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 メールマガジン「法円坂」No.126(2011/11/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



 コートの襟を立てて歩いている時期ですが、11月というのにまだ扇風機が
必要です。最近、院内で大きなおなかを抱えた看護師さんをよく見かけます。
結婚したら仕事を辞めてではなくて、子供を産んでも働き続ける人が増えてい
ることは、嬉しい現状です。安心して子供が産める社会になって、人口減少に
歯止めをかけると、我々も安心した老後を迎えることができます。
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   メールマガジン「法円坂」No.126(2011/11/15)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 です
 ・戴帽式を迎えて
  ・女性医師シリーズ5 
 ・2011年度 日本病院ボランティア協会「総会」
   「病院ボランティアの集い」に参加して
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す 
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 わが国における治験の状況はこの10年間に大きく変化しました。治験を実施
するにあたり、ヘルシンキ宣言に基づいて関係者が守るべきルールを定めた
GCP(Good Clinical Practice)が平成9年に改正され、いわゆる「新GCP」
(医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令)が施行された平成10年頃には、
日本の治験は、「(スピードが)遅い、(質が)悪い、(コストが)高い」と
いわれていました。

 しかし、平成14年から始まった「全国治験活性化3カ年計画」が終了した平
成18年には、「遅い、高いが、質はよい」といわれるようになりました。さら
に、平成19年に始まった「新たな治験活性化5カ年計画」の中間見直しが行わ
れた平成21年には、「質は高く、スピードは欧米並みとなったが、まだ高い」
というところまで改善されました。

 残るコスト高の解決には症例集積性を高める必要があります。症例集積性と
は、端的に言うと、一医療機関に集まる患者さんの数ということになります。
たとえば、近年、治験が活発に行われている韓国や中国では、病床数が3000床
かそれ以上、1日の外来患者が9000人以上という超大規模病院で治験が行われ
ています。これだけ多くの患者さんが集まっているので、治験に参加していた
だける患者さんもスピーディにリクルートできます。

 一方、我が国では、これだけの患者さんを一カ所で集めることはできません
ので、一カ所あたりの患者さんの少なさを、治験に参加する医療機関の数で補
わざるを得ないことになります。その結果、治験に伴う様々な作業が医療機関
の数だけ発生することになり、それがコスト高につながっていると言われてい
ます。

 では、今から病院を統合して大規模病院に仕立てるかというと、それは全く
実現不可能です。そこで、超大規模病院に対抗する方策として出されたのが、
「(医療機関の)ネットワーク化」です。医療機関を有機的なネットワークに
し、あたかも超大規模病院が存在するかのようにバーチャル化で対応しようと
するものです。しかし、ただ医療機関が群れをなしているだけでは意味があり
ません。「新たな治験活性化5カ年計画」の中間見直しに引き続いて設けられ
た「治験等適正化作業班」の報告書が指摘するように、ネットワークがバーチ
ャルな1病院として機能するためには、このネットワークの窓口が一元化され
ている必要があります。

 しかし、このようなネットワークを形成するためには、その第一歩としてネ
ットワークの核となる組織が必要です。今年9月に、特定非営利活動法人
(NPO)「大阪共同治験ネットワーク」が設立され、活動を開始しました。
(実は、私はこのNPOの理事長を勤めております。)このNPOは、大阪府医師会
の援助を得て設立されたものですが、大阪府下の5大学(大阪大学、大阪市立
大学、大阪医科大学、関西医科大学、近畿大学)や大阪府内科医会などの医会、
大阪府病院協会などの病院団体、大阪府など、創薬・治験に関係する幅広い方
々から支援されています。

 大阪は「道修町」に象徴されるように、日本における薬の中心地ですが、治
験に関しては今は関東圏に圧倒されています。しかし、今後、「大阪共同治験
ネットワーク」を核として大阪地区での医療機関のネットワーク化が進めば、
治験が大きく進むことが期待されます。このNPOの活動が、単に大阪地区の振
興だけでなく、「ドラッグ・ラグ」の解消に貢献し、良い薬が早く必要として
いる患者さんの元に届くようにしていきたいと思います。


