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メールマガジン「法円坂」No.161(2014/10/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



 今月のメールマガジンをお届けします。当院は休日診療を始めました。皆様へのご
案内が未だ十分に行き渡っていないと思いますので、ここで改めてお知らせいたしま
す。間近には11月24日(月)、12月23日(火)、1月12日(月)には診察を行う予定
です。患者様や先生方におかれましては、是非ご利用いただきます様お願いいたしま
す。
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   メールマガジン「法円坂」No.161(2014/10/15)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 です
 ・救急医療功労者大阪府知事表彰受賞の報告
 ・診療科紹介 
 ・ボランティアグループ「絵本サークルどんぐり」のご紹介
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す
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  10月12日に、順天堂大学医学部の樋野興夫先生をお迎えして、大村益次郎記念
「がん哲学外来」講演会を当院講堂にて開催いたしました。多数の方にご来場いただ
き、心より感謝申し上げます。

 「がん哲学外来」については、メルマガの他のところで報告されると思います。こ
こでは、「大村益次郎」と当院との関わりについて、講演会での挨拶でお話ししたこ
とを記させていただきます。

 大村益次郎については、すでによくご存じのことと思いますが、幕末期の長州藩の
医師であり、また、兵学者であった方で、若い頃は村田蔵六と名乗っていました。明
治維新における戊辰戦争等では長州藩兵を指揮し、勝利の立役者であったと言われて
います。明治維新後は、軍務を統括する兵部省の初代大輔(次官)を務め、日本陸軍
の事実上の創始者と言われています。

 大村益次郎は、明治2年8月、京都に出張しますが、9月4日に京都三条木屋町の
旅館で刺客に襲われ、重傷を負いました。しばらく、京都にて治療を受けますが、よ
り設備の整ったところで治療を受けさせるということで、10月1日、大坂府医学校病
院に転院します。転院後、左大腿部切断手術を受けるも、11月5日、敗血症により死
去しました。

 大村益次郎が亡くなった大坂府医学校病院は、当院の現在の敷地にありました。当
院の敷地の南東角の上町交差点に面したところに、「兵部大輔大村益次郎卿殉難報國
之碑」があるのもこのような由縁によるものです。

 ところで、大坂府医学校病院は明治2年に大坂府が創設した医学校と病院です。明
治3年に大学(後の文部省)の管轄となり、明治5年には文部省による学制改革で廃
止されてしまいます。しかし、明治6年、大坂府は有志から寄付を仰ぎ、本願寺津村
別院内に大阪府病院を設立します。この病院が、その後、大阪府高等医学校等を経
て、現在の大阪大学医学部に繋がっていきます。

 大坂医学校の跡地には、明治6年に帝国陸軍歩兵第8連隊が駐屯をはじめ、その
後、第20連隊、第37連隊が同居するようになりますが、第8連隊、第20連隊は他所に
移っていき、明治30年以降は第37連隊のみとなり、昭和20年8月の終戦を迎えること
になります。

 一方、当院の前身である大阪陸軍病院は、大阪府河内長野市にあり、終戦とともに
厚生省に移管され、国立大阪病院となりました。その後、昭和22年に現在の地に移転
します。

 すなわち、現在、大阪医療センターがある土地には、明治2年から明治5年まで
と、その後、昭和22年から現在まで、病院が存在していることになります。当院と大
坂府医学校病院は、直接繋がっている病院ではありませんが、同じ土地で開業してい
る(していた)ということで繋がっています。

 そこで、今回の「がん哲学外来」講演会を、大村益次郎記念と命名いたしました。
その土地の縁の方を冠にいただくことが、この講演会のしきたりとなっているからで
す。

 ちなみに、「兵部大輔大村益次郎卿殉難報國之碑」は、昭和15年に多くの方の寄
付を得て建立されたものであり、碑の右側には大村益次郎の肖像のレリーフが、左に
は趣意書が置かれています。また、周囲には寄贈者のお名前が刻まれています。

 当院には、大村益次郎に係わるもう一つの縁があります。

 大村益次郎が広く世に知られるようになったのは、やはり、司馬遼太郎さんが大村
益次郎の活躍を昭和47年に「花神」という小説に発表されたことによると思われま
す。「花神」は、司馬さんの多くの小説の中でも発行部数9位にランクされるほど、
多くの方に好まれています。また、昭和52年のNHK大河ドラマに取り上げられたこ
とで、大村益次郎の知名度も上がったと思われます。

