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メールマガジン「法円坂」No.166(2015/3/16)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



 4度目の3.11を迎えました。「生きていくのが恩返し」という新聞の見出しに
目がいき、日常が当たり前ではないことを改めて感じています。3月は人事異動
が発表され、4月に向けての準備が始まっています。
今年度、最後のメルマガを送ります。
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   メールマガジン「法円坂」No.166(2015/3/16)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長 楠岡 英雄 です
 ・哲ちゃん、ラオスへ行く
 ・「大阪医療センター リボンズハウス」をご存知ですか?
    では「NPO法人 キャンサーリボンズ」をご存知でしたか?  
 ・看 護 の こ こ ろ
  ・研 修 医 日 記
 
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         院 長 楠岡 英雄 で す
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 医薬品や医療機器などの有効性・安全性に関する情報の多くは臨床研究・治験に
よってもたらされており、臨床研究・治験は医療の進展に不可欠なものです。また、
革新的な医薬品などの開発は、医療の質の向上を通じて患者さんに還元されるだけで
なく、医療関連市場の活性化により経済成長にも寄与すると期待され、いろいろな観
点から重要視されています。

 ところで、質の高い臨床研究・治験の実施には、臨床研究コーディネーター
(CRC;Clinical Research Coordinator)が不可欠です。CRCは、臨床研究・治験を
円滑に進めるために、研究者を支援し、研究スケジュールの管理、関連部門との調
整、臨床研究・治験に協力いただく患者さん(被験者)へのケア、臨床データの管理
など、臨床研究・治験の倫理性や科学性を担保する役割を担う専門職です。特に、治
験においては、今や、CRCの支援がなければ不可能なほどになっています。

 CRCという職は、わが国では、平成10年に治験の制度が大きく変わった時に、その
重要性が認識され、養成が始まりました。したがって、日本のCRCの歴史は、まだ20
年も経っていません。

 CRCの多くは、看護師、薬剤師などの医療職に就いていて、養成研修を受けてCRCと
なった方たちです。これまで、国は、臨床研究・治験の活性化に関する施策の中で、
常にCRCの養成を掲げてきました。養成研修は、初期においては厚生労働省が主催
し、また、日本看護協会や日本病院薬剤師会、文部科学省など、種々の職能団体等で
も行われ、これまでに8000名近い人が受講しています。また、よりスキルの高いCRC
の養成を目指して、上級CRCの養成研修も行われており、約500名が受講しています。

 しかし、その研修内容は、これまで、それぞれの主催団体に任されており、標準的
なカリキュラムがありませんでした。CRCの養成カリキュラムを標準化し、質の揃っ
たCRCを生み出すことにより、より一層、臨床研究・治験が進み、その結果、医療の
進展と共に、医療関連イノベーションを推進させ、日本の成長力・国際競争力を強化
することにもつながると期待されています。

 現在、我が国の臨床研究・治験の充実化は、平成24年4月から始まった「臨床研
究・治験活性化5か年計画2012」に基づいて進められています。この「5か年計画
2012」の目標の1つに、「初級者/上級者CRCについて、どのような人材が求められ
ているのかを明確化した上で研修を計画し、実施する。特に初級者CRC の養成におい
ては、どの団体が実施しても質が適切に保たれるよう、標準的なカリキュラムの整備
を行い、研修内容の標準化を図る。」ことが、あげられています。

 さらに、平成24年10月に示された同計画のアクションプランにおいては、「国は、
厚生労働科学研究費補助金により、研究班を設置し、初級者CRC、上級者CRCに
ついて、どのような人材が求められているのかを明確化した上で、標準的なカリキュ
ラムを検討・作成し、研修を実施する。(H25年度より開始)」とされていました。

 そこで、平成25年度から、厚生労働科学研究「臨床研究コーディネーター養成カリ
キュラムの標準化に関する研究」が始まりました。研究代表者は私が務め、後澤乃扶
子さん(国立がん研究センター)、遠藤一司さん(日本病院薬剤師会)、小原泉さん
(自治医科大学)、森下典子さん(国立病院機構大阪医療センター)、山田浩さん
(静岡県立大学)という強力なメンバーに分担研究者に加わっていただきました。