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        戴帽式を迎えて 
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                   看護学校(65回生)大槻 ことは

 看護学校に入学して半年が過ぎた平成23年10月25日、私達65回生111名は、
多くの方々に見守られ、戴帽式を迎えることができました。
 入学してから、白衣を身に着けていた先輩方が、とても大きく見え、先輩方
のようになりたいと思っていました。戴帽式の朝、憧れの先輩方から、胸にコ
サージュを戴きました。先輩方に、ほんの少し近づいた気持ちになり、照れく
さい気持ちと嬉しい気持ちになりました。
戴帽式では、喜びと緊張の中、純白のナースキャップを頂き、看護の道へ大き
な一歩を踏み出しました。ナースキャップと白衣には、患者様の生命に携わる
責任と、先輩方が受け継いできた看護の心が込められているように、重みと偉
大さを強く感じました。
 今までのことを振り返ってみれば、看護師を目指すことを決めるまでは、長
い時間と大きな決意を必要としました。看護師は人の命を預かるという重大な
責任が伴う職業であり、自分がその職に就くに値するのかと自問自答を繰り返
しました。しかし、一人の人間として、そして看護師として周囲の人々を支え
られるようになりたいと考え、看護の道へ進むことを決意しました。しかし、
最近の私は、日々、聞き慣れない専門用語に戸惑い、そしてついていかなけれ
ばと必死の思いと、看護技術の練習と、目まぐるしい時間を過ごしています。
もう少し時間があればと思う学校生活の中で、目の前のことしか考えられなく
なることもありました。また、そこから逃げ出したくなることもありました。
しかし、戴帽式を迎えることで、看護の道に進むことを決意した、あの時の強
く熱い気持ちを思い返すことができました。そして、私の決意を心から支えて
くれた両親と、日々学校生活を支えて下さる先生方や友人達に、感謝の気持ち
でいっぱいになりました。
 戴帽生111名の灯火がともる中、一人一人の決意を込め、私達の決意が皆さ
んに伝わるよう、ナイチンゲール誓詞を宣誓しました。これから看護を実践し
ていくためには、常に技術や感性を磨き、新しい知識を積極的に獲得していく
ことが必要となります。看護の道にゴールはないということを心に、患者様は
もちろん患者様を取り巻く人々に対しても、思いやりの気持ちを持ち続けられ
る看護師として成長していきたいと思います。
 今後、様々な壁に直面することがあると思います。そんな時は、今日、仲間
と心を一つにして宣誓した気持ちと、初めて感じたナースキャップの重みを思
い出し、一つずつ乗り越えていきたいと思います。そして、十年後、二十年後、
今の自分が決意した気持ちに恥じないよう、常に患者様に寄り添い、よりよい
看護を実践できているよう、努力し続けていきたいと思います。			


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女性医師シリーズ5
職場復帰を考えている人へ、〜〜ちょっと背中を押しましょうか〜〜」   
   
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                     小児科
                     医師 寺田 志津子

 ずいぶん昔のことですが。
世の中のおおかたの女性と同様、結婚して、妊娠して、産まれる少し前まで働
き、育児休暇に入りました。続けて二人目、三人目ができ、その間双方の両親
が体調をくずしたり、亡くなったりしました。
うちで、主婦として母として妻として嫁として、そこそこ適当に楽しみながら
過ごしていました。ママ友もいっぱいでき、PTAや自治会の役員も歴任し、お
そらく働いていたときより、今より、忙しくしていたと思います。
子育ても一段落し、診療関係のアルバイトはしていましたが、また第一線でや
ってみたいなぁと考えていたとき、偶然、元上司の尊敬する先生(女医)から
「人をさがしているらしいんだけど、やってみない?」と電話をいただいて、
迷いなく復帰しました。運っていうものもあったのでしょう。

