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メールマガジン「法円坂」No.135(2012/8/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



 このメルマガがお手元に届くころには日本中が寝不足になったロンドンオリ
ンピックも閉会式を終え、夏の甲子園真っ盛りになっていることだと思います。
男女のサッカーのメダルどうなっているでしょう。
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   メールマガジン「法円坂」No.135(2012/8/15)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 です
 ・傷のない大腸癌手術
 ・診療科紹介 整形外科 3
 ・大阪医療センター「第15回ボランティア総会」開催報告
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す 
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 今月も先月に続き、国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(黒川
清委員長)の最終報告書についての話です。

 この最終報告書には日本語版と共に英語版が発表されています(一部、まだ
未完成ですが)。日本語と英語で発表された場合、その内容はほぼ同じである
ことが通常ですが、この最終報告書では一部異なっています。日本語版では冒
頭に黒川委員長が「はじめに」を書いていますが、英語版では「Message from
the Chairman」(以下、「Message」と書きます)から始まります。

 日本語版でも英語版でも事故に対する基本的姿勢、すなわち、今回の事故が
人災であるという点では全く一致しています。しかし、「Message」が強調し
ていて「はじめに」にないものに、この事故が「Made in Japan」であるとい
う点があります。「Made in Japan」とは、この事故の背景には日本の文化が
大きく関与しているという考えです。

 「日本の文化」としてあげられているのは、「反射的に従うこと
(reflexive obedience)」 、「権威・権力に異議を唱えることへのためらい
(reluctance to question authority)」、「計画どおりにする事に忠実
(devotion to ‘sticking with the program’)」、 「集団主義(groupism)
」、「島国性(insularity)」の5つです。

 すなわち、「Message」では、「はじめに」で指摘している今回の事故につ
ながった過剰な自信や事故対応への準備のなさの背景には、文化的要因が大き
く関わっているとしています。

 先月触れた「規制の虜」については「Message」では触れていません。「規
制の虜」は日本のみで起こったものではなく、他の国々でも同様に生じている
国際的に共通の現象であることから、「Message」では触れなかったのかもし
れません。

 最終報告書を発表した直後に、黒川委員長は幾つかのテレビ番組に出演し、
その内容や結論について述べられていました。一部で、この事故が「Made in 
Japan」であることを述べられていましたが、余り取り上げられませんでした。
また、新聞でも「Made in Japan」についての記載はほとんどありませんでし
た。

 海外からはこの報告書に関連して、事故原因を文化の所為にするだけでは不
十分で、より直接的な原因をはっきりさえるべきであるというようなコメント
があったようです。

 「はじめに」では以下のように述べています。
「変われなかった」ことで、起きてしまった今回の大事故に、日本は今後どう
対応し、どう変わっていくのか。これを、世界は厳しく注視している。この経
験を私たちは無駄にしてはならない。国民の生活を守れなかった政府をはじめ、
原子力関係諸機関、社会構造や日本人の「思いこみ(マインドセット)」を抜
本的に改革し、この国の信頼を立て直す機会は今しかない。この報告書が、日
本のこれからの在り方について私たち自身を検証し、変わり始める第一歩とな
ることを期待している。

 医学、医療はすでにグローバル化しています。我々も十分にグローバル化に
対応していると考えています。それでも、時に、海外から「おかしい」と指摘
され、理解してもらえないことがあります。多くは文化、習慣の違いによるも
のですが、今後、良いものは世界に普及させ、不合理なものは改めていくこと
が、全ての点で必要であると考えさせられます。


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         傷のない大腸癌手術
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                   がんセンター診療部長・外科科長
                   関本 貢嗣

