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メールマガジン「法円坂」No.140(2013/1/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



新年明けましておめでとうございます。
今年初めてのメールマガジンをお届けします。
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   メールマガジン「法円坂」No.140(2013/1/15)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 です
 ・診療科紹介 耳鼻咽喉科(2)
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す 
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 あけましておめでとうございます。

 今年の三が日、大阪ではまずまずのお天気でした。今年がこのような穏やか
な年であればと思います。

 さて、今年は「み」歳ですが、十干十二支では「癸巳(みずのと・み、きし)
」の歳です。ものの本によると、「癸」の字は「物事を測る」、「物事の筋道
を立てる」という意味を持つそうです。昨年の「壬」は「諸問題が増大し、そ
のために任務・仕事がますます増し、仕上げの動きになる」との示唆でしたが、
今年は、それを受けて「何事も筋道を立てて考え、処理することが重要となる」
年のようです。

 一方、「巳」は子宮にいる胎児を表す漢字であり、また、「今まで冬眠をし
ていた蛇が目覚め、地表に出てくること」を意味するそうです。「巳年」には、
従来の生活に別れを告げ、新たな世を作ることが期待されるそうです。

 したがって、「癸巳」の年は、「物事が行き詰り、極限に近づく」年であり、
一方、「よりしっかりと物事の本質を見極め、規範を定め、筋道を立て新たな
チャレンジをする必要」のある年のようです。

 昨年のメルマガでは、一昨年の「辛卯」の年は「厳しい状況から新しい世代
が台頭し、世の中に明るさと躍動をもたらす予感と共に、間違うと紛糾に明け
暮れることが示唆される」年で、東日本大震災や福島の原発の問題が発生し、
悪い示唆の方に動いた年だったと書きました。また、昨年の「壬辰」の年は
「従来の社会の仕組みを変える端緒が切られる年」と書きましたが、実際、年
末には政権交代がありました。

 また、ある人は、「2008年の戊子(つちのえ・ね)の混乱の中、生まれた新
興勢力が、2009年の己丑(つちのと・うし)で、表舞台に立つのだが、依然、
周囲の抵抗に出会い、完全には伸び切れない。2010年の庚寅(かのえ・とら)
の年になると、矛盾が噴き出し、2011年の辛卯(かのと・う)で、新たな変化、
再編が生じ、2012年の壬辰(みずのえ・たつ)の年、その胎動は一段と大きく
なり周囲も無視できなくなる。2013年の癸巳(みずのと・み)には、ついに地
中から這い出し、世に出るという意味ともとれる。」と言っています。[1]と
もあれ、今年は、筋道を立てて新たなチャレンジをする年にしたいと思います。

 さて、当院のことを申しますと、昨年11月にはメルマガでも報告いたしまし
たように国立病院総合医学会を担当し、8000人を超える参加者があり、成功裏
に終わることができました。これも皆様のご支援の賜物と心から感謝申し上げ
ます。

 今年の第一の目標は、1月中旬に予定されている医療機能評価機構の認定審
査を、無事、通過することです。これまでに多くの方が熱心に準備に携わって
いただいたので問題はないと思いますが、当日、何が起こるかわかりませんの
で、気を引き締めてあたりたいと思います。

 また、当院の最大の課題である病院の更新築に取り組まねばなりません。国
立病院には、政策医療を地域医療において実現させるという使命があります。
今の病院は老朽化しており、設備面でもこれ以上の改造は無理です。我々に与
えられたミッションを達成するには、どうしても早急に新病院を建てることが
必要です。そのため、昨年後半には基本計画をスケールダウンするという苦渋
の選択をいたしましたが、その結果、実現可能性については間違いのない計画
になったと思います。平成29年度中の新病院の竣工をめざし、職員一丸となっ
て、目標を達成していきたいと思います。

 ところで、昨年は、総合医学会の開催や病院機構評価受審のため、病院アド
ベンチャーやリボンズハウスの活動をやむなく中止しました。また、恒例の災
害訓練も変則的なものとなりました。今年は、これらの活動を復活させ、地域
の皆様方との連携をさらに深めたいと考えています。

 本年も引き続き、当院への倍旧のご厚情を賜りたく、お願い申し上げます。

1: 末澤豪謙(SMBC日興証券金融経済調査部チーフ債券ストラテジスト):ア
ナリストの忙中閑話【第23回】2013年の干支は「癸巳」−日本経済の再生なる
か、SMBC日興証券ホームページ
http://www.smbcnikko.co.jp/column/analyst/023.html


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         耳鼻咽喉科頭頸部外科(2) 
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                   耳鼻咽喉科・頭頸部外科 
                   科長 川上理郎

 当科は頭頸部がんの治療を中心に耳鼻咽喉科頭頸部外科領域の手術全般を行
なっております。
扁桃腺や蓄膿症などの耳鼻咽喉科の手術も、原則として全身麻酔下に行なって
おります。
 入院期間は、扁桃摘出、蓄膿症根治手術、鼻中隔矯正、喉頭微細手術、鼓膜
形成では約1週間、鼓室形成では2〜3週間としております。日程につきまして
は、手術1か月前までに申し出ていただければ対応できると思います。がんの
みならず良性疾患に関しても積極的に手術しておりますので希望がある方はぜ
ひとも受診してください。

