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メールマガジン「法円坂」No.123(2011/8/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



 3月11日の東日本大震災から、もうすぐ半年になります。被災された皆様に
とっては、まだまだ大変な毎日を送られていること、心よりお見舞い申し上げ
ます。そんな中で、女子サッカーワールドカップの日本チームの活躍には誰も
が心打たれました。「決して諦めない」精神に見習って、思い切り歓べる時ま
で頑張りましょう。
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   メールマガジン「法円坂」No.123(2011/8/15)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 です
 ・栄養サポートチーム(Nutrition Support Team ,NST)のテーマソングが
  できました。     
  ・女性医師シリーズ3「院内保育所利用中〜都会の中の森の保育園〜」 
 ・「第14回ボランティア総会」開催される
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す 
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 今年の夏は、原子力発電やその他のトラブルのため、関西電力も10%の節電
を要請しており、今までにない夏になりそうです。

 節電をしていても、地震等により発電機が止まる可能性があり、その際には
需要が供給を上回り、突発的な停電が発生することもあり得るようです。この
ような突発的な停電が医療の現場に及ぼす影響について、先日、NHKの取材
を受けました。その際、考えさせられたことについて記したいと思います。

 まず、節電についてですが、当院もできる限りの節電に努めています。病棟
や外来などの患者さんがおられるところは照明も落としていませんが、管理部
門は廊下の蛍光灯を間引くなど、いろいろ工夫しています。また、自家発電に
よるピークカットも行っています。

 もし、突発的な停電が起こった場合には自家発電で対応することになります。
当院には4台の発電機があります。そのうちの1台は常用発電機でガスを燃料
とし、600kW(キロワット)の発電能力があります。この発電機は、夏場の平
日の8時から18時まで稼働させ、日中のピークの2割程度をまかなっています。
すなわち、外部に対して20%程度の節電に協力していることになります。

 一方、非常用発電機は3台あります。高圧用が1台で1400kWの発電能力があ
り、他の2台は低圧用で発電能力も合わせて400kW程度です。いざ停電という
ときには高圧用の発電機が頼りであり、非常用エレベータ、手術室、無停電電
源装置への供給電源として用いられます。

 当院の電力消費は、今年7月の記録を調べてみますと、最大で約3100kWで、
平日の正午から1時までの間であり、この日の最高気温は33度でした。ちなみ
に、昨年の最大消費電力は約3300kWで、平日の午後4時からの1時間ですが、
この日の最高気温は35.3度でした。やはり、最高気温と電力消費には密接な関
連があるようです。

 数字だけから見ると、非常電源で最大消費の7割程度をまかなえることにな
ります。しかし、実際は配線等の関係もあり、もっと少ない部分しかまかなえ
ないようです。

 では、自家発電の容量を増やせば問題は解決するかというと、そう単純な問
題ではないようです。停電時に問題になるのは、CTやMRIなどの日常診療
で必要な高度な診断機器が使えなくなることです。CTは撮影時にX線を出す
ため、待機時の3倍以上の電力を消費します。しかし、それでも56kVA程度で、
1時間使い続けて56kWですので、短時間の使用ではもっと少ない電力消費です。
また、新鋭機ほど省エネになっているようで、この半分程度の電力消費のも
のもあります。

 数字だけから見ると、CT1台を非常電源につないでも問題なさそうですが、
実際につないでいるところは国内でもほとんどないと聞いています。その理由
は、電気の質にあるようです。自家発電の電気は電圧変動が大きく、また、停
電時に非常電源に切り替わるまでのタイムラグ(通常15秒程度)も大きな障害
になるようです。これらの問題を解決しようとするとコスト面でたいへんな
負担になるようです。

 当院には三次救命救急センターがあり、また、災害拠点病院、地域医療連携
病院でもあります。したがって、災害発生時を含む停電時でも、せめてCTの
1台程度は稼働させたいと思いますが、技術面、費用面から、簡単なことでは
なさそうです。

 関東地方では、万一、計画停電を実施する場合にも救命救急センター、災害
拠点病院や地域医療連携病院には通電すると決められたようですが、本当に必
要なのは計画的でない、突発的な停電への対策です。結局、病院の非常電源に
頼らざるを得ないと思われますが、病院の自助努力に任せるだけでなく、地域
での助成が望まれるところです。