 およそ2年をかけて、初級CRCおよび上級CRCの養成研修カリキュラムを作り上げる
ことができました。このカリキュラムには幾つかの特徴があります。第一は、アメリ
カに本部のある国際的なCRCの団体Association of Clinical Research
Professionals (ACRP)が示している、CRCに必要な技能とされる14分野に基づいて組
み立てられていることです。したがって、国際的にも標準化が図られていることにな
ります。

 第二は、研修項目を羅列するだけでなく、それぞれの項目について、目標(CRCに
期待されるスキル)、テーマ、教育方法(講義、演習/見学)とその割り当て時間を
示し、さらに具体的内容をシラバスとして示している点です。

 第三は、PDCAサイクルを意識して行ったことです。平成25年度に策定した暫定カリ
キュラムに基づいた研修を、国立病院機構本部(初級、上級)、日本病院薬剤師会
(初級)で実施していただき、その際の良かった点や問題点を、実施団体の担当者へ
のインタビューにより洗い出してカリキュラムに修正を加えました。さらに、この研
修の受講者にアンケート調査を行い、カリキュラムへの反応も見ました。

 手前味噌で恐縮ですが、結構いい「初級者/上級者CRC養成標準カリキュラム」が
できたと思います。シラバスは3月末までに印刷物とし、同時に、ホームページなど
でも公開する予定です。興味のある方はご連絡ください。

 今、臨床研究・治験の内容は急速に複雑化し、また、グローバル化しています。
CRCに求められる技能もどんどん変わってきています。今回のカリキュラムもすぐに
陳腐化する可能性は十分にあります。定期的な見直しが、当然、必要ですので、今後
の改訂へのご支援を、関係する方々にお願いする次第です。


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        哲ちゃん、ラオスへ行く
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                   救命救急センター
                   西村 哲郎

 「哲ちゃん、ラオスに医療機器開発のサーベイに行くから一緒に来てくれへんかな
あ?」昨年末に飲みながら言われました。相手は、大阪大学で同期であった次世代内
視鏡治療学の中島清一教授です。社交辞令ってありますよね。でも、あれよあれよと
いう間に、話が進んで、羽田からバンコク行きのJALの乗り込んだのが1月30日、そこ
からBangkok Airwayに乗り継いでやっと首都ビエンチャンです。空港の滑走路に、鳥
が飛んでたり猫が歩いてたりするのは、まあ予想してました。でも、現地、高級ホテ
ル(一泊1万円程度ですが)の職員から150円程度の麺を道端で売っている女の子ま
で、ちょっと時間があると、すぐスマートフォンをいじって動画やメールしているの
は、びっくりしました。インドシナ半島の内陸国で、工業的にはまったく遅れている
んです。でも、(お子さんお持ちの方にはわかると思いますが)、「悪いもの」はす
ぐ入ってくるんですよね。
基本農業国なのであくせくしなくても何とか食べていける、植民地支配が長く自発的
に何とかしていこうという気概が(少数のエリート除けば)薄い、タイ・ベトナムと
いった大国に挟まれていて輸入したほうが(自国で苦労して開発するよりも)安価で
ある、欠点は多々あります。でも(東南アジアは大体そうですが欧米の植民地支配が
長かったから)親日です。(スマホにまだ完全に染まっていない現在は)、夕日をあ
びたメコン川のほとりで母親が炭火で魚を焼いてる間、子供たちがゴールもなしに
延々ボールを蹴って遊んでいました。丁度、昭和30年代の日本を感じさせるような、
素朴な風景があちこちにあります。

 医療においては、(昔の日本がそうであったように)皆保険ではありません。少数
の高所得の患者は、高品質の医療を求めてメコン川を渡ったタイに診療を受けに行き
ます。保健省の役人が悔しそうに言ってましたが、年間80〜90億円分の医療費をタイ
に払っているそうです。だから自国の医療を育てたいとラオス政府は思いますよね。
でも、さっきの国民気質がじゃまをする。医師になりたければ国家試験を受けて医師
免許取得、看護師になりたければ同様に看護師免許取得が当たり前ですよね。でも、
ラオスでは、医学部(看護学校)を卒業したら自動的にそれらになる(!)。黙って
いてもなれるんだから、勉強しない。研鑽しない。所得の低い層は、その医療すら受
けずに、呪術医者にかかって(!)、骨折が治らなくて(偽関節になって)、やっと
病院にくるといったありさまです(地方の病院で実際に診ました)。