 花神の著者である司馬さんは、平成8年2月10日深夜に吐血にて当院に救急入院さ
れ、吐血の原因が腹部大動脈瘤破裂であったため、残念ながら2月12日に当院にて亡
くなられました。これが、当院における大村益次郎に係わるもう一つの縁です。

 大村益次郎本人と、その名を世間に広く知らしめた小説の著者である司馬遼太郎さ
んの双方が、同じ土地に建つ病院で亡くなられたことに、偶然とはいえ、因縁めいた
ものを感じてしまいます。

 このように、当院には二重の縁があるので、大村益次郎記念とさせていただいた次
第です。


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      救急医療功労者大阪府知事表彰受賞の報告       
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                   救命救急センター診療部長
                   定光 大海

 本年9月11日に救急の日に因んで行われた大阪府医師会主催の平成26年度「救急医
療週間」行事で、救急医療功労者として栄誉ある大阪府知事表彰をいただきましたの
で報告させていただきます。

 2001年10月に大阪府の三次救急医療の一翼を担う本院(当時は国立大阪病院でし
た)の救命救急センターに赴任して以来、ずっと救急医療に従事し、大阪府救急業務
高度化推進連絡協議会や救急災害医療部委員会、大阪市域メディカルコントロール協
議会など救急医療に関する様々な大阪府、大阪市の委員会、協議会での仕事もさせて
いただきました。その結果としての表彰と思いますが、救命救急センターのセンター
長としての役割を果した結果ですので、病院を代表していただいたものと考えていま
す。今後も救命救急センターに皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 救命救急センターは当初6名のスタッフで、救急搬送された患者の初期治療と入院
後の集中治療を担い、手術が必要な時には全員集合で対応するといった、毎日が当直
かon callの状態だったことを覚えています。体制が少しずつ整っていき、現在では
勤務も交代制勤務に準じた体制がとれるようになりました。個人的にはいつの間にか
還暦を過ぎて救急医としてはもはや引退気味ですが、救急医療を取り巻く状況の変化
が激しく、大きな流れから外れないよう各種委員会、協議会には極力欠席しないよう
にしています。
 初期、二次、三次救急医療機関を整備し、救急救命士や救急隊員が医師の包括的指
示の元に病院前医療と救急搬送を担うのが地域の救急医療体制ですが、診療報酬改定
や病床機能再編に沿った医療体制の改革、さらに救急救命士の処置拡大と救急医療情
報システムの刷新に伴う救急搬送病院選択基準の変更は救急医療体制に大きな変化を
もたらすことになります。救急患者を積極的に受け入れる体制整備が超急性期・急性
期医療機関に求められます。救命救急センターも一層の充実が求められますので、こ
れからも多職種が加わるチーム医療で盛り上げていきたいと思っています。

 もう一つ、本院には災害医療の役目があります。もともと大阪府の地域災害拠点病
院、国立病院機構のブロック拠点病院でしたが、昨年10月に厚生労働省医政局災害医
療対策室DMAT事務局が新たに開設されました。DMATはDisaster Medical Assistance
Teamの略で、専門的なトレーニングを受けた災害派遣医療チームのことです。今後、
災害医療でも全国の拠点的な役割が本院には求められます。こちらでも皆様の一層の
ご支援をお願いしたいと存じます。


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      診療科紹介   腎臓内科        
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                   腎臓内科 伊藤 孝仁

 腎臓内科科長の伊藤孝仁です。平素より様々な方面よりご支援を頂戴しております
こと、紙面を借りて心よりお礼申し上げます。腎臓内科という標榜科目の関係上、腎
機能障害や検尿異常を主たる理由に受診・紹介いただくことが多いのですが、本日は
私どもが診療対象にしている別の顔をお伝えしておきたいと思います。
 腎臓は体液組成の制御を行う臓器ですから、カルシウムという重要イオンを適正濃
度に保つ役割も担います。体内カルシウム量の大部分が骨に存在することから、腎機
能と骨代謝はカルシウム調節の点で常に連携しています。また、腎臓は肝臓とともに
糖新生・アミノ酸代謝を行いますが、それらにはリンが関与します。リンはカルシウ
ム同様にやはり骨組織に大量に存在します。それゆえ、私どもは、カルシウム代謝・
リン代謝・骨代謝・糖代謝、ならびにその制御仲立ちを担う活性型ビタミンD、PTH
(副甲状腺由来)、FGF23(骨由来)といったホルモンについて格別の注意を払いな
がら診療しております。
腎機能障害の有無によらず、骨粗鬆症・骨軟化症の内科診療を手がけておりますの
で、お手伝いできることがございましたらどうぞお気軽にお声がけください。

