Back

メールマガジン「法円坂」No.149(2013/10/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



 大阪では彼岸を過ぎても暑い日が続き、10月になっても真夏日がありました。
秋がこないで、台風が来ます。
今月のメルマガお届けします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   メールマガジン「法円坂」No.149(2013/10/15)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 です
 ・厚生労働省医政局災害医療対策室
    DMAT事務局の大阪医療センター開設にあたって
 ・診療科紹介 産科婦人科(1)
 ・「第9回オータムコンサート」 開 催 
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
===================================
         院 長 楠岡 英雄 で す 
===================================

 現在、厚生労働省と文部科学省では、「疫学研究に関する倫理指針」及び「臨床
研究に関する倫理指針」の見直しに関する中間取りまとめに対する意見募集を行っ
ています。

 最近、高血圧の治療薬バルサルタンに降圧作用以外の有益な効果もあるという論
文の信憑性に疑いが生じ、論文が取り消されると共に、その根拠となった臨床試験
にも様々な問題があることが露呈し、世間を騒がせています。

 この問題に関する議論の中で指摘されている点の一つに、もしこの臨床試験が
「治験」と同等の基準・体制で行われていたならば、このような問題は起こらなか
ったのではないかということがあります。治験が守るべき基準は法律に定められて
いるのに対し、治験以外の臨床試験は、わが国では法的強制力のない「臨床研究に
関する倫理指針」に基づいて行われているからです。また、データの信頼性につい
ての保証を治験が求めているのに対し、臨床試験では求められていないという差が
あります。そのため、臨床試験を欧米並みに、法的規制の中で行うようにすべきと
いう意見があります。

 このような状況の中で、「臨床研究に関する倫理指針」の見直しが行われている
のですが、この見直しは今回の事件がきっかけになったわけではありません。「疫
学研究に関する倫理指針」と「臨床研究に関する倫理指針」は、科学技術の進展や
社会経済情勢の変化等を踏まえ、概ね5年毎に見直しを行うことが決まっていたか
らです。文部科学省及び厚生労働省による、両指針の見直しに関する検討のための
合同会議は、昨年末からスタートしていました。そこに、たまたま、今回の問題が
起こり、両指針の見直しについても関心が持たれるようになりました。

 9月に指針の改訂方針について中間取りまとめが行われ、現在、パブリックコメ
ントの募集が始まっています。

 今回の見直しの目玉の1つは、両指針の統合です。その理由として、中間とりま
とめでは、「近年、両指針の適用対象となる研究が多様化しており、目的・方法に
ついて共通するものが多くなっていることや、諸外国においても、疫学研究と臨床
研究を併せたガイドライン等としている例が示されていることから、両指針の統合
が望ましい旨の意見があった。また、両指針を統合した場合において、現行の疫学
研究倫理指針又は臨床研究倫理指針の適用対象となる研究の特性に応じた配慮が必
要な項目・内容はあるものの、統合を著しく困難とするようなものは特段見受けら
れなかった。このような議論の結果、両指針の統合を前提として中間取りまとめを
行うこととした。」と記載しています。

 また、これまでの合同会議では以下に示す10項目について、重点的に議論してお
り、中間取りまとめでもこの10項目について、意見募集を行っています。

1.疫学研究倫理指針と臨床研究倫理指針の統合について
2.指針の適用範囲について
3.個人情報の取扱いについて
4.インフォームド・コンセント(IC)について
5.未成年者等に係るインフォームド・アセントについて
6.倫理審査委員会の審査の質を担保する仕組みについて
7.研究の質について
8.被験者への補償について
9.治験制度に対応した臨床研究の届出・承認制度の整備について
10.用語の整理について

 このうち、「7.研究の質について」が、先に述べた降圧剤の臨床試験で生じた
ような問題にかかわる課題となっています。この部分の論点と見直しの方向を引用
します。

7.研究の質について
 論点7−1 研究成果の科学的な信頼性の保証や社会からの信頼を確保するため
の新たな規定を設けるべきか。特に、研究成果の信頼性を確保するため、研究機関
にどのような対応を求めることとするか。