 医師に限らず、看護師やいろんな職種で、ブランクがあるとついていけない
のではないかなど不安がいっぱいで、踏み出せない方が多いのではないでしょ
うか。でも、そんなことありません。
もちろん、初めは、まわりの人にはおそらく(いや絶対)、たくさん迷惑をか
けると思われますが、そのことをまず自覚して、最初の3ヵ月くらいは謙虚に、
一から学ぶつもりで始めるのです。これまでのキャリアはちょっと横に置いと
いて、ひたすら新人のように働きます。
そのあとは、自分で勉強したり、さらにいろんな人の意見を聞いたりしてステ
ップアップすれば、迷惑かけなくてすむようになり、やがて戦力となって、つ
いに教える立場になって恩返しができるのです。

 何らかの理由で休職していた人は、そのことで引け目を感じることも気まず
く思うこともないと思います。なぜなら、同じその年月、ずっと働いていた人
にはできない経験を積んでいるからです。その経験が、仕事の上でも将来、き
っと役に立つでしょう。
この記事をみて復帰してみよっかな、と一人でも思っていただけたらうれしい
です。


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2011年度 日本病院ボランティア協会
「総会」「病院ボランティアの集い」に参加して
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                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰

 10月27日、ホテルアウィーナ大阪にて「日本病院ボランティア協会 2011年
度総会・病院ボランティアの集い」が以下の通り開催されました。

<午前の部> 総会及び代表者会議
・10時30分〜12時30分 3階「生駒の間」
<午後の部> 病院ボランティアの集い
・13時〜15時30分    4階「金剛の間」
・1000時間達成者感謝状贈呈
・東日本大震災についての報告 
・交流会(音楽とティータイム)

 ここで、日本病院ボランティア協会(NHVA)について、ふれておきます。
日本病院ボランティア協会 NHVA(Nihon Hospital Volunteer A
ssociation)は、
病院・施設などへ来院・来所する人々に安らぎを与える病院ボランティア及び
病院ボランティアグループを支援し、それに関する相談・助言などの事業を行
い、その活動の健全な発展と推進によって社会福祉に寄与することを目的とす
る非営利活動法人です。(2011年現在、大阪医療センターをはじめ、216グル
ープが加盟)
NHVAのはたらきは、病院ボランティアおよび病院ボランティアグループを
支援し、研修・講演会、情報の収集・発信、相談・助言などの事業を行ってい
ます。
シンボルマークは、手と手を結びあう形を表し、団結と継続を示しています。
1977年、長くボランティア活動を続けられた方に、協会として感謝の意を表し
たいと、創始者の故広瀬夫佐子初代会長が1000時間バッジに考案したものです。
バッジは毎年総会で病院ボランティアとしての活動が1000時間に達した方に贈
呈されます。

 総会挨拶で、日本病院ボランティア協会 信田 禮子理事長は、今年は東日本
大震災があったりして、日本中が「しんどい」一年でしたと感想を述べられま
した。
また、2011年度の総会議事、第1号議案:2011年度 事業報告、第2号議案:
2011年度 会計報告・監査報告、第3号議案:2012年度 事業計画(案)、第4号
議案:2012年度 収支予算書は、十分に審議され、過半数以上の表決権を持っ
て採決されました。
代表者会議では「緊急時・災害時のボランティアの関わり方について考える」
をテーマに話し合いの場が持たれ、「活動病院における緊急時のボランティア
の在り方」「患者に対する支援と心のケア」「近隣の病院および避難所とのネ
ットワークの在り方」についての意見交換を行いました。今回出された意見等
については、これから吟味され、病院ボランティアの関わり方,在り方につい
て報告される模様です。結果に期待しています。
 午後の部の「病院ボランティアの集い」には、今年も北〜南まで、全国77病
院グループから多くの方々が参加されました。来賓挨拶で、大阪大学医学部付
属病院副看護部長 前田 正美氏より、1000時間達成者の皆さまに感謝と労いの
言葉が贈られました。

2011年度の達成者は、232名(累計3544名)、協会理事長より感謝状と記念バ
ッジが贈られました。当医療センターからは次の4名の方が授与されました。
   ボランティア法円坂:有計 順子さん   1000時間
      〃      曽我 ミツ子さん  1177時間
   園芸       :手塚 節子さん   1139時間
   栄養管理室    :金沢 正美さん   1107時間
  (2011年9月30日現在の活動時間で申請)