 国民気質なんか直せません。この国に必要な医療機器は、堅牢・使い方が簡単なも
のでしょう。日本の技術を使ってそれらを開発、ひいてはそこから世界へ機器を広げ
ていく、ラオスの医学生・看護学生を仕込んで「医療は日本式」、といったことを夢
想しております。


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  「大阪医療センター リボンズハウス」をご存知ですか?
では「NPO法人 キャンサーリボンズ」をご存知でしたか?       
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                    ボランティアコーディネーター
                    藤本 和彰

 メルマガご愛読の皆さま「大阪医療センター リボンズハウス」をご存知ですか?
では「NPO法人 キャンサーリボンズ」をご存知でしたか?

 2015年3月8日、日本精神科看護技術協会(東京・品川)にて、「リボンズハ
ウス・ネットワーク会議」が開催されました。
リボンズハウス間の情報共有と、NPO法人キャンサーリボンズ事務局と各リボンズ
ハウス、そしてパートナー企業の皆様との連携強化のための「リボンズハウス・ネッ
トワーク会議」も今回で第5回を迎えました。
NPO法人キャンサーリボンズはいち早く「がん治療やがん患者さんを支える生活支
援」を掲げ、2008年6月に発足しました。リボンズハウスは、2015年2月末
現在、全国20ヵ所に設置されています。

■「NPO法人 キャンサーリボンズ」とは・・・
わが国では、男性の2人に1人、女性の3人に1人が、一生涯にがんに罹患すると言
われています。がんは全ての人にとって他人事ではありません。多くのがん患者さん
は、治療だけでなく、治療中および治療後の“生活”に不安や悩みを抱えています。
症状や副作用のケア、食事や栄養、美容面のケアなど、「治療と生活」をつなぐ情報
が求められています。この現状を受け止め、私たちはがん患者さんやそのご家族、ご
友人の皆様を支援するNPO法人キャンサーリボンズ(以下、キャンサーリボンズ)
を設立しました。
“キャンサーリボンズ”という名前には、患者さん、がん医療やヘルスケアに携わる
多くの専門家、がんの早期発見や予防に関する啓発活動に従事する方など全ての人が
活動を通してリボンで結ばれ、つながっていけたら、という想いが込められていま
す。すべての人が誰かを支え、誰かに支えられる、そんな、特定の誰かに負担のかか
ることのない新しい関係が、よりよい「治療と生活」を実現すると考えています。

■「リボンズハウス」とは・・・
がん患者さんの「治療と生活」をつなぐ、具体的な情報とケア体験を提供する場所で
す。医療者やヘルスケアに携わる多くの専門家の手によるプログラムを通して、患者
さんがより自分らしく少しでも快適な生活を送れるよう、サポートしていきます。ま
た、広く地域に開かれたスペースとして多くの人々が情報を共有し、支えあいを実践
できる場になることを目的としています。医療施設、ショッピングモールなど国内外
のさまざまな場所に開設し、各地域の特性を生かしながら、立地に合ったソフトを展
開していきます。

 キャンサーリボンズではがん患者さんの「治療と生活」をつなぐ、様々なプロジェ
クトをおこなっています。人々が集う「RIBBONS HOUSE」(リボンズハ
ウス)を実践の拠点とし、テーマに沿って以下のようなプロジェクトがスタートして
います。

【キャンサーリボンズのテーマ別プロジェクト】
R:Release      緩:ストレスや苦痛(症状や副作用)を取り除く
I:Information    知:情報を活用する
B:Body       動:身体をほぐす、動かす
B:Beauty      美:ビューティ・ケアで自分らしさをサポートする
O:Orientation    向:気持ちを整え、方向性を定める
N:Nutrition     食:食を愉しみ栄養で体を養う
S:Sexuality     性:性を大事にする
  ・
H:Home Town    域:地域の健康や美に貢献する
O:Occupation    働:働く、役割を担う
U:Unity       共:気持ちを共有し支えあう
S:Self-realization 己:自分を大切にし、自己実現する
E:Enjoy       楽:楽しむ、表現する
(キャンサーリボンズ ホームページより抜粋)