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栄養サポートチーム(Nutrition Support Team ,NST)のテーマソングが
できました。
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                     栄養サポートチーム
                     耳鼻咽喉科 
                     二村 吉継

「腹が減っては戦ができぬ」とは言いますが、病と闘うこともまた同じことで
栄養管理の重要性が注目されるようになってきました。考えてみれば当たり前
のことですが、どんな薬を使っても生命維持の源であるエネルギー摂取ができ
なければ病に打ち勝つことはできません。昨今、そうした考え方が浸透し栄養
士、看護師、薬剤師、医師などが横断的に栄養管理を専門とした栄養サポート
チームを立ち上げる病院も多くなってきました。大阪医療センターではこのよ
うな流れを先取りする形で8年前(平成15年11月)に栄養サポートチームが結
成され、常に先進的な活動をしてまいりました。一口に栄養管理といっても、
食事が取れない理由は病気によって様々です。食べ物を口に運ぶことができな
い人から、うまく飲み込みができない人、栄養吸収ができない人など多岐にわ
たります。ひとりひとりの患者さんに合わせた細やかな栄養管理をすることは
マンパワーが必要なだけでなく、われわれ医療サイドと共に患者さんのモチベ
ーションを高く保たなければなりません。
 大阪医療センター栄養サポートチームはそんな患者さんを支えていく気持ち
を込めてオリジナルの楽曲「NST「あなたをサポート」」を作成しました。栄
養サポートチームの活動を紹介するとともに、教育的な内容を盛り込んで、そ
して何より頑張る気持を支えていくささやかな力となればと考えました。
 音楽でモチベーションを高めることは昔々からなされてきた方法ですが、そ
れを聞いていただけるクオリティがなければなりません。質の高い作品を作る
ためには専門的知識と技術を要します。そこで、著名な歌手へ多くの楽曲を提
供し、関西在住で活躍中の松田純一氏に協力を依頼しましたところ面白い企画
ですね、と快諾をいただきました。曲作りは栄養士が中心となって作詞、私が
作曲と歌を担当して松田氏にアレンジをお願いしました。また、松田氏はアイ
ドルグループへの楽曲提供も得意とされ、栄養士によるバックコーラスも聴き
どころです。プロの音楽家を迎えることによりクオリティの高い良質の作品と
なったと思います。
 当院にて6月に行われたNutrition Weekの講演会においても映像を流し、好
評を得ました。そこで、今回病院ホームページ(栄養管理部のページ、NST活
動)にて当院での活動の映像と共に視聴いただけるようにして頂けることにな
りました。
またMP3ファイルにてダウンロードしていただけますので是非ご視聴下さい。
http://www.onh.go.jp/nss/nst/nst.html
(8月16日掲載予定です。)


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女性医師シリーズ3 「院内保育所利用中〜都会の中の森の保育園〜」   
  
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                     臨床腫瘍科(緩和ケア内科)
                                          里見 絵理子

 臨床腫瘍科・緩和ケア内科の里見です。私には小学生、保育園児の二人の子
供がいて、院内保育所を利用し始めて早10年が経ちます。当時、利用者の多く
は当院看護師で、女性医師の利用は前回メルマガ登場の渋谷先生と私など数名
でしたが、現在は10名近くこの保育所に子供を預けてみなさん生き生きと仕事
をしています。大阪医療センターの院内保育所の歴史はとても長く、今年40周
年をむかえます。院内でも有数のふる〜い建物ですが、「都会の中の森の保育
園」、第二の家、という言葉がぴったりの場所です。「となりのトトロ」にで
てくるような大きな楠の木のもとで、春は桜、八重桜に囲まれ、夏は蝉の声を
聞き抜け殻を集め、秋は落ち葉を拾い、冬は時々小さな氷をみて、一回くらい
は小さな雪だるまをつくって過ごします。また、遊びも「子供らしい」ことで
満ちあふれています。保育所に通い始めて大きく変わったことの一つが「洗濯
物」です。とにかく多い。食事は外食で手を抜くことができても、洗濯だけは
欠かすことができません。その洗濯物には子供たちが遊んだ証がたくさん詰ま
っています。長男が2歳をすぎたある日、いつものようにお迎えに行き、先生
に「お母さん、すみません。喜ぶのでたくさん遊ばせてしまいました。」と言
われ、何の事だかわかりませんでしたが、子供が大喜びだったらよかったよか
った、と帰途につきました。帰宅して大きなスーパーのビニール袋から洗濯物
を出していると・・・「えっ!?」。眼が点になりました。洗濯物なのか、泥
の塊なのか。丁寧に新聞紙の上でひろげると、どろがついたTシャツとパンツ
でした。そういえば数日前に「どろんこあそびをしますのでお願いします」と
保育士の先生に言われたのを思い出し「そのことだったのか・・・」と。10歳
になった今、長男はそのことを話すたびに昨日のことのように「楽しかった〜」
と言っています。本当に覚えているのかは定かではありませんけれど。