 当病院の累計達成者も27名となりました。1000時間達成された皆さま、本当
におめでとうございます。日頃の活動に感謝いたします。
また、岩手県立中央病院ボランティア 竹花 昭子氏より、東日本大震災での、
痛々しい体験、ご苦労等を聴かせていただきました。今なお終わりが見えない
復興状況等に強く心の痛み感じている自分を覚えています。
 病院ボランティアの集いは、コール・フィリオのコーラスと、ボランティア
皆さんで合唱した「♪一人の手」で締めくくられました。
 このように、今回の総会は東日本大震災を踏まえての総会となりました。
「1000時間達成表彰」されることが、すべてのボランティア皆さんの活動にお
ける自己目標であるかは分かりません。しかし日々活動された少しの時間が蓄
積され、大きな目標に一歩一歩近づく努力に感謝し、日々ボランティアが生き
生きと活動できるよう、ボランティアのステップアップを心得、支え合いなが
ら末永く活動していただけるように努めたいと考えています。
”ありがとうございました”

大阪医療センターでは病院ボランティアを募集しています。
病院で自ら進んで労力、時間、技術などを提供して、患者様にやさしさとうる
おいを提供すると共に活動を通じてボランティア自身の成長にも役立つことが
できる活動です。
資格は特に要りません。自分自身が健康であり、優しさと何事にも積極的に取
り組む気持ちがあれば活動できます。また、活動回数は、個々のライフスタイ
ルに応じて決めていただいています。服装は活動しやすい服装でいいですが、
ピンクのエプロン・胸章など用意しています。
現在100余名のボランティアの方々が活動されています。一緒に活動してみま
せんか。
ボランティアを希望されます方、お待ちしています。
管理課ボランティア担当までご連絡ください。
 

・ボランティアホームページ→http://www.onh.go.jp/volunteer/
・電話番号→06−6294−1331(代表) 
・患者情報室ホームページ →http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.html


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      看 護 の こ こ ろ 
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                       ICU 谷口 美由紀

 季節は立冬をすぎ、朝夕ぐっと冷え込むようになりました。毎日の自転車通
勤で寒さが身にしみ、冬も自転車で乗り切れるだろうかと少し心配になる今日
この頃です。この間「大阪マラソン」が開催されましたがみなさんご覧になり
ましたか?私は家の近所がコースになっていて、当院の先生が走られることも
あり、応援に出かけました。たくさんのランナーが笑顔で駆け抜けていくのを
見て、生き生きしている人たちの姿にとても感動し、熱いものがこみ上げてき
ました。キラキラしている人を見るととても元気がもらえますね。私も周囲の
人たちが元気になれるよう自分磨きをしたいと思います。
 私が「看護のこころ」の原稿依頼をいただいたのは今回で2度目になります。
1度目は数年前になりますが、それから何が変わったかなと思い起こすと、一
番変わったのは結婚し母になったことです。中でも妊娠、出産は私にとって人
生の大きな山場でした。今回は妊娠、出産を経験し、看護について考えたこと
を書きたいと思います。
 私は体が丈夫な方なので、妊娠・出産は特に心配していませんでした。しか
し、妊娠初期に切迫流産で入院と自宅安静が必要となり、無事に出産できるの
かという不安と仕事を休み迷惑をかけてしまう申し訳なさとで身体的だけでな
く精神的にも不安な日々を過ごしました。なんとか乗り越えることができ、仕
事に復帰しましたが、数ヵ月後切迫早産と診断され、再び入院が必要となりま
した。それまでは近所の産科に通院していましたが、長期入院が必要というこ
ともあり、当院の産科に入院しました。持続点滴でベッド上安静の入院生活は
約3カ月にわたりました。薬の副作用やお腹の張りでしんどかったり、安静の
ためテレビカード1枚買いに行くこともできない等、些細なことで困ったり、
何より無事に出産できるのか心配だったり、一人でじっとしている分考える時
間だけは山ほどあるのでいい事よりも悪いことをたくさん考えていました。患
者になって色々な思いをし、感じた中で、患者になった自分と入院中の患者様
を照らし合わせ、今までと違った目線で「看護ってなんだろう。」と考える機
会をもつことができました。私は患者になって「患者は看護師に依頼したり何
かを訴えたりしにくい(気を使って言いにくい)」と感じました。私が職員だ
からということもありますが、そうでなくても、忙しく走り回る看護師に声を
かけたり、何かを依頼をすることに気が引け、言いにくいと思っておられる患
者様がきっとおられると思います。そんな時、口に出さなくてもサッと氷枕変
えてしてくれたり、寄り添って話を聞いてくれたりすると、「自分のことをち
ゃんと看てくれている」と、とても安心します。ただし大切なのは、看護師の
行為が自分(患者)のニーズ(欲求)と合致していることであり、看護師本位
であっては意味がありません。患者のニーズと看護の提供が合致した時こそ安
心感を与えられ、苦痛を軽減することができると思います。患者は病気を患い、
入院・治療に伴って身体的、精神的、社会的に苦痛を強いられます。しかし、
その種類や大きさ、表現の仕方は個人の背景や立場、性格等によって様々で、
患者の「個」をいかに把握するかが看護師としての役割を果たすためのポイン
トであり、ニーズを充足するためのカギになると思います。私は看護学生の頃
看護観に「患者様のかゆいところに手が届く、まごの手看護がしたい」と書き
ました。個別性を理解し、ニーズを把握して看護を提供することもまさにまご
の手看護の一つだと思います。簡単な言葉で言えば、「気のきく看護師さん」
になり、安心して療養生活を送っていただけるような看護をしたいな、と思い
ました。
 みなさんのおかげで早産ではありましたが無事出産にこぎつけ、子どもは早
くも1歳10カ月になりました。1年と少し育児休暇をいただき、4月から復職し
ていますが子育てと仕事に走り回り、とてもじゃないですがあんなに何かを考
える時間を作ることはできません。入院生活は大変でしたが、子どものおかげ
で看護を振り返り、様々なことを考える時間を得られたこと、そして母になる
喜びを与えてくれたことにとても感謝しています。これからも入院中に感じた
「看護のこころ」と患者経験を活かし、患者様に接していきたいと思います。


ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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                     研修医2年目 泉谷 瑤子
 こんにちは、研修医二年目の泉谷瑤子です。

 去年の春から臨床研修が始まり、あと残すところ半年となりました。二年目
になるとメジャーの科(内科、外科、総合救急部など)は終了し、選択科、地
域医療を回ることがメインとなります。私は二年目に入って整形外科→小児科
→精神科(地域医療)とローテートし、今は麻酔科を回っています。当院では
一つの科を1−3ヶ月かけてじっくり回ります。そのため選択期間がほかの病院
と比較して短いかもしれませんが、将来なかなか診ることができない症例を経
験できたり、その他貴重な経験やさまざまな手技をさせていただける機会が多
いと思います。将来どの科に進んだとしても、専門外の知識を患者さんから問
われることが少なくないと思います。その時に一度経験しているのとしていな
いのとでは大きな違いがあると時間外外来をしていてひしひしと感じています。
 ここで、ここ最近の私の一日の流れを説明していきたいと思います。

1.朝7時 病院到着 朝ごはんを食べてちょっと休憩
2.7時半 オペ室へ。手術前の準備
3.8時 その日に行われる手術のカンファレンス
4.8時半 手術開始
5.11時 少し早めのお昼ごはん
6.合間を見つけて術前、術後診察
7.手術が終わり次第終了

 という流れです。やはり朝早いことは始めはつらかったですが、直ぐになれ
ました。ローテートし始めたころは気管内挿管もままならず、何度も失敗し、
スタッフの先生方に大変助けていただきました。患者さんにもよりますが、ほ
ぼ毎日気管内挿管させてもらえるので我ながら少しは上達したのではないかと
思います。麻酔科の雰囲気も良く、毎日充実した日々を送っています。
みなさんもぜひ一度見学にきてください。

臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、山崎麻美
     看護部長 渡津千代子 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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  いつまでも寒くならないと思っていたら、突然冬が来るかもしれません。
「うがいと手洗い励行」で、忙しい師走にむけて、どうかご自愛ください。

http://m-maga.onh.go.jp
メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

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