 もうひとつは高血圧治療です。原発性アルドステロン症・褐色細胞腫・腎動脈分枝
狭窄による腎血管性高血圧等、難治性の2次性高血圧は意外に頻度高く見受けられま
す。一昔前、二昔前には難しかった治療抵抗性高血圧もすぐれた薬剤が登場したこと
で管理しやすくはなりました。それでも難渋する場合、2次性高血圧の精査鑑別をお
手伝いすることが可能ですので、どうぞお申し付けください。
 CKD(慢性腎臓病)ガイドライン等によりアンジオテンシン受容体阻害薬が広く処
方されるようになりました。一方、腎動脈硬化例や高齢者などでは同薬剤を避けた方
がよいケースもございます。逆にアンジオテンシン受容体阻害薬を導入したいけれど
も腎機能障害ゆえに躊躇される場合があるかもしれません。高血圧治療の薬剤選択に
ついても腎臓内科の立場からお手伝い可能ですので、ご利用ください。どのような場
合でも、紹介いただいた先生の元にお帰りいただけるよう(あるいは併診できますよ
う)努めております。
 外科手術と異なり、内科領域の場合は優劣評価をつけにくいものですが、私どもが
ご提供する診療は十分に高いものであると自負しております。当院・当科をご信頼い
ただき、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


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   ボランティアグループ「絵本サークルどんぐり」のご紹介
   小児科病棟の子ども達に素敵な絵本を届けませんか! 
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                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰

 大阪医療センターボランティアは、1997年1月に導入され、今年18年目を迎
えました。導入後「法円坂」「患者情報室」「園芸」を初めとする多くのボランティ
アグループに参加していただいています。外来・入院患者さんの院内案内や、医療情
報の提供、院内外の環境緑化、音楽コンサートの開催など、患者さん・ご家族が病院
で快適に過ごせるよう日々活動しています。いまも8グループ、多種多様の活動が1
00人を超えるボランティアの皆さまのご支援ご協力により、継承されています。
現在、小児科病棟では「綿の花えほんの会」(メールマガジン「法円坂」No.160
号(2014/9/16)で紹介)と「絵本サークルどんぐり」の二つのグループに絵本の読
み聞かせを主軸に、小児科病棟の子ども達に素敵な絵本を届けていただいています。
その「絵本サークルどんぐり」のボランティア仲間より、素敵なお便りを届けていた
だくことができました。ご紹介します。

「大阪医療センター小児科病棟の子ども達に素敵な絵本を・・・」
【N・Oさん】 私が小児病棟で読み聞かせボランティアを始めた頃、ボランティア
活動体験に来られた方が、「ベッド生活を余儀なくされている子ども達を見ると、可
哀想で胸が一杯になってしまって、このボランティアは、私には無理です。」と言わ
れました。
 そして、「貴女はどうして、このボランティアを続けて行くことが出来ているので
すか?」と私に聞かれました。さて、どうしてなのかな? ベッドで横たわっている
子ども達を見ると、胸がつまるのは同じです。でももし、自分の子どもだった
ら・・・何とかして、白い壁に囲まれた病室から、一時でも良いから、楽しい空間の
世界へ連れ出してあげたい・・・、
そんな思いが、絵本の読み聞かせだったのです。
子ども達が退院してから、絵本を手にする機会を持つきっかけになってくれれば、嬉
しいなぁーと、思いながらボランティアを続けて9年目になります。