 話は逸れましたが、子供を安心して子供を預けることができ、職業を継続で
きるという環境は本当に恵まれています。医師である私たちには、病だけでな
く生活・家庭・社会の中で生きていく人を診ることが求められます。以前、結
婚・育児が医師としてのキャリアの律速段階になることを恐れていたことがあ
りました。10年前には、育児と仕事を両立している先輩女性医師も少なく戸惑
うことも多くありました。しかし、病院の女性医師勤務改善プロジェクトなど
を通して多くの女性医師が現場で活躍するのに励まされながら、一方で我が子
が子供らしく育っていくのを見つつ日々臨床に携わりながら、医療者が結婚・
育児という貴重な機会を通して提供する医療に磨きがかかるのではないかと今
は感じています。                  


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「第14回ボランティア総会」開催される
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                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰

 去る7月26日、第14回ボランティア総会を開催しました。当院のボランティ
ア活動も今年満14年を迎えることができました。これまでボランティア活動に
ご支援ご協力いただいた方々に心より感謝しお礼申し上げます。
「ボランティア総会」は、
〈一部〉講演会:テーマ「放射線災害と被ばく医療」について
     講師:救命救急センター 診療部長 定光 大海 先生
〈二部〉総会:院長挨拶、表彰式、活動報告
〈三部〉懇親会:開会の挨拶、幹部職員の紹介、閉会の挨拶

の3部構成で行いました。

・講演会
 2011年3月11日に、東京電力福島第一原子力発電所において発生した、原子
力事故は、原子力発電史上初めて、大地震が原因で炉心溶融および水素爆発が
発生し、人的要因も重なって、国際原子力事象評価尺度のレベル7(深刻な事
故)に相当する多量の放射性物質が外部環境に放出された原子力事故として報
道されました。
 その後、5ヶ月が経ちましたが、いまだ収束の糸口さえ定まらない状況が続
いています。
「放射能」「放射線」「放射性物質」「被ばく」「汚染」「ヨウ素」「セシウ
ム」「べクレル」「グレイ」「シーベルト」等々、まったくというほど耳にし
なかった言葉と、放射線という五感で捉えることができない相手に、日本中が
不安な生活を虐げられています。
講演の中で、定光 大海先生は、現実に私どもは、自然放射線といって、年間
だいたい日本では、平均1.4ミリシーベルトぐらい受けています。けれど、そ
う言うのは意識せずに、人間というのは自然放射線にさらされて生きて来てい
ますので、そう言う環境下にいるということも事実です。ですから大事なこと
は、それに上乗せされる人工的な放射線に出来るだけさらされないようにする、
自分自身で、何が何でも防がないといけません。そのためには、どういう放射
線があって、どのくらいの量が今そこにあるのか、理解すること、把握するこ
とがすごく大事なことです。情報が、すごく重要な要素になるだろうと述べら
れています。
 今日は、そう言った放射線についての基礎知識(一部分)と、実際この福島
第一原子力発電所事故に対応された、ご自身の体験情報を踏まえ、ご講演いた
だきました。
いろんな情報が飛び交う中で、正しい知識を身に付け、そして正しい情報を掴
むことが大変重要なことだと改めて感じています。

