臨床腫瘍科
(仮称)を発足させる予定です。今年も診療面をさらに充実させていきたいと
思います。
また、臨床研究の実績が引き続き認められ、4月から臨床研究センターの研究
部・室の数が増えます。それと同時に臨床研究センターの更新築も始まります。

一方、昨年3月の平成21年度末には経常収支が独立行政法人化後、初めて単年
度黒字化し、病院の活性化につながっています。庚寅での変革から辛卯の新し
い発展につなげていきたいと思います。

 国立病院には、政策医療を地域医療において実現させるという使命がありま
す。この中には、救急医療などの社会のセイフティー・ネットとしての役割も
含まれます。また、当院は臨床研究や研修などでも地域と一体となって活動を
しています。当院の特徴となっている機能を十分に生かし、医療やその他の活
動を通し、地域へよりいっそうの貢献をしていきたいと思います。

 本年も引き続き、当院への倍旧のご厚情を賜りたく、よろしくお願い申し上
げます。


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    	がんシリーズ:放射線治療2	
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					放射線治療科 吉田 謙

小線源治療は、放射能を持つ小さいアイソトープ線源(イリジウムやヨードな
ど)を用いて行う治療のことです。腫瘍病巣の中や隣に線源を配置することで、
患部周辺にのみ直接強い量の放射線を当てることができます。

 特徴は、1.病巣の範囲のみに、2.たくさんの線量を、3.短期間に集中
させる、ということです。3通りの治療方法があり、以下に紹介します。

1)腔内照射
 子宮や食道など、生まれつき人間が持っている腔に治療用器具を挿入して治
療します。痛みや出血などの負担が少ないのが特徴です。当院では治療機器を
2003年に更新しましたが、器具が細くなって患者さんの苦痛が減りました。治
療の時以外は、病室で普通に御家族と接することもできます。この治療で子宮
頸癌を、手術治療と同等に治せるようになりました。最近は器具を入れた状態
でMRIやCT検査することできるようになり、腫瘍に対してさらに精密な治療に
なることが期待されています。
 
2)組織内照射
 腫瘍の中に直接治療用の器具を刺して行います。麻酔が必要だったり、治療
の負担が若干大きくなったりする代わりに、内臓の動きに関係なくがんの中か
ら正確に治療できます。
 口やのどの癌は、手術治療だと会話や嚥下がしにくくなりますので、切らず
に治すことでその欠点を改善することができます。
 前立腺癌は、線源を永久に埋め込む方法と当院で行っている一時的に挿入す
る方法があります。どちらも短期間に治療ができるので急速に普及しています。
ちなみに、間寛平さんも最近アメリカで治療を受けて元気にされているようで
す。
 子宮頸癌は、腔内照射では治療しにくい大きなものや、各種治療の後に再発
した場合に有効です。他の治療では治せない方がこの方法で治癒することも稀
ではありません。
 乳癌では、短期間に終わるという利点を生かし、遠隔地在住や育児・介護で
長期の通院が困難な方に有効です。

3)モールド照射
 口蓋など骨が近くて組織内照射が出来ないような部位に行われます。当院で
94歳の患者さんに治療を行ったところ、ほぼ苦痛なく、わずか4日の治療によ
り4cm近い腫瘍が消失して最近100歳を迎えられました。

 小線源治療は、治療できる場所や疾患が限られていることや、強めの有害事
象が生じることもありますので夢のような完璧な治療ではありません。しかし、
専門の医師により適切に治療を行えば優れた効果を得られますので、もしかし
てと思われたら、われわれ専門医に気軽に相談してみてください。


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 『第31回“愛の夢コンサート”クリスマスコンサート』開催される
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                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰

 12月14日、当大阪医療センター講堂にて、第31回“愛の夢コンサート”クリ
スマスコンサートを開催しました。会場はクリスマスコンサートにふさわしく、
ボランティア「法円坂」の皆さんと職員の皆さんにより、2体のクリスマスツ
リーがとっても綺麗に飾り付けられました。
“皆さまこんばんはー”コンサートは、いつも司会でお手伝いをしてくださっ
ている八田 叔子氏の心やさしい声の響きで、予定(午後7時)を少し過ぎて
の開演となりました。
プログラムを紹介しましょう。

1.ピアノ演奏:佐竹 史子
♪エターナリー
♪エーデルワイス
♪タラのテーマ
♪秋の風景(オリジナル曲)