【K・Yさん】 ベッドで寝ながら聞いていた子どもが、絵本が進むと段々と身を乗
り出し、目を輝かせ聞いている姿や、時には付き添いの方が一緒に聞いてくださる事
もあり、絵本を楽しみ、ともに笑い合い、この上なく楽しい有意義な時間を過ごさせ
てもらっています。
 最初は、入院している子ども達に、楽しい時間を持ってもらえればと、始めました
が、反対に私の方が安らぎを頂いています。

【Y・Tさん】 私は、ボランティア活動に興味を持ち、“絵本の読み聞かせなら、
私にもできるのでは・・・”と思い、こちらの絵本サークルに申し込みました。会社
員ですが、活動を始めてから2年以上が経過し、午前半休を取得して月1回の活動を
負担なく継続しております。
 絵本の読み聞かせは想像以上に奥が深く、サークルの先輩方にご指導いただきなが
ら、少しずつ絵本の知識を増やし、読み方にも工夫を重ねております。
 入院中の子ども達に、少しでも心安らぐ楽しい時間を過ごしてもらえるように努め
ております。また、私自身もやり甲斐を感じており、子ども達の笑顔に元気付けられ
ております。これからも絵本の面白さをたくさんの子ども達や保護者の皆さまに伝え
てまいりたく存じます。

【Y・Kさん】 乳児に対しての読み聞かせは、当初とても抵抗がありました。どこ
まで見えているのかなぁー、どこまでわかっているのかなぁー・・・と。しかし、回
を重ねるごとにその疑問は驚きにと変わっていきました。
それは読み聞かせ中、目を見開いて聞いてくれたり、時にはニコニコ顔になったりし
ます。そんな動きを見ていると、こちらも元気が出てきて、もっとたくさんの話を聞
いて欲しいなぁーという気持ちになります。それと同時に、読み聞かせをこれからも
長く続けていきたいと強く思います。

今年9年目を迎えた「絵本サークルどんぐり」、ボランティア仲間の素敵なお便りを
ご紹介しました。

「絵本サークルどんぐり(旧呼称:絵本サークルぶくぶく)」の活動は、2006年
7月より、奥田 良子さんをグループ代表とし、小児科病棟に入院中の子ども達を中
心に始められました。そして今年(2014年)4月、グループ名を「絵本サークル
どんぐり」に改め、また、畑中 一美さんを新代表として、その活動は9年目を迎え
ました。
小児科病棟の病室での限られた空間で、入院生活を送っている子ども達に、絵本の読
み聞かせやパネルシアター・エプロンシアター・紙芝居・ペープサート・手遊び等を
して、楽しいひと時を過ごしてもらい、子ども達の元気に繋がればとの思いを込めて
活動しています。また、病院での読み聞かせがきっかけで、少しでも絵本が好きに
なってくれればと願って、プログラムを考えています。そして、ボランティア活動を
通じて、社会の一員として人間的に成長出来ることを実感して、活動に参加していま
す。と語っておられます。ボランティアの方々は、子ども達の笑顔や、付添いのご家
族の“ほっ”としたお顔に、喜び・元気、そして心の安らぎをいただいています。
活動を通じて、「小児科病棟の子ども達に、素敵な絵本を届けませんか!」
詳しくはホームページをご覧ください。
また、管理課ボランティア担当までご連絡ください。
一緒に活動してみませんか! 
お待ちしています。

・ボランティアホームページ→http://www.onh.go.jp/volunteer/
・電話番号→06−6294−1331(代表) 


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      看 護 の こ こ ろ        
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                 西5階病棟 杉本 朋代