・総会・院長挨拶
 冒頭、楠岡 英雄院長は、ボランティアの皆さんに、年に一回、この日にお
会いするのを楽しみにしておりました。皆さん方の非常にお元気なお顔を拝見
でき、本当に楽しく、嬉しく思っております。ボランティアの患者さんその他
の方々への、きめ細やかなおもてなしに、心からお礼申し上げますと挨拶され
ました。
 そして最後に、今日は、この一年間の皆さま方のボランティア活動に対し、
病院からささやかではございますが、感謝の気持ちで、表彰とか、僅かでござ
いますが懇親の場を設けております。どうぞ、ごゆっくりくつろぎ、また日頃
のいろんな問題点等、病院の幹部も列席しておりますので、色々おっしゃって
いただければ幸いかと思います。本日はお集まりいただき、ありがとうござい
ました。
 このように、楠岡 英雄院長よりボランティアの皆さまの日頃の活動に対し
て、感謝と労いのお言葉をいただきました。ボランティアの受け側である病院
の、理解と協力がボランティアにとって、「心を支える強いちから」に成って
います。

・総会・表彰式
 平成22年度の大阪医療センターボランティアグループ全体の活動状況は、活
動延べ日数2503日、活動延べ時間は8488時間でした。活動時間に対する個人表
彰では、35名の方々に楠岡院長より感謝状が贈られました。そして、「愛の病
院学級」「絵本サークル ぶくぶく」「綿の花 えほんの会」の各グループの昨
年1年間の活動に対し、感謝状が贈られました。また、今回2000時間以上の活
動時間を達成された、西尾 典子氏(患者情報室・リボンズハウス)に、特別
賞が贈られました。
 このようにボランティア皆さんの、地道な日々の活動の積み重ねが、少しず
つ実を結んでいることをとても嬉しく思っています。受賞の皆さま、おめでと
うございます、そしてありがとうございます。

・懇親会
・山崎副院長 挨拶:いつもに比べ、背がすごく高いひまわりが、暑い日なん
ですが迎えてくれます。希望に向かって、天に向かって、咲いているような、
非常に明るい気持ちにさせてくれます。いつも何時も患者さんの立場に立って、
私たちが気づかない、細かい所にまで気を配り、病院を明るく、楽しくしてい
ただいて本当にありがとうございます。

・幹部職員の紹介:懇親会の席で、ボランティアの皆さんに病院幹部職員11名
が紹介され、日頃のボランティア活動への感謝のことばをいただきました。ま
た、看護師長、副看護師長等多くの職員の皆さんが参加してくださいました。
普段院内でもあまり顔を会わす機会のない幹部職員や、同じボランティア仲間
であっても、活動時間と場所が違うと中々会うことも出来ません。本の僅かな
時間でしたが、立食を取りながら楽しく親睦を深められたことを嬉しく思って
います。

・渡津看護部長 挨拶:本日は皆さま本当にありがとうございます。暑い毎日
ですが、熱中症、高温に気を付けていただいて、これからもよろしくお願いい
たします。・・・当院の職員は現在1000人、看護学校の学生、職員を合わせる
と1400人ばかりいます。まだまだ挨拶が十分ではないので、幹部、看護師長会
では挨拶運動していこうと申しております。是非、一生懸命挨拶をするように
しますが、ボーっと通る人がおりましたら声をかけてやってくだされば、あり
がたく思います。今後とも本当にどうぞよろしくお願いいたします。本日はあ
りがとうございました。
総会は渡津看護部長の挨拶にて結びとなりました。今回の総会には、76名のボ
ランティア、職員の方々に参加していただくことができました。本当にありが
とうございました。

 現在、当院のボランティア活動をサポートする組織として、ボランティア運
営委員会とボランティア支援室の2本の柱があります。また日々の諸問題がタ
イムリーに解決できるようにと、支援室の中に支援室連絡会が設けられていま
す。これらの組織により患者さん・ボランティアさん・病院との3人4脚での活
動が円滑に運営されています。
今年の夏も猛暑日が続く、本当に暑い毎日を迎えています。熱中症に罹る患者
さんが後を絶ちません。活動中はもとより、家庭内においても、十分な水分補
給と適量の塩分補給を行い、体調管理を心がけていただきたくお願いいたしま
す。