<見直しの方向>
1) 研究不正の防止や利益相反の管理に関して国や学会等により別途定められて
  いるガイドライン等も踏まえて、研究の質の担保や利益相反の管理を適切に実
  施することを求める。
2) 現行の公開データベースの仕組みを活用し、研究責任者に研究計画の登録・
  公開を求めている研究において、登録項目の内容について見直しを検討する。
  また登録内容については、研究の進捗状況を適宜更新することを求める。
3)研究機関の長に、当該研究機関で実施する研究の研究成果の信頼性を確保する
  ための措置を講ずることを求める。
4)個人情報の保護にも配慮しつつ、追跡調査が可能となるよう、試料・情報の保
  存に関する考え方について検討する。

 論点7−2研究者等への教育・研修はどのようにあるべきか。

<見直しの方向>
1)現行指針を基に、少なくとも年1回以上、研究者等の責務として、疫学研究や
  臨床研究に関する倫理や、科学技術的知識等の研究実施に必要な知識について
  教育・研修を受けること及び、研究機関の長の責務として、研究者等が教育・
  研修を受ける機会及びこれらの教育等の実効性を確保することをそれぞれ求め
  ることとする。

 これで十分とお考えでしょうか。あるいは、今回の事件を受けて、もっと厳しく
すべきでしょうか。

 ご意見は、10月23日(水)まで受け付けています。ご意見のある方は、是非、お
送りください。

疫学研究に関する倫理指針及び臨床研究に関する倫理指針の見直しに関する中間取
りまとめに関する意見募集の実施について (中間とりまとめの全文等)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=
185000656&Mode=0

意見の提出方法等
e-Gov( http://www.e-gov.go.jp/ )


===================================
    厚生労働省医政局災害医療対策室
    DMAT事務局の大阪医療センター開設にあたって
===================================
                    厚生労働床医政局災害医療対策室
                    DMAT事務局
                    副事務局長 定光 大海
 
 この度、10月1日に国立病院機構大阪医療センター内に厚生労働省医政局災害医
療対策室DMAT事務局が開設されましたのでご報告いたします。
 DMATとはDisaster Medical Assistance Team の略で、大地震や航空機・列車事
故といった災害時に被災地あるいは災害現場に迅速に駆けつけ、救急治療を行う医
療チームです。厚生労働省が認めた専門的な研修・訓練を受けた災害派遣医療チー
ムは日本DMAT(以下、DMATと略します)といい、災害の急性期(概ね48時間以内)
に活動できる機動性を持った、専門的な研修・訓練を受けた災害派遣医療チームと
定義されます。
 阪神淡路大震災では、多くの傷病者が発生し、病院も被災し、ライフラインが途
絶、さらに医療従事者も確保できず、被災地域内で十分な医療も受けられず死亡に
至った方が相当数発生し、大きな問題として取り上げられました。
このような災害に対して、専門的な訓練を受けた医療チームを可及的速やかに被災
地域に送り込み、被災地域での緊急治療や病院支援を行いつつ、被災地域で発生し
た多くの傷病者を被災地域外に搬送できれば、死亡や後遺症の減少が期待できると
され、これらの活動を担うために、厚生労働省は、DMATを組織しました。

 DMAT事務局は当初、東京の国立病院機構災害医療センター内に設置されました。
また、DMAT隊員養成研修や技能維持研修は東京及び神戸の災害医療センターが担っ
ています。今回、さらに事務局機能が大阪医療センターに設置されたのは、2011年
の3月11日に発生した東日本大震災を顧みて、今後の発生が危惧される首都直下型
地震や南海トラフ巨大地震に対してDMAT事務局の機能の分散化が危機管理上必要と
判断されたためと考えています。
東京災害医療センターが担っているDMAT事務局機能を大阪医療センターが一朝一夕
に代替できるとは考えていませんが、今後に想定される大災害に対して可能な限り
の備えをする必要があります。

 10月1日の開所式には、厚生労働省医政局局長原徳壽様をはじめ、医政局から7名
の先生方にご参列いただき、厚生労働省の強い意向を肌で感じることができました。
さらに国立病院機構理事長桐野高明先生(代理:医療部病院支援部長岡田千春先生)
や多くの医療機関の先生方に加えて、大阪府や大阪市、近畿ブロック事務所などの
関連の行政の皆様方にもご参列いただき、身の引き締まる思いがいたしました。こ
こで、ご参列いただいた皆様には改めて御礼申し上げるとともに、今後の事務局機
能を果すべくスタッフ一同で一日でも早くその役目が果せるよう努力したいと存じ
ます。

 大阪医療センターの厚生労働省医政局災害医療対策室DMAT事務局としての活動に
一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


===================================
    診療科紹介 産科婦人科(1)
===================================
                   産科婦人科 科長 
                   巽 啓司 