 近畿圏では現在、8ヵ所にリボンズハウスが設置され、大阪市内では、国立病院機
構 大阪医療センター、大阪警察病院、公益財団法人田附興風会 北野病院が設置して
います。
大阪医療センターは、2009年12月、外来診療棟1階の患者情報室にリボンズハ
ウスを併設しました。患者情報室は、患者さんご自身や患者さんのご家族の方々がそ
の病気について、同じ病気の患者さんからの体験談を聞き情報を共有したり、本を読
んで知ったり、インターネットで調べたりなどして、自分たちで病気について「生き
た情報」を知る・読む・見る・学ぶ広場として利用していただいています。
 このリボンズハウスは、従来からがん治療や生活支援にも取り組んでいますが、更
に「がんに特化したリボンズハウス」という機能を加えて、より一層いろんな方々に
がんの情報を提供しようということで開設しています。

詳しくは各ホームページをご覧ください。
・「キャンサーリボンズ」ホームページ → http://www.ribbonz.jp/index.htm
・「患者情報室・リボンズハウス」ホームページ
  → http://www.onh.go.jp/jouho/jyohousitu.html

 6月21日は「がん支えあいの日」です。キャンサーリボンズでは、6月21日を
“社会全体でがんのことを考え、お互いに支えあう日”として、「がん支えあいの
日」としています。「がん支えあいの日」は、がん患者さんが自分らしい生活を送る
ための支援を実行に移す日です。がんに関わる情報を共有し、ひとりひとりが自分に
できることを考え、行動に結びつけていけるよう、呼びかけています。
当院リボンズハウスの2015年度の活動は、これまで培った活動実績を足掛かり
に、この活動が近隣地域をはじめ、広くは地域社会全体につながるよう、イベント、
セミナー等の充実を目指します。 また、患者サロン、タオル帽子・布ぞうり体験教
室などにみる、患者さん・ご家族の皆さまが、おしゃべりしながら楽しさを共有でき
る交流の場の拡充を目指します。
このネットワーク会議で得た情報群を軸に、各地域のリボンズハウスが担う「利用者
ニーズ」を充分に理解し、今後の活動の拡大・拡充につながるヒントを模索します。
そしてその活動が、リボンズハウスの知名度の向上に結び付くようにと考えていま
す。
当院リボンズハウスでは、応援イベント「第5回支えあいの輪リボンズハウス」を計
画(7月開催)しています。ホームページへの掲載も予定していますので、ご興味の
ある方はご確認いただければ幸いに存じます。皆さまのご参加を、お待ちしていま
す。
「リボンズハウス」にも、お気軽にお立ち寄りください!
ボランティア一同、心よりお待ちしています。

 「患者情報室・リボンズハウス」では、人と情報をつなぐボランティアを募集して
います!
ボランティアには、利用者お一人おひとりに必要な情報を得ていただくお手伝いを、
お願いしています。

資格は問いません。来室された患者さんやご家族の方と一緒に、病気について本やイ
ンターネットを使って調べたり、患者さんのお話しを聞いていただくだけでもかまい
ません。
来室者の方が利用しやすく、“ホッとできる空間”を一緒に作ってくださる方、少し
空いた時間でお手伝いをしていただけるなら大歓迎します。
ボランティアを希望される方、お待ちしています。

お問合せは、独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター
・管理課ボランティア担当    Tel:06−6942−1331(代表)
・ボランティアホームページ → http://www.onh.go.jp/volunteer/


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      看 護 の こ こ ろ        
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                 副看護師長 大萩こずえ