2.ハンドベル:中山 真澄&ベルリンガーズ“ミルフィーユ”
♪しずけき祈りの
♪トリッチ・トラッチ・ポルカ
♪サザエさん一家
♪荒野の果てに

3.声楽・フルート・ピアノ・ヴァイオリン:ピアーチェ
♪「くるみ割り人形」より花のワルツ(チャイコフスキー)
♪そりすべり(アンダーソン)
♪おもちゃの兵隊の行進(イェッセル)
♪ラデツキー行進曲(シュトラウス)

4.みんなで歌いましょう!
♪赤鼻のトナカイ
♪喜びの歌(ベートーベン)
☆司会:八田 叔子

 最初の演奏は、ピアノ演奏の佐竹 史子氏。今回で31回目を迎えた“愛の夢
コンサート”ですが、第1回目からレギュラーとして参加していただいていま
す。毎回オリジナル曲を聴かせていただいており、今日はどんな曲を聴かせて
いただけるか、コンサートでの楽しみの一つにしています。
チャップリンの「♪ライムライト」、「♪サウンドオブミュージック」、「♪
風と共にさりぬ」の映画音楽3曲を聴かせていただきました。映画をご覧にな
った方は、映画の1シーンを思い浮かべながら、懐かしく聴いていただいたこ
とと思います。
 今回、聴かせていただいたオリジナル曲は「♪秋の風景」。この曲は、佐竹
氏が湯原温泉(岡山県)に行かれた時、色鮮やかに紅葉した山々の秋の情景を
描いて作られたそうです。
湯原温泉に行かれた方や、ことし紅葉をご覧になった方もたくさんおられると
思います。きっと皆さんも、このような情景を思い浮かべながら聴かれたこと
と思います。いつも素敵な曲をありがとうございます。
続いての登場はハンドベル演奏の、中山 真澄氏とベルリンガーズ“ミルフィ
ーユ”の皆さんです。「ミルフィーユ」というグループ名は、何かおいしそう
なスイーツを思い浮かべますが、「ベルガーと重なって、きれいな音を鳴らす」
っていう意味で、この名が付けられたそうです。
今回で、3回目の出演となりました。今日は、ハンドベル(正式名:イングリ
ッシュハンドベル)とチャイム(正式名:クワイアチャイム)の演奏を聴かせ
ていただきました。
「♪しずけき祈りの」「♪トリッチ・トラッチ・ポルカ」「♪サザエさん一家」
「♪荒野の果てに」の4曲を、それぞれの音色で聴かせてくださいました。
澄んだ、きれいな音色に、身も心も癒された気持ちになりました。クリスマス
と言えば、ハンドベルですね。
ハンドベルといえば、このシーズンは「引っ張りだこ」だそうです。これから
もいろんなところで演奏されることと思います。ご活躍を祈念しています。
ありがとうございました。
 最後の演奏は、ピアーチェの皆さんです。当院のコンサートには、初めて参
加していだきました。ピアーチェはイタリア語で「楽しい」「愉快な」を意味
します。歌うピアニストの平田 雅代氏、フルーティストの川瀬 千佳江氏、ピ
アニストの山口 美樹子氏、バイオリニストの浜田 里香氏の4人のユニットで
す。
演奏曲は、『♪くるみ割り人形より「花のワルツ」』「♪そりすべり」「♪お
もちゃの兵隊の行進」「♪ラデツキー行進曲」でした。3曲の行進曲では、会
場から手拍子をいただいたり、ピアーチェの皆さまの文字通りの「楽しく」
「愉快な」ステージと、明るくテンポの良い進行に「元気」をいただきました。
最後は「みんなで歌いましょう」ということで、用意していただいた、「♪赤
鼻のトナカイ」「喜びの歌」2曲を、大きな声や小さな声でも会場の皆さんが、
一緒になって歌ってくださいました。楽しくて、愉快で、そして思い出に残る
ステージを贈っていただきました、ピアーチェの皆さまに感謝いたします。本
当に、ありがとうございました。
フルートとバイオリンと、ピアノと歌で、保育所、小学校、老人ホームなど色
んな所で演奏しておられます。
益々のご活躍を祈念しております。

 当日の会場には、およそ110余名の患者さんやそのご家族、お友達の方々に
お越しいただき聴いていただくことが出来ました。ありがとうございました。
恵谷副院長のご挨拶にもありましたが、今日は司会の八田 叔子氏を始め、音
楽ボランティアの、佐竹 史子氏、中山 真澄氏とベルリンガーズ“ミルフィー
ユ”の皆さん、ピアーチェの皆さん、そしてボランティア「法円坂」の皆さん、
職員の皆さん、ありがとうございました。皆さまのご協力により無事終えるこ
とができました。感謝しております。
ボランティア皆さんからの贈り物「クリスマスコンサート」、“愛の夢”の贈
り物として心の片すみにでも納めていただければと願っています。皆さまの一
日も早いご回復を心よりお祈りいたします。