 産科婦人科は、近年は女性診療科という名称を用いる施設もあるように、女性の
一生を対象としています。したがって産婦人科医療は、妊娠・出産を扱う産科、子
宮がんや卵巣がん、子宮筋腫等の婦人科腫瘍、不妊症を扱う生殖医療、その他、子
宮脱、更年期・思春期など、取り扱う対象はとても広い範囲にわたっています。
 女性は変化に富んだ美しい存在であります。それは姿かたちの変化だけではあり
ません。子宮や卵巣など女性特有の臓器は、一生の中で、成熟途上の時期、日日刻
々と変化する月経周期をもつ性成熟期を経て、やがてその役目を終えます。これら
の臓器はその過程でいろいろな病気にかかってしまう可能性を持っています。また
妊娠・出産においては、わずか9ヶ月間のうちに本当に劇的な変化をしますので、
当然いろいろな異常が起こりえますし、時には不測の事態も生じうることになりま
す。ここでは正常と異常はまさに紙一重です。だからこそ、産婦人科医が必要とさ
れているのです。産婦人科では、女性のもつ生理的変化が病的状態になった時、あ
るいはそれらを未然に防ぐために、日々取り組んでいます。

 大阪医療センター産科婦人科は、子宮頸がんの世界標準術式である広汎子宮全摘
術を確立させた京都大学の岡林秀一教授が設立に携わった経緯もあり、婦人科がん
の診断・治療を診療の中心においておりますが、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮脱など
の良性疾患も幅広く取り扱っています。
もちろん妊娠・分娩も取り扱っており、昨年は約440人の赤ちゃんが当院で産声
をあげられました。
当科には10名の医師が在籍しており(2名は育休中)、うち8名は産婦人科専門
医です。また現在勤務している8名のうち半数は女性で、バランスのとれた診療体
制となっています。さらに近々育休の医師が復帰してさらに層が厚くなります。一
方、産婦人科医を志す若い医師を大切に教育し専門医へと育成することもまた、当
院の重要な責務であると考えており、現在も専修医が指導医とともに熱心に診療に
あたっております。
 産科婦人科の外来診療は、月、水、金曜に、産科2、3診、婦人科3、4診で行
っています。火、木曜は手術日のため通常の外来はありませんが、緊急の受診には
対応しています。また、夜間・休日も当直医が常駐し、分娩や救急診療に対応して
おります。

 次回は、産科婦人科で取り扱ういろいろな疾患と、当科の取り組みについてお話
しさせていただきたいと思います。


===================================
  「第9回オータムコンサート」 開 催 
===================================
                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰

 9月21日(土)午後3時、当病院・講堂にて、大阪府医師会フィルハーモニーの皆
様による「第9回オータムコンサート」を開催しました。
今日は「音楽で巡るヨーロッパの旅」を楽しませて頂きました。訪れたそれぞれの
国の有名な作曲家の音楽を選び、その音楽を楽しみながらの旅でした。その旅は関
西国際空港を離陸し、フィンランドに始まり、イタリア〜ロシア〜オーストリアへ、
そして旅の終り日本に戻って参ります。

プログラムは、
♪交響詩”フィンランディア”	:シベリウス
♪”くちづけ”		:ルイジ・アルディーティ
♪ワルツ”眠りの森の美女”	:チャイコフスキー
♪指揮者体験コーナー
 ”ラデツキー行進曲	:J.シュトラウス
♪”ジブリ”メドレー	:「君をのせて」「崖の上のポニョ」
               「いつも何度でも」
♪”日本の四季”歌曲メドレー:「故郷」「春の小川」「夏は来ぬ」
               「紅葉」「冬景色」