 春の兆しもあちこちに感じられるようになってきていました。しかしまだまだ、風
邪などをひかれないようにお気をつけください。
 私は今年度の4月から循環器・心臓血管外科病棟に配属になりました。慢性疾患の
目標は「完治」ではなく「状態維持・増悪しないように疾患といかにつきあっていく
か」ということであり、急性期から医療者と患者・家族が話し合い、思いや考えの共
有をするということが目標達成につながると感じています。
 心不全の患者さんとの関わりを紹介させていただきます。
入院中は呼吸困難などのの症状があるため、活動や水分の制限を自ら出来ますが、症
状が落ち着き、自宅にかえると「これくらい大丈夫だと思った」と制限の範囲を逸脱
してしまい、入退院を繰り返す患者さんがいました。
 入院のたびに「もうこんなしんどいのは辛い」「どうにかして欲しい」と発言があ
り、同じような理由で入院を繰り返しておられました。その方に対して「説明してい
るのに、何故分からないのか?」という思いがありました。数回目の入院時には入退
院を繰り返す事で「自分の病気は治らないものなのだ。」と言われました。入院して
社会生活がままならないことへの不満・不安から落ち込みがちになったその方から
ゆっくり話を聞く機会を得た時にはじめて、自分たちの説明不足を理解することがで
きました。
 私は自分の症状・状態の事はわかっているだろう、あのときしんどかったから守れ
るはずだと考えていましたが、制限のある生活は、症状出現時に感じた苦痛と同等に
しんどいものということを理解しました。もともとの生活がどのような形であったの
かを理解し説明を実施しなければ、生活習慣から増悪した疾患とはつきあっていけな
いということに気付きました。
この場面は「患者さんを理解する」ということを深く考えさせられる経験となりまし
た。他人を完全に理解することはできないかもしれませんが、理解しようとその人に
寄り添うことの大切さを感じ看護を実践していきたいと思っています。
 暑さ、寒さが厳しい時期には症状が増悪する患者さんが増え、病棟での業務が忙し
くなります。その中で看護を続けていく事が出来るのは今まで学生の時から私に、
「看護は楽しいよ」「こんなこともあるよ」「いいね」「すごいね」と関わり教えて
くださった患者さん・師長さん・先輩看護師・同期入職看護師の存在があったからだ
と考えています。
 私が教育・指導を行う立場に立った時に、看護の楽しさを伝えて共有する存在にな
ることで、私が関わる人に少しでもその気持ちがつながっていくことを願って、仕事
を行っていこうと考えています。いつでも常に楽しいということはないですし、しん
どいなと思うときもあります。その中で一瞬でも楽しさを見つけることができたら、
日々の看護が充実すると思っています。


ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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                     研修医2年目 藤上 友輔

 はじめまして。研修医2年目の藤上と申します。
 今月いっぱいで、私自身の研修医生活が終わろうとしていますが、この2年間を振
り返りたいと思います。
 研修生活は、「医師」1年生である以前に、「医療業界」1年生であり、そもそも
「社会人」1年生であり、学ぶことは山ほどあります。そんなわけで、なんとも不安
な立場で、日々のまわりの流れについていくのが大変でした。私は、消化器内科の
ローテートから始まりましたが、指導医にも恵まれ、医師として、社会人として大切
なことをたくさん教えて頂きました。
そういった各科のローテートと同時に1カ月に3-4回程度、当直業務があります。こち
らは、普段の病棟業務ではなかなか学べないことを学ぶ機会でもあります。研修医同
士で時間外外来を担当し、上司の先生にもご指導いただきながら、業務を行います。
最初は、不安なことだらけですが、2年目の先生に教わり、自分たちで考え、そして
後輩に教えるという2年間を終えた今から振り返ると、相当力が付いたのではないか
と感じます。

 私は、4月から当院産婦人科で専修医となる予定です。産婦人科は、これまで研修
医生活で中心に学んできた内科とは異なる点も多く、学ばなければならないことも多
く、不安も多いですが、指導熱心で親切な先生ばかりで、その不安を上回るほど、産
婦人科医として期待もあります。

 余談ですが、私は天王寺区の出身で、当院からも近い場所で生まれ育ちました。そ
んな地元で研修医生活を送ったわけですが、なにより大阪の真ん中にあるので、何を
するにも便利です。近くには大阪城もあるので春には花見を秋には紅葉も楽しめま
す。研修医みんなで花見やBBQをしたのも良い思い出です。梅田や難波にも15分あれ
ばいけますし、立地は抜群です。
最後に、2年前のマッチングで当院を選択して本当に良かったと思っています。何一
つ後悔することもありません。よく百聞は一見にしかずと言いますが、当院での研修
を考えている皆さんは是非一度見学にいらしてください。また、産婦人科志望の方は
是非見学にいらしてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 楠岡英雄
編 集 長:副院長 多和昭雄、中森正二、関本貢嗣
     副院長・看護部長 渡津千代子 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 ショーウインドウには