 今回、参加していただいた30代〜50代・60代以上の男女24名の方々から、感
想アンケートを届けていただくことができました。「全体的にいかがでしたか?
」について、「よい」:18名、「ふつう」:6名と、24名全員の方から“よか
った”と思える結果をいただきました。また、全体を通じての貴重なご意見・
ご感想もいただくことができました。その一部をここでご紹介します。

1.2年連続で、クリスマスコンサートを見させていただきました。今回は、
クワイアチャイムの体験モニタリングにも参加させて頂けたり、貴重な経験が
できたことをうれしく思います。(30代女性) 
2.全体に楽しかったです。特にピアーチェ、すばらしかったです。ただ赤鼻
のトナカイは、キーが高すぎて、もうちょっと下げてくださったら、歌いやす
かったかな。歌えなくて残念!大好きな曲なのに・・・。佐竹さん、「秋の風
景」素敵でした。ミルフィーユのサザエさんが楽しかった。ピアーチェはラデ
ツキーの手拍子が、特に面白かったです。ありがとうございました!!。私も
何らかの形で参加したくなりました。(50代女性)
3.皆様の明るい笑顔がとっても心和むひと時でした。又、再度の機会があれ
ば幸せです。 ピアノの作曲された、「秋の風景」とっても感激しました。
(60代以上男性)
4.高年齢の参加者の為に、日本の古い愛唱歌や童謡等がピアノに合わせたソ
ロが、合唱で加われば楽しくなると思います。各方面に良く配慮された素晴し
いコンサートでした。ありがとう感謝、元気を頂きました。(60代以上男性)

皆さまからいただきました貴重なご意見・ご感想は、今後の企画の参考にさせ
ていただきます。ご協力ありがとうございました。

 大阪医療センターでは病院ボランティアを募集しています。
病院で自ら進んで労力、時間、技術などを提供して、患者さんにやさしさとう
るおいを提供すると共に活動を通じてボランティア自身の成長にも役立つこと
ができる活動です。
資格は特に要りません。自分自身が健康であり、優しさと何事にも積極的に取
り組む気持ちがあれば活動できます。また、活動回数は、個々のライフスタイ
ルに応じて決めていただいています。服装は活動しやすい服装でいいですが、
ピンクのエプロン・胸章など用意しています。
現在110余名のボランティアの方々が活動されています。一緒に活動してみま
せんか。
ボランティアを希望されます方、お待ちしています。
管理課ボランティア担当までご連絡ください。

・管理課ボランティア担当    TEL:06−6942−1331(代表)
・ボランティアホームページ →http://www.onh.go.jp/volunteer/
・患者情報室ホームページ →http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.html


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           看 護 の こ こ ろ
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                           脳神経外科病棟
                           元木 千恵

 大阪医療センターに就職し9年が経ちました。6年目の脳神経外科病棟に勤務
しているときに、多発神経鞘腫で全身麻痺・視力低下・難聴(全く聞こえず)・
嚥下障害・気管切開・構音障害のある患者さんに出会いました。
人間には3大欲求(生理的欲求・精神的欲求・社会的欲求)があります。その
中で、看護は生理的欲求が満たされていない患者への援助を行うことが多くあ
ります。生理的欲求とは生命を維持するために必要とする欲求をいい、睡眠欲・
食欲・排泄欲などが挙げられ、欲求を満たす方法は、ひとり一人が違います。
そのため、それぞれその患者さんに合った看護を提供したいと日々感じていま
す。生理的欲求の中の食欲(食事)は、生命維持(栄養補給)や精神的満足感
を得るために必要であり、食事摂取の過程は、咀嚼・嚥下をして食道や胃など
の消化器管を通り、栄養素を吸収します。自己にて食欲を満たすことができな
い患者さんの看護について述べたいと思います。