 7月に赴任しました関本貢嗣と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 専門としている大腸癌治療の話題を1つご紹介させて頂きます。それは傷跡
の残らない手術です。
 腹腔鏡下手術あるいは内視鏡下手術という言葉は、今ではかなり広く知られ
るようになりました。大きく開腹するのでは無く4つから5つの小さな傷だけ
で手術する方法です。傷跡が目立たない、痛みが少ない、合併症が少ない、回
復が早いなど多くの利点がある優れた方法です。ただ技術的には難度が高く、
取り組みが遅れている施設も多いのが現状です。未だ過半数の症例が開腹手術
という施設は少なくありません。では大阪医療センターはどうか?との声が聞
こえてきそうですが、ご安心ください。今では大阪医療センターではほとんど
の大腸癌手術が腹腔鏡下手術です。7月以降では肝転移も同時切除した1例を除
き全て(13例中12例)が腹腔鏡下手術でした。これは国内の中枢医療機関の中
でも高いレベルと言えます。
この腹腔鏡下手術でも小さな傷が残ります。時間がたつと目立たなくなること
が多いものの、瘢痕がはっきりと残ることもあります。癌の治療なのだから少
々の傷が残るのは仕方が無いという意見は当然あります。しかしこの数年ほと
んど傷跡が分からない手術が開発され普及しつつあります。それはへそから3
本の細い器具をおなかに挿入して行う単孔式手術という方法です。もちろん傷
はできますが、ほとんどへそに隠れてしまいます。手術を受けた患者さんが、
自分はほんとうに手術を受けたのか訝しく思うことも有るほどです。現在は操
作が容易な症例が対象ですが、技術や器具の進歩により徐々に応用範囲が広が
ってくると思われます。
 約25年前に腹腔鏡下手術が開発されました。その時には複雑な癌手術を腹腔
鏡で行うなど誰も考えませんでした。それが今や腹腔鏡下手術からさらに先に
進みつつあります。
 こういった外科治療の急速な進歩を、大阪医療センターの外科がリードでき
るよう研鑽を積んでいきたいと思います。


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診療科紹介 整形外科 3 最小侵襲手術手技による人工膝関節置換術   
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                   整形外科(膝関節外科グループ)
                   宮本 隆司

 当科では全ての患者様に最小侵襲手術手技による人工膝関節置換術を行って
います。

 変形性膝関節症や関節リウマチの患者様の手術的治療として人工膝関節全置
換術(TKA)が主流となっています。この人工膝関節置換術の長期成績は既に安
定していますが、さらに傷の大きさを小さくして軟部組織へのダメージを極力
抑え、術後の痛みをより少なくかつ機能回復をより早くしようとする「最小侵
襲手術手技(MIS)」といわれる手術概念が興り、当科でも2004年から導入して
います。
 MIS TKAの特徴は、まず膝を伸ばす際に重要な大腿四頭筋への侵襲を最小限
にとどめ、従来法のように膝蓋骨を完全脱臼させて裏返しにして手術するので
はなく、亜脱臼させて横にずらせるだけで手術を行う方法です。

 他に当科で特に重要視していることは、
・クリーンルームで全身をシールドして完全清潔下で手術を行う。
・短時間で迅速に手術を終える。
・創部には多量のジェット洗浄を行う。
・術中は大腿部を駆血して手術するので出血しないが、術後は膝からの出血を
 洗浄式の自己血回収装置を用いて洗浄・濾過して自己血輸血を行い、同種血
 輸血を回避する。
・術後の痛みは大腿神経ブロックにて和らげ、クーリング装置で冷却して腫れ
 を防止する。
・術後安静臥床時に生じる可能性のある深部静脈血栓症や肺血栓塞栓症(いわ
 ゆるエコノミークラス症候群)の予防策としては、弾性ストッキングの装着、
 フットポンプで足裏のマッサージを行い、 血栓予防薬の投与も行う。

 手術の翌日には車椅子〜歩行器歩行が可能で、約3週でリハビリのメニュー
を終了して退院していただいています。
 術前にO脚やX脚に変形していても、手術では靱帯のバランスを整えて関節の
固さもほぐすため、術後は痛みが改善するのはもちろんのこと、変形も正常へ
と矯正されて可動域も改善します。特に、MIS TKAを始めてからは大腿四頭筋
の筋力回復が早く、術後に杖をつく必要がなく、一足一段の階段昇降が可能で、
自転車にも乗れる患者様が増えています。

 また、比較的軽い変形性膝関節症や大腿骨内顆骨壊死の患者様に対しては、
膝の内側だけを部分的に人工関節に換える単顆型人工膝関節置換術(UKA) をや
はりMISにて行っています。
 この手術はTKAよりさらに低侵襲であり、術後出血も痛みも少なく、大腿四
頭筋には切開を加えないため、術後の筋力回復もさらに早く、約2週で退院さ
れる患者さんもいます。