 今年はボランティア導入15年目、一つの節目を迎えます。次のボランティア
総会の席においても、健康で元気なお姿で再開できることを念じております。
ありがとうございました。

・メールマガジン、ホームページをご愛読の皆さま、大阪医療センターでは病
院ボランティアを募集しています。お電話か、ホームページからお申し込みく
ださい。
病院で自ら進んで労力、時間、技術などを提供して、患者さんにやさしさとう
るおいを提供すると共に、活動を通じてボランティア自身の成長にも役立つこ
とができる活動です。資格は特に要りません。自分自身が健康であり、優しさ
と何事にも積極的に取り組む気持ちがあれば活動できます。また、活動回数は
、個々のライフスタイルに応じて決めていただいています。服装は活動しやす
い服装でいいですが、ピンクのエプロン・胸章など用意しています。
現在100余名のボランティアの方々が活動されています。一緒に活動してみま
せんか。ボランティアを希望されます方、管理課ボランティア担当までご連絡
ください。お待ちしています。

・ボランティアホームページ→http://www.onh.go.jp/volunteer/
・電話番号→06−6294−1331(代表) 
・患者情報室ホームページ →http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.html


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      看 護 の こ こ ろ 
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                       東11階病棟 古川 八重子

 うだるような夏の暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
  私が、大阪医療センターに転勤となり、東11病棟に配属になって1年が過
ぎました。
就職して1年目の頃に目指していたのは、入院した患者様が、手術や突然の発
症を乗り越えて安心して自宅に退院するお手伝いができる看護師でした。具体
的には、少ない経験の中でしたが、患者様に起こりえる合併症の予防と異常の
早期発見や安心して自宅で過ごせるようその人の生活にあった退院指導を充実
させることでした。あれから、10数年を経て、多くの患者様やスタッフとの
出会いの中で経験や知識を得て看護がずーっと深まったと思いますが、今でも
目指している所は変わっていないと思います。
 東11病棟は脳神経外科・脳卒中内科の混合病棟であり、脳疾患全般の患者
様が入院されている病棟です。手術療法・血管内治療・化学療法・ターミナル
ケアなどの積極的な実施と共に、SCU(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など脳
卒中急性期における内科的集中治療室)を併設し、その後方病棟としての役割
も担っています。疾患の後遺症による失語症や意識障害のため自分をうまく表
現できない患者様を理解するために五感を働かせ、患者様の発する小さなサイ
ンを見逃さないように心掛けています。そして24時間、患者様の生活を支え
る看護の役割は大きくその分やりがいを感じています。術後や発症時には食事
や清潔行為が自分でできなかった患者様がリハビリ室での訓練や私たちの日常
生活援助で少しずつできるようになり生活を再構築され、喜ばれている過程は
関わっていて日々、励みに感じています。
 当院は急性期病院であり患者様は自宅に退院する方と引き続いてのリハビリ
目的のため転院する方がおられます。 退院にしても転院にしても家族や医療
社会福祉士の協力も欠かせないものであり患者様を中心としたチーム医療の重
要性をいつも感じています。 
これからも私自身が日々の看護を通して成長すると共に、自己の看護観を持ち
一緒に働く看護スタッフに私が今まで経験した嬉しかったことや感動したこと
、失敗から学んできたことを伝えたり見せたりして、教育指導する立場である
副看護師長としてスタッフの知識と技術、患者様に対する態度の向上に努力し
ていきたいと思います。また、スタッフからも学ぶ姿勢を持ち続けお互いに向
上し合える関係づくりを持ち続けていきたいです。


ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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                     研修医2年目 高嶋 和磨

 みなさんこんにちは。大阪医療センター研修医2年目の高嶋 和磨と申しま
す。この研修医日記を読んでくれているみなさんありがとうございます。私の
研修期間も2年目の夏をむかえたこの頃です。
この病院を研修医の立場から紹介するというのがこの研修医日記のコンセプト
ですが、詳しい研修内容等は他の方にお任せし、今回は自分の1日の流れを書
いていきます。