 私がその患者さんの食事介助した時は、全量摂取できましたが、他の看護師
が介助した時にはほとんど摂取することができませんでした。私にできて、経
験年数が浅い看護師(昔の私)に出来ないことは何なのかを考えました。まず
嚥下についての解剖生理などの知識がなく、また精神的満足感については考慮
せず、とりあえず全量摂取して栄養状態の確保をしなければいけないという考
えが先立っていました。しかし今では、舌の運動機能を把握し舌のどこに食塊
を置けば嚥下し易いか、嚥下するとき顎を前屈にすることで気道への垂れこみ
を塞ぎ誤嚥を予防できるなど解剖生理を考慮した介助ができるようになりまし
た。またテキストに載っていないことで経験を重ねたことでわかったこと、例
えば、患者さんの横に座り同じ目線で介助することで、表情や嚥下のタイミン
グ、次に何がほしいのか推測しやすいこと、スプーンの角度など、その人に合
った看護を行えるようになりました。それを他の看護師に説明し、方法を統一
しても、摂取量はあまり増えず、直接患者さんに聞いてみても、「なんか違う
の。ちょっとしたスプーンの角度や、私が言いたいことを気づいてくれない。」
と言われました。個別性のある看護は、第一に患者の状態に合わせた、エビデ
ンスに基づいた安全安楽な看護を提供することであり、これは学習することで
習得できるものです。しかし、患者さんの表情やちょっとした仕草から読み
取るなど経験を重ねることで習得できるものもあります。経験を重ね習得でき
るもの、看護師ひとり一人が大切にしていること・気づくことは、それぞれ違
ってくると思います。今回は私が上手くいきましたが、上手くいかないときも
たくさんあります。それぞれが看護について、また患者さんへの想いについて
語り合い、意見を出し合い、その患者さんにあった看護を提供していくことが
大切であると感じました。
 今回、今まで行ってきた看護を振り返る中で、看護師としてスタートした9
年前の自分と看護への考え方の変化に気付きました。日々、患者さんから気付
かされる出来事や上司・同僚から受ける刺激、他職種の方からの助言等、1日
として同じ日はありません。その中で、明日の自分、1年後の自分、数年後の
自分がどんな看護を行っているのか楽しみです。今後も患者さんと共に歩む中
で、より良い看護を目指して行きたいと思います。


看護部ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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						研修医2年目
                        大島 健司

 ども!研修医の大島健司と申します。研修医になって早くも2年が経ってし
まったというのは驚きで時の流れというのは早いものです。研修医生活が始ま
ることに大きな不安を抱いていた2年前がついこの間のようです。現在はとい
うと、3年目からのレジデント生活に大きな不安と期待を抱きながら進路先で
ある血液内科をローテートしているところです。節目というのはいつも同じよ
うな感情を抱くものですね。さてこの日記を読んでいる方々の中には、マッチ
ングに向けて周りの動向が気になりつつ、でもどこの病院に見学に行けばいい
のか分からず、若干焦っている人も多いと思います。参考になるか分かりませ
んが、自分自身この病院で研修してみての感想を書きたいと思います。
 率直にこの病院で研修できてよかったと思います。この2年間で目標となる
ロールモデルと言える先生に数多く出会うことができ、また研修医の同期や先
輩・後輩にも優秀な人が多く、かなりの刺激を受けました。また患者さんも温
かく、自分が診ているつもりでも逆に成長させられる部分が多かったです。多
くの財産をこの2年間で頂けたと思います。手技が少ないとの指摘もあります
が、受け持ち患者さんの中心静脈カテーテル挿入や腰椎穿刺などは一年目の最
初からでも大抵の場合はやらせてもらえます。内視鏡や心臓カテーテル検査な
どある程度専門性のある手技でも将来その科に進む希望があればやらせてもら
っている人もいます。手技に関しては数回施行して手順を覚えれば、上級医の
行う手技を見る際のポイントも変わり、見るだけでも勉強になります。うまい
人の技を盗むというところはどこかスポーツと似た部分もあり、自分で行う数
が多ければ多いほど良いというわけではないなというのが実感です。
 皆さんは研修病院で悩まれていると思いますが、色々な要素を勘案して自分
に一番合うと思う病院を見つてください。何事に関しても始まりの数年間とい
うのは努力すればした分だけ素直に自分の糧になってい
く時期だと思うので、息抜きを適当にしつつ充実した研修生活が送れることを
願っています。ちなみにこの病院の研修生活は立地の面から息抜きも充実して
るので是非御一考下さい(笑)。



臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、山崎麻美、徳永尚美 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 本格的な寒さです。
 インフルエンザ、感染性胃腸炎がはやっています。
 手洗い十分にして予防しましょう。
 では来月まで。


http://m-maga.onh.go.jp
メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

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