 会場の講堂は楽しみにされている患者さん・家族で一杯に! 指揮者は府医フィ
ルハーモニー楽団インスペクターの岩佐 厚先生。今年も素晴らしい指揮と、会場
が笑い声に包まれるなど、ウィットに富んだ楽しい司会ぶりもご披露下さいました。
 ソプラノ歌手は大淵 夕季さん。華奢な体型に見えますが、昨年以上に清涼感と
活力を与えてくれる力強く澄みきった歌声に心酔いしました。全世界で、大きなセ
ンセーションを巻き起こした、宮崎 駿 監督のアニメーション作品”千と千尋の神
隠し”のメインテーマソング「いつも何度でも」を聴かれ、涙した患者さんもおら
れました。
 コンサート恒例の指揮者体験コーナーでは、10歳の男児・女児が名乗りを上げて
くれました。指揮者体験という滅多にないチャンスに、体験曲”ラデツキー行進曲
”を、緊張しながらも見事に指揮者ぶりを発揮されました。「感想は?」の問いに、
「上手くいかなかったと男児」「指揮棒が意外と軽かったと女児」がそれぞれに話
されました。
また、曲に合わせ会場一体となっての手拍子が温かく、楽しさが満ちていました。
とても幸せを感じるひと時でした。
”日本の四季”歌曲メドレーは、誰もが知っている一緒に口ずさみたくなるような
曲が多く、とても懐かしい気分に浸ることが出来ました。最後に会場の皆さんと一
緒に歌った「故郷」では、思い出多い故郷が懐かしく、ホロッと涙された方もいら
っしゃいました。皆さんそれぞれいろんな病気と闘いながら頑張っておられること
を感じていました。
 今回も、とてもバラエティに富んでいました。フィルハーモニーの皆さまの会場
を見守る温かい眼差しがとても印象に残っています。団員の方々は、患者さんが一
日も早く回復なさるよう祈念しながら演奏されました。そして、ボランティア・病
院職員の皆さんも患者さんの一日も早いご退院を祈っています。
今日の秋日和に、ソプラノ歌手・大淵 夕季さんが力強い歌声を、そして府医フィ
ルハーモニーの皆様が素晴らしい演奏を聴かせて下さり、元気を頂きました。
また会場一杯のお客さまに聴いて頂けたことを、そして多くの方々に支えられなが
ら無事終えることが出来たことに、とても幸せを感じています。
ありがとうございました。

 今回参加して下さった10代〜50代・60代以上の男女68名の方々から、「コンサー
ト感想アンケート」を届けて頂きました。「全体的にいかがでしたか?」について、
62名(91%)の方から「よい」の評価を頂いています。(よい・ふつうで100%の
評価を頂きました。)
 皆様から頂きました貴重なご意見・ご感想は、今後コンサートの企画の参考にさ
せて頂きます。ご協力有難うございました。

 「大阪医療センターメールマガジン」ご愛読の皆さまへ・・・
音楽ボランティア募集のお知らせ:当院では「音楽ボランティア」のご協力で、年
3回(初夏・秋・冬の季節)コンサートを行っています。
 初夏に“愛の夢”サマーコンサートを、冬12月に“愛の夢”クリスマスコンサー
トを行います。素敵なハーモニーやメロディを聴いたり、大きな声で歌ったりしな
がら楽しい時間を過ごさせて頂いています。
また、秋のコンサートは「大阪府医師会フィルハーモニー」の皆さまに、フルオー
ケストラの魅力を届けて頂いています。“愛の夢コンサート”に出演を希望される
方は、管理課ボランティア担当までご連絡下さい。


・管理課ボランティア担当    TEL:06−6942−1331(代表)
・ボランティアホームページ→ http://www.onh.go.jp/volunteer/


===================================
 看護のこころ  「波及する言葉と感性」
===================================
                  手術室副看護師長  春日 静香

 当院の手術室は、年間6000件以上の手術を行っており、日々忙しく過ごしており
ます。そのなかで患者さまと話す機会、時間を多く持つことが出来ない現状は非常
に残念であり、1、2年目スタッフからは「患者さまと話す時間が短いから、やり
がいは自身の器械だし技術を向上する以外になにがあるのか見出せません。」とい
う発言があることも事実です。しかしながら私がその考えを変える手伝いが出来る
ことを今は目標としています。それは、私が入職1年目で勤務していた救命救急セ
ンターで感じた思いと同じであったため、その思いがよくわかるためです。以下、
その考えを払拭することが出来た経験、先輩の教えを紹介したいと思います。