 日増しに秋の深まりを感じる季節となりました。
 私は、当院の産科病棟に就職して現在7年目になります。妊娠期から育児期まで、
これまで、たくさんの妊婦さんや産婦さん、褥婦さん、赤ちゃんと関わり、日々喜び
や癒しを頂いています。今まで関わらせて頂いたお産は、ひとつとして同じものはな
く、どれも思い出深いものばかりですが、今回はその中でも特に印象に残っているお
産についてご紹介させて頂きます。
 その方は、Aさんという初産婦さんで、私が妊娠後期のマザークラスを担当させて
頂いた方でした。Aさんは、朝に陣痛発来で入院され、私は夜勤でその方を受け持た
せて頂きました。私が受け持たせて頂いた時は、陣痛は2〜3分間隔で頻繁にきている
のですが弱い陣痛でお産が進まず産婦さんは疲労していました。そこで、私は一度休
息が必要だと思い、部屋の照明を落とし、アロマをたき、陣痛の痛みを和らげること
ができるよう腰部を温めながらマッサージをして付添いました。Aさんは少しうとう
とと眠り、休息をとることができ、それから6時間後から陣痛が強くなりだしまし
た。体勢を変え、水分などエネルギー補給をしながら、順調にお産がすすみ、朝方に
出産されました。
  陣痛はあるがお産が進まず、苦しい思いもあったAさんでしたが、「辛い、苦し
い」というようなマイナスな発言はされず、状況を受け入れながらお産と向き合って
おられた姿がとても印象的でした。また、お産中の赤ちゃんの様子が元気だとお伝え
するとにっこりとほほ笑み、出産直前、赤ちゃんの心音が下がった時も自分の痛みよ
りも赤ちゃんに酸素をしっかりと与えるために深呼吸を頑張っておられ、母の子を想
う姿からその強さを感じました。お産中ずっと付き添っておられた旦那さんも陣痛中
一生懸命産婦さんを励ましておられました。赤ちゃんの産声を聞いた時、笑顔で赤
ちゃんの誕生を夫婦で喜んでおられました。私も小さい体でこの世に誕生するために
頑張った赤ちゃんの力強い産声を聞きとても嬉しく、感動しました。私は、お産と
は、産婦さんの産もうとする力と赤ちゃんの生まれようとする力が合わさり、そこに
家族の支えがあり成り立つもの、自然でありながら奇跡の連続で成り立つもののよう
に思います。このAさんご一家から、私は、人の持つ自然の力と母と子の絆、家族の
絆を感じることができました。そしてその方が退院されるとき、「あなたのマザーク
ラスを受講し、お産を楽しみにしていた、記念に残るお産が出来てよかった、次もま
たこの病院で出産したい」と言ってくださいました。その時、私はとても嬉しかった
と同時に、私の方こそ、妊娠中から出産、産後まで携わらせていただき、たくさんの
パワーを頂いていることに感謝しました。
  お産は女性やその家族にとって一大イベントであり、生涯、そう何回もあるもので
はありません。その貴重な瞬間に関わらせて頂いていることに感謝しながら、これか
らも妊産婦さん、褥婦さん、赤ちゃんの看護に携わっていきたいです。


ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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                     研修医2年目 小林 登

初めまして、研修医の小林登と申します。
10月も半ばにあり、自身の初期研修も残すところ半年をきりました。早いものでマッ
チングの合格発表で喜んだあの頃から2年がたっているのですね。振り返れば本当に
早かったように思います。国家試験、卒業式などを経て、入職し、医師として患者に
接するようになり、日々必死でした。そんな日々の中で気づいたことなどをお伝えで
きればと思います。
・当直
初期研修では各科の研修に加え、当直勤務もあります。当直は月2〜3回であり、休
日・年末年始を問わず診療にあたります。体力的にはきつい時もありますが、各科研
修では経験しない症例もあるために研修には必須だと感じました。
・教育
各科の教育体制は様々です。オーベン制と言って、卒後3〜7年程度の上級医とマン
ツーマンで研修が進む科もあれば、卒後何十年の部長と治療方針を決めていく科もあ
るのです。しかし、共通している点は自身でアピールすることが大事であるというこ
と。勿論上級医への言い方、アピールの仕方なども大事であり、自身色々と悩みまし
た。
・同期
各学年に16人おり、大学病院を除けば最大規模かと思います。私が感じた同期が多い
ことのメリットは同期と症例について何でも話し合えることです。当直などで迷った
ことなどをあーでもない、こうでもないと話し合うことで刺激になりました。結局結
論が出ずに、上級医に聞いたこともしばしばですが。

最後になりますが、3年目から当院の外科にて研修させて頂くこととなりました。当
院の研修を考えている方、少しでも外科に興味がある方は当院へ見学に来てくださ
い。

臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 多和昭雄、中森正二、関本貢嗣
     副院長・看護部長 渡津千代子 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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  日本人がノーベル物理学賞受賞という吉報が届きました。災害や外交問題など暗い
話題が続く中で、久々の明るいニュースです。これに力をもらって、今年あと3か月
を元気で頑張っていきましょう。

メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp

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