手術件数(平成23年度)
中耳炎       8  扁桃摘出     19  唾液腺      33
鼻中隔湾曲    21  喉頭ポリープ   36  頸部郭清     41
蓄膿症      53  気管切開     26  咽喉食摘     7 
頬部嚢胞     3   甲状腺      28  喉頭全摘     7 
手術総数     393


 現在、医長2名、医員1名、専修医1名で診療を行なっております。外来は
月曜から木曜までの午前中です。本院は急性期病院ですので蓄膿症や中耳炎の
外来処置などは行なっておらず、近隣の耳鼻科開業医の先生にお願いすること
があります。皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。


http://www.onh.go.jp/tantoui/file/gairaitanto.pdf


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   『第35回“愛の夢”クリスマスコンサート』開催する
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                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰

 昨年12月11日、当病院・講堂にて、第35回“愛の夢”クリスマスコンサート
を開催しました。会場の講堂には大小2体のクリスマスツリーが、ボランティ
ア「法円坂」の皆さんにより、とっても綺麗に飾り付けられました。そして楽
しみにされている患者さん・家族で一杯に! “皆さまこんばんは〜・・・”
いつも進行のお手伝いをして下さっている、八田 叔子さんの挨拶でコンサー
トが始まりました。

 最初の奏者は、ピアノ演奏の佐竹 史子さん。“愛の夢“コンサート1曲目は
「♪Stand Alone」。この曲は2009年11月〜2011年12月まで、足掛
け3年に渡ってNHKで放送されたスペシャルドラマ『坂の上の雲』の主題歌
です。ご存知でしたか!?
続いて「♪ある愛の詩」「♪ライムライト」、映画音楽2曲を聴かせて頂きま
した。テレビや映画をご覧になった方たちは、それぞれに情景を思い浮かべな
がら、懐かしく聴いて頂いたことと思います。
そして最後はオリジナル曲「♪希望」。この曲は「昨年(2011年3月)の震災
や世の中のことに対して、明るい未来を切り開きたいという希望でこの曲を作
ってみました。そして皆さまの病気の回復を祈ってこの曲を演奏させて頂きま
す」と語っておられました。
2年近くなっても、復興がいまだにまま成らない被災地の早期復興を、そして
明るい未来が切り開けるよう、皆さまと一緒に祈念いたします。

続いての奏者はピアーチェの皆さん。プログラムは、
♪『ブランデンブルグ協奏曲』より「第5番1楽章」:バッハ
♪『踊れ喜べ幸いなる魂よ』より「アレルヤ」:W.モーツアルト
♪『おもちゃのシンフォニー』:L.モーツアルト
♪『ピクニック』:イギリス民謡
♪『サウンド・オブ・ミュージック』メドレー「ドレミの歌」「エーデルワイ
  ス」他:ハマースタイン&ロジャース
♪『サンタが町にやってくる』:クーツ
♪『四季』より冬の第2楽章「白い道」:ヴィヴァルディ
♪『交響曲第5番「運命」1楽章』:ベートーヴェン
★みんなでうたいましょう
♪『きよしこの夜』:グルーバー
♪『交響曲第9番「喜びの歌」』:ベートーヴェン 

 今回も、とてもバラエティに富んでいました。ピアーチェの皆さんは、ピア
ノ・バイオリン・フルート・歌のアンサンブルで「今日は毎日病気と闘ってい
る皆さまに、少しでも和やかな時間を、音楽を通して感じて頂けるかと思って
やって参りました」と語っておられました。
ピアーチェはイタリア語で、「楽しい」「愉快な」という意味です。ソプラノ
の美しい歌声と素晴らしい演奏に、文字通りの楽しい・愉快な思い出に残るス
テージを贈って下さいました。そして「元気」も頂きました。
ボランティア皆さんからの「心の贈り物“愛の夢”クリスマスコンサート」、
会場一杯のお客さまに聴いて頂きました。そして色々な方々に支えて頂いて無
事終えることができ、とても幸せに感じたひと時でした。皆さまに感謝いたし
ます。

 今回参加して下さった40代〜50代・60代以上の男女41名の方々から、「コン
サート感想アンケート」を届けて頂きました。「全体的にいかがでしたか?」
については、40名(98%)の方から「よい」の評価を頂いています。
皆さまからお届け頂きました貴重なご意見・ご感想は、今後開催するコンサー
トの企画の参考にさせて頂きます。ご協力有難うございました。
次回のコンサートをどうぞお楽しみに。またお会いしましょう。

「大阪医療センターメールマガジン」ご愛読の皆さまへ・・・
当院では病院ボランティアを募集しています。病院で自ら進んで労力、時間、
技術などを提供して、患者さんにやさしさとうるおいを提供すると共に、活動
を通じてボランティア自身の成長にもつながる活動です。資格は特に要りませ
ん。自分自身が健康であり、やさしさと何事にも積極的に取り組む気持ちがあ
れば活動できます。また、活動方法は、個々のライフスタイルに応じて決めて
いただいています。服装は活動しやすい服装で構いませんが、エプロン・胸章
など用意しています。