 「モニターの波形は人間の感情と同じ。その人の気持ちを表している。」
とてもインパクトのある言葉だと思いませんか。私はそのころ、救命救急センター
ICUに配属されており、モニター全般が怖かったのです。常に耳につく、寮に帰宅
しても耳に残るモニターの音が頭から離れなかったためです。それは不整脈出現か
らアセスメントする力が乏しいという根本原因がありましたが、アラーム音が鳴れ
ば何かが起こる、死に直面するかもしれない、私が患者さまを悪くしてしまうかも
しれない、人生を壊してしまうかもしれないとまで深く考えていたことが原因でし
た。当時、表情が落ちていく私の姿に気付いた先輩が、上記の言葉をかけてくれた
のです。そして「会話してごらん。何か伝えてくれているよ。」と微笑んだのです。
 このとき私のこころに光が刺し込んだことを鮮明に覚えています。
 患者さまとはコミュニケーションが大切であると誰もがいいます。それは会話や
時間の長さだけではないはずです。私の勤めた救命救急センターや手術室では常に
モニターが装着されており、会話が難しい患者さまもいらっしゃいます。だからこ
そ心拍数があがれば、痛いのではないかなどとアセスメントをする力をもつことが
大切です。
 後輩には波形を見るだけではなく、耳を使って音をきき、そしてタッチングしな
がら皮膚温、感情を感じ、ショック徴候を予測する。そして何より安心感を与えら
れることを知って欲しいと思っています。それを理解出来たとき、手術室看護のや
りがいにつながるはずと私は信じています。

 最後ですが先輩が退職された際、上記に加え残していった言葉を紹介します。
「モニターの波形は人間の感情と同じ。その人の気持ちを表している。あなどるな。
」素敵な先輩です。


ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


===================================
          研 修 医 日 記
===================================
                 研修医2年目 田矢 直大

 研修医2年目の田矢直大です。簡単になりますが、これまでの研修生活を振り返
り、当院での研修について書かせて頂きます。

 僕は学生の頃から将来の進路を内科に考えており、当院を志望した最も大きな理
由は、消化器、循環器、脳卒中、腎臓、糖尿病、呼吸器、血液、感染症、総合診療
部と内科系の診療科が多いことでした。実際に研修してみると、必修の期間にこれ
らの科には計8ヶ月まわることで、幅広い疾患をみることが出来ました。

 当院の研修の大きな特徴としては、必修の期間が20ヶ月と長いことがあります。
選択期間が4ヶ月と短いことをマイナスと捉える方もいるかと思いますが、様々な
科で幅広い知識を学ぶことが出来ますし、今後専門の診療科に進むにあたってもこ
の経験は必ず役立つだろうと思います。どの科にも指導熱心な指導医や専修医の先
生方が多く、そのような先生方から様々な知識を吸収出来るだけではなく、多くの
尊敬できる先生方の考え方に触れることが出来たのも良かったかと思います。

 また、同期が16人と多いのも特徴のひとつです。2年間の研修生活の中で、多く
の時間を共に過ごすことになる同期が多いことは良いことです。仕事においてはお
互いに教えあったり出来ますし、息抜きに飲みに行くことも出来ます。様々な専門
分野に行く知り合いが出来ることも良いことかと思います。

 当院での研修に少しでも興味を持たれましたら、是非見学、実習にいらして下さ
い。心よりお待ちしております。


                 研修医2年目 武智 彩

 研修医2年目の武智 彩です。

 当院の研修では、総合内科・消化器内科・循環器内科・外科・総合救急部・麻酔
科をそれぞれ2〜3ヶ月、総合診療部・小児科・産婦人科・精神科・地域医療を1ヶ
月ずつローテートします。必修選択科目が多いため自由選択期間が4ヶ月と短いで
すが、バランスよく幅広い知識を吸収することができます。またどの科にも尊敬で
きる先生がたくさんいらっしゃり、研修に対するモチベーションを高めてくれます。
 2次救急の当直では、walk inから救急搬送まで初期対応は研修医のみで行い、限
られた時間の中で鑑別疾患をあげて対応をしなければならないので大変ですが、そ
の分成長できると思います。また困った時はすぐに上級医の先生にコンサルトする
ことができるので、自分たちの診断や初期対応に関してしっかりと指導して頂くこ
とができます。
 同期は16人いて、仕事で困った時は助け合い、週末は遊びに行ったりして楽しく
過ごしています。研修医生活では慣れないことばかりで大変だと思うこともありま
すが、当院ではそれを共に乗り越える同期や尊敬できる先生が身近にたくさんいら
っしゃるので、積極的な姿勢でいれば、とても有意義な研修医生活を送ることがで
きると思います。
 興味をもたれたら、ぜひ一度見学に来てみて下さい。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


**********************************************************************
総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 恵谷秀紀、多和昭雄
     副院長・看護部長 渡津千代子 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
**********************************************************************
 早く秋らしくなって、紅葉を見たいものです。
では、来月まで。

http://m-maga.onh.go.jp
メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp 

Back