 このように当科では全ての患者様にMISを適用し、丁寧にかつ細部にわたっ
てこだわりをもった医療を行うように常に心がけております。


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   大阪医療センター『第15回ボランティア総会』開催報告
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                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰

 平成24年7月27日、大阪医療センター「ボランティア総会」を開催しました。
平成9年(1997年)1月から当院のボランティア活動は開始されました。総会は
今回で第15回目となりました。これまでボランティア活動にご支援ご協力いた
だいた方々に心より感謝いたします。
 例年「ボランティア総会」は、第一部・記念講演会、第二部・総会(表彰式)
、第三部・懇親会の3部構成で行っています。多数の病院関係者の皆さまと、
グループごとに活動しているボランティアも多数参加して、お互いの懇親を深
めております。

 今年の記念公演は、NPO法人日本病院ボランティア協会理事長・信田禮子
氏をお迎えし、「これからの病院ボランティア」をテーマにご講演をいただき
ました。
 日本病院ボランティア協会、平成24年度のテーマは「病院ボランティアのこ
れから〜災害に学ぶ〜」です。平成23年3月11日の東日本大震災を体験した日
本のボランティアは、それぞれの活動分野で、災害時にできることを模索しま
した。被災地でのボランティアの活動状況や、被災地の病院が求めたことなど、
実際の被災現場の状況など踏まえて講演していただきました。
ボランティアとして、今回のような大震災が起こった時に、少しでも患者さん
や病院のお役に立つことのできるボランティアに育っていくためには、落ち着
いた行動と判断能力が必要です。平常時に心がけて訓練を積んでおくことが大
事です。また、当院のボランティアとして、全国に広がる災害の予想に備えて、
病院ボランティアとしてできることを日ごろから考えておくことを再認識しま
した。ボランティアにとっては、非常に有益なお話を拝聴することができまし
た。

 平成23年度、大阪医療センターボランティアグループ全体の活動状況は、活
動延べ日数:2438日、活動延べ時間:8397時間でした。
 個人28名と「絵本サークル・ぶくぶく」「綿の花・えほんの会」の2グルー
プが、院長先生より感謝状をいただきました。また、今回2000時間以上の活動
時間を達成された、和田康子さん(法円坂)に、特別賞が授与されました。
 そして、「末永く当院の患者さんのために、ひいては当院のためにボランテ
ィア活動を継続していただけることを願っています」とのおことばもいただき
ました。
 また、日本病院ボランティア協会の1000時間表彰を4名(表彰者累計:23名)
の方が授与されるなど、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。

 懇親会には院長先生をはじめ幹部職員の皆さま、副看護部長、看護師長等多
くの職員と多くのボランティアの皆さまが参加してくださいました。普段院内
でもあまり顔を会わす機会のない幹部職員や、同じボランティア仲間であって
も、活動時間と場所が違うと中々会うことも出来ません。ほんの僅かな時間で
したが、ヘルシーなご馳走をいただきながら、お集まりいただいた皆さまと懇
親を深め、明日からの当院ボランティアの発展を祈念して散会いたしました。
 今回の総会に、昭和46年6月から「愛の病院学級」で活動されていた、大嶋
志津先生・田中久雄先生のお姿を見る事が叶わず、私自身にとってチョッピリ
淋しい総会ではありました。今回ご出席いただいたボランティアの皆さまと、
また、ご欠席のボランティアの皆さまにも、次のボランティア総会の席では、
ご健康でお元気なお姿で再開できることを念じております。
本当にありがとうございました。


*メールマガジン、ホームページをご愛読の皆さま、大阪医療センターでは病
院ボランティアを募集しています。お電話か、ホームページからお申し込みく
ださい。
病院で自ら進んで労力、時間、技術などを提供して、患者さんにやさしさとう
るおいを提供すると共に、活動を通じてボランティア自身の成長にも役立つこ
とができる活動です。資格は特に要りません。自分自身が健康であり、優しさ
と何事にも積極的に取り組む気持ちがあれば活動できます。また、活動回数は、
個々のライフスタイルに応じて決めていただいています。服装は活動しやすい
服装でいいですが、ピンクのエプロン・胸章など用意しています。
平成24年度も、およそ100名のボランティアの方々が活動されています。ボラ
ンティアを希望されます方のお越しをお待ちしています。管理課ボランティア
担当までご連絡ください。