 現在110余名のボランティアの方々が活動されています。一緒に活動してみ
ませんか。
 ボランティアを希望されます方、お待ちしています。
 管理課ボランティア担当までご連絡ください。
 ・管理課ボランティア担当   →TEL:06-6942-1331(代表)
 ・ボランティアホームページ →http://www.onh.go.jp/volunteer/
 ・患者情報室ホームページ  →http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.
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      看 護 の こ こ ろ 
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                    東7階病棟 近藤 信吾

 新年を迎え、いよいよ本格的な寒さになってきましたが、皆様いかがお過ご
しでしょうか。インフルエンザや感染性胃腸炎の流行がニュースで騒がれる中、
くれぐれも体調を崩すことないようお過ごしください。また、新任副看護師長
の私に、このような機会をいただきうれしく思います。

 今年度、副看護師長となり日々管理職の役割の重さを感じながら毎日過ごし
ております。循環器病棟では、この時期心不全や血管病変の緊急入院が増えま
す。また、急性期を脱した患者さんが、入退院を繰り返さないために、どのよ
うに介入できるかが循環器病棟の看護師としての課題でもあると考えます。
ICU・CCUを経験し一般病棟に異動となり、退院後の生活指導を行うことが増え
ました。重症集中治療の看護を経験することが多かった私にとって、退院指導
を行っていく上で、その方が家に帰ってどのように過ごされ、何に重きを置き
生活をされているのかを考え生活指導を行っていくことは何よりも難しく思い
ます。まだまだ、看護師としては未熟な部分はあります。しかし、目の前の患
者さんが望まれた治療・医療を受けられるように、努力することを忘れず看護
することはこれからも大切にしていきます。
 昨年長男が誕生し、子どもの成長を見守ることで毎日充実した日々を過ごし
ています。看護師として働く上で、人の死に直面する場面も多くあり、生命の
尊さを学ばさせてもらっています。今回、初めて出産に立ち会った経験から、
生命の素晴らしさを改めて感じることができました。また、子どもと真剣に向
き合っているように、患者さんとも同じような気持ちで向き合い、精一杯の看
護ができたと思えるようにしていきたいです。
 看護師として、ONとOFFの切り替えは大切であり、気持ちに余裕がなければ、
良い看護もできないと考えます。業務に支障を来さぬよう、育児にも励んでい
きたいと考えています。


ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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                    研修医2年目 西田 博毅

 初期研修医2年目の西田博毅です。大阪医療センターでの研修も残り数ヶ月
となってきました。2012年11月から12月までの2ヶ月間、心臓血管外科をロー
テートしていました。初期研修では数ヶ月単位で様々な科をローテートします
が、心臓血管外科は選択期間に研修することにしました。手術日は月・木・金
曜日で、その期間のある手術日の一日を紹介したいと思います。

2012年11月○日
・7:00 起床。
・7:15 出勤。カルテ診とモニターチェック。ICUから担当患者回診。術後の
    創部処置等。
・7:45 部長回診。
・8:10 担当患者の指示、処方、検査等のオーダーし、カルテ記載。
・8:45 手術室へ。手術準備。今日は非人工心肺冠動脈バイパス術(OPCAB)
    の予定。右大腿動脈にエラスター針留置。
・9:30 手洗い。手術開始。助手として手術に参加
・16:00 手術終了。挿管されたままICUへ入室。
・16:15 術後検査をチェックし、指示、処方。
・16:30 担当患者の今日の経過をチェック。処置等は手術に入っていない同期
    (同期と2人でローテートしていました) が日中に済ませてくれてい
    る為、病棟へ確認しに行く。
・17:00 術後モニタリング項目を随時確認。
・18:00 術後、3時間ごとに採血を行うため、データチェック。
・19:00 上級医と出前を取り、つかの間の夕食。
・〜7:00 採血やモニターをみて適宜指示。合間にシャワー、就寝。
・7:00 通常業務再開。

  手術日は術後管理のため、病院で待機するのが通常です。同期2人でローテ
ートしていたため、1週間に1〜2回程度、担当患者の手術がありました。心臓
血管外科の手術や術後管理は複雑で難しい事も多かったですが、上級医に親切
に指導してもらいました。もちろん、手術も長時間にわたる事も多く、体力は
必要でしたが、それ以上に多くのことを学ぶ事ができたと思います。
  各科とも、積極的な姿勢で取り組めば、深くまた多くのことを研修できる環
境が整っていると思います。また、研修医の人数も同期が14名おり、仕事では
お互い助け合ったり、仕事外では飲み会や旅行に行ったりと和気あいあいとで
きるのも大阪医療センターの特徴だと思います。
当院での研修に興味を持たれた方は、是非実習や見学に来てみてください。お
待ちしています。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、多和昭雄
     副院長・看護部長 渡津千代子 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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  昨年は当院で研修医をされた山中先生がノーベル医学賞を受賞されました。
本年も医学・医療にとって、いい年になるようにと願っております。

http://m-maga.onh.go.jp

メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

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