「2011年8・9月整形外科ローテンション中の一研修医Kの一日の流れ」
1.午前7時 汗だくになりながら起床。夏は意外と朝は強い。おしゃれに朝
  シャンしようと毎日思うも実行できず。
2.午前7時15分 今日も手術やと思いながら、パンをかじり、コーヒー(BOSS
   レインボーマウンテン)を飲み、関テレ「めざましテレビ」を見る。
3.今日の星占いを見て、一喜一憂し、やっぱりおれは、カトパン派と確認し
  ながら、病院までチャリをこぐ。(約3分)
4.午前7時30分 病院のエレベーターがなかなかこないことに少しイライラ
  しながら、研修医室到着。同期・後輩とさわやかなあいさつをかわしなが
  ら、自分の席で、白衣に着替える。今日も1日がんばると気合を入れてみ
  る。
5.午前7時35分 病棟(整形病棟は東西6階)に到着。朝のラウンドに向かう。
  前日のデーターチェックしつつ、患者様の診察。笑顔であいさつを忘れず
  に。
6.ラウンド後、カルテ記載。気づいたことは指導医に相談して指導を仰ぐ。
7.午前8時過ぎ とりあえずひと段落。今日の入院が当たっていないか最終
  確認+余裕があれば小休止。
(注:8、9は術日とそれ以外で分けています。)
8.午前8時半前 朝の手術に備えて、手術室に直行。オペ着に着替えて、更
  衣室の鏡の前で帽子・マスクを着用。ちょっと自分に酔ってみたりする。
  トイレを忘れずに済ませて、患者様を迎え入れる。
  →手術日はこのまま自分の担当が終了するまで手術室に引きこもる。
9.指導医の先生に熱い指導を受けながら、手術開始。質問が飛び交う。予習
  内容が聞かれた瞬間、一人ほくそ笑むオレ。ただし長続きはせず、最終的
  にはボコボコに・・・。
8.午前9時 包帯交換開始。清潔操作に気をつけながら、スピーディーに処
  置をこなしていく。去年よりもスムーズに出来ているなと一人ニヤッとす
  る。ただし、長続きはせず、がっつり指導をしていただくことに・・・。
9.時間があるときは、上の先生方とお昼休憩。食べ過ぎると眠くなるが、セ
  ルフサービスの職員食堂に行くと、ついつい、てんこ盛りにしてしまい、
  ガッツリ食事。
  →以後、眠気と格闘。
  →手術日以外は、カンファレンスor新入院患者の準備に。画像とにらめっ
  こで2時間以上経過もしばしば。
10.手術後は回復室に患者様を移動し、術後管理。現在は疼痛コントロール
   がメイン。パスを採用しているため術後管理はスピーディーになった。
   患者様・ご家族の「ありがとうございました。」は何度聞いてもうれし
   い瞬間。
11.午後6時ごろ その後、病棟業務+術後管理に目を光らせながら、いつ
   の間にか、こんな時間に。今日も日光浴びなかったな、と思いつつ、自
   分の白い腕を眺める瞬間。
12.午後7時ごろ 夜のラウンド(くれぐれも変な意味では無い)に。今日一
   日の患者様の話を傾聴しながら、また、明日ねとお別れ。
13.午後8〜9時ごろ もうさすがに病棟から電話はかかってこないと判断し、
   帰宅の準備に。ここでやり忘れていたことを思い出したりすると、テン
   ション↓↓↓。
15.帰宅or2次当直開始。

と、まあ、大まかにこんな一日を送っています。もちろん、科が変わればもっ
と遅くなったり、早くなったり(あまり無いが)します。大阪医療センターは研
修医の数が多く、みんな仲良しです。(ホームページ→臨床研修→初期研修に
ついて→研修医日記参照してください)
http://www.onh.go.jp/kensyu/shoki/nikki.html
この、研修医日記を読んで、一人でも多くの学生さんが見学に来て、一緒に働
けることを楽しみにしています。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、山崎麻美
     看護部長 渡津千代子 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 冷房の温度設定が高くなったことにも、停止したエレベータの前で待つこと
も、階段を利用することが少し増えたことにも、不思議と慣れていくものだと
思いました。でも、体の調子が悪い人は決して無理をせず、暑い夏をお過ごし
ください。

http://m-maga.onh.go.jp
メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

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