・ボランティアホームページ→http://www.onh.go.jp/volunteer/
・電話番号→06−6294−1331(代表) 
・患者情報室ホームページ →http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.html


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      看 護 の こ こ ろ 
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                       東5 津村  麻衣子

 暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年も原発の
問題のため、節電が大きく叫ばれ、当院でも節電に励んでおります。東北の大
震災から2回目の夏を迎えました。今までは、何気なく電気を使用していまし
たが、震災以後、改めて電気が貴重なエネルギーであることに気付き、ひとり
ひとりの努力が大きな節電につながると思い、私自身も節電を意識するように
なりました。
 私は看護師になって11年目になります。脳神経内科・眼科病棟、消化器外科
病棟を経て、婦人科・乳腺外科病棟に移動し2年目になりました。
私は「患者様の立場で考える」ことを大切にして看護をしています。この看護
観は今考えると、看護師1年目のときに担当した患者Aさんとの関わりの中で
気付かされたことにつながります。AさんはALS(筋委縮性側索硬化症)で
入院されており、筋力低下のため、自分で体を動かすことが困難で、食事や排
泄、手の位置や足の位置・体位を変えることなど身の回りのこと全てに看護師
の介助が必要でした。1年目の私は夜勤でAさんを担当していましたが、多数
の患者さんを担当することにいっぱいいっぱいで、Aさんにゆっくりと関わる
余裕がありませんでした。吸引と体位交換を行い、部屋を退室しようとしたと
き、Aさんから「ちょっと待って」と言われました。Aさんは自分で体を動か
すことができないため、手や足の位置の調整をして欲しいと思っていました。
私はそのときはっとしました。必要な処置のみ実施し、Aさんの思いを考えら
れていなかったことに気付いたのです。それ以降、患者さんの立場に立って考
えるよう努力し、自分の行う看護についても、これでよいのかと考えるように
なりました。
 看護師になって11年の間に色々な経験をしましたが、今でもAさんに言われ
た「ちょっと待って」という言葉が心に残っています。その時の気付きをもと
に私の看護観は深まっているようにも思います。入院中の患者さんは皆それぞ
れに苦痛や不安を抱えています。私が現在働いている、婦人科・乳腺外科の病
棟は子宮体がん・子宮頸がん・卵巣がん・乳がんなどの悪性疾患や子宮筋腫・
卵巣嚢腫などの良性疾患の患者様が入院されており、看護は急性期からターミ
ナルケアまで多岐に渡ります。年齢が20代〜40代の患者様も多くおられ、社会
や家庭での役割が大きい中で若くして病気を抱えています。身体的な苦痛だけ
でなく、精神的・社会的な苦痛や不安も大きく、看護師の役割は重要であると
考えています。普段の患者さんの看護場面でも何か不安なことや困っているこ
とはないか確認し、少しでも患者さんの思いを把握できるように関わっていま
す。看護師は24時間患者さんのそばにいる唯一の存在で、患者さんの思いを一
番近くで聞くことができます。これからも初心を忘れず、患者さんの思いに耳
を傾け、常に患者さんを中心に考え、患者さんを支えられる看護師を目指して
がんばっていきたいと思います。


ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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                    研修医2年目 武田 和

 初めまして。今月の研修医日記を担当します2年目の武田和と申します。

 早いもので、研修医として働き始め、1年以上が経ち、研修生活も後半です。
今は大学の夏休み期間に当たるためか、多くの学生さんが見学に来られていま
す。思い返せば、自分もマッチング試験前に「研修医日記」を読んでいました。
学生の皆さんに、なにか、伝えることができれば幸いです。

 当院での研修プログラムについては、他の研修医の方も書かれていますが、
軽く述べさせていただきます。総合内科・消化器内科・循環器内科・外科・総
合救急部・麻酔科をそれぞれ2〜3か月間、小児科・産婦人科・精神科・地域医
療を1か月ずつローテートします。1つ下の学年からは、総合診療部単独での1
か月も始まったようです。必須の科が多いため、選択期間は4か月と短めです。
詳細は、募集要項を参照してください。

 他の病院で働いている同期の話を聞くと、時間外外来(2次救急)でのfirst 
callおよび初期対応や、3次救急での研修期間は、当院での研修の特色の一つ
だと思います。

 時間外外来は、1年目と2年目の研修医が1人ずつペアで、対応に当たります。
かかりつけのwalk inから初診の救急搬送依頼まで、軽症からショックまで、
まずは自分がメインとなり診療を進めていきます。判断に難渋する際は各科の
先生にコンサルトし、丁寧に指導していただけます。

 3次救急は、CPA・多発外傷・熱傷・中毒など、普段診ることの少ない疾患を
経験し、様々な手技やICU管理を学ばせていただきました。 その他の特徴と
しては、立地条件が良い・同期の数が多いといったところでしょうか。研修医
同士でミナミや天神橋筋商店街へ繰り出したり、スタッフやレジデントの先生
に飲みに連れて行っていただいたり…と息抜きも適度に行っています。今月末
には、1年目・2年目研修医でのビアガーデンも控えています。最近の変化とし
ては、12階に職員食堂がリニューアルされシダックスが参入したことと、ロー
ソンがオープンしたことくらいです。

 以上、拙い文章でしたが、少しは参考になったでしょうか。私は、当院で初
期研修をすることができ良かったと思っています。当院での研修に興味を持た
れた方は、是非とも実習・見学に来ていただき、研修医の声を聞いてみてくだ
さい。お待ちしています。


                    研修医2年目 梅原 徹


 研修医2年目の梅原です。
 2012年7月某日 研修医なら誰もが経験する手術+当直コンボの忙しない一
日を日記にしてみました。ちなみにこの時私は脳外科ローテートしていました。
・7:15起床。
・7:45出勤。カンファレンス前に担当患者回診。何か問題があればあとで上級
 医に報告。
・8:30カンファレンス(1週間の手術症例検討会)。担当症例の手術所見をホ
 ワイトボードに描き術後経過をプレゼンテーション。
・9:00手術室へ。患者さんの体位取り、手術準備のお手伝い。
・10:30病棟。患者さんを診察して各データをチェックし、指示、処方、点滴、
 検査を出しカルテを書く。
・13:00昼食+手術の予習。
・14:00手術室へ。患者さんの体位取り、手術準備。
・15:00手術開始。助手として手術に参加。
・17:15 当直開始(〜翌8:30)。開始と同時に容赦なくPHSが鳴り救急外来へ
 呼び出される。
 ↑この日は担当患者さんの手術で、同じく脳外科をローテートしている同期
 が手術が終わるまで救急外来の対応をしてくれることになりました。助け合
 える同期研修医の存在が本当にありがたいです。
・19:00手術終了。術後の検査、指示を出す。
・19:30救急外来。I君から引き継ぎを受けて当直業務開始。
・1:30患者さんが途絶えた隙に夕食。
・5:00患者さんが途絶えたので就寝。幸い朝までPHSは鳴らず。
・8:30隙を見て更衣室でシャワーを浴びてリフレッシュ!日常業務へ。
 以上、研修医日記でした。

 当直はおよそ月3〜5回程度で週1回はだいたいこのような感じの一日でしょ
うか。手術や当直は体力勝負になってきますが、その分学ぶことも多いです。
当然翌日は体調万全とは言えませんが、慣れてくれば万全でないなりに何とか
一日を乗り切れるようになってきます。
 当直や手術がない日は科ごとに差はあるものの比較的自由度は高いと思いま
す。仕事が早く終われば飲みに行ったり、テニスをしたりする日もあります。
自由度が高いがゆえ時間の使い方は人それぞれですが、自ら積極的に仕事を見
つけて診療に関わる努力がなければ漫然と日々が過ぎていってしまう可能性は
あります。逆に気合と向上心をアピールすれば上級医からはいくらでもチャン
スを与えてもらえます。立地は抜群ですし、各科バランスがとれていて初期研
修にはもってこいの病院だと思います。努力次第で自分を高めていける土壌が
当院にはあると思うので、是非一度見学にいらっしゃってください。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、多和昭雄
     看護部長 渡津千代子 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 今回のオリンピックでは団体競技の盛り上がりがすごく目立ったように思い
ますが、皆様はどう思われましたか?また、金メダルはもちろんですが、銀メ
ダル、銅メダルを取った人たちのこぼれるような笑顔が私にはとても印象に残
りました。

http://m-maga.onh.go.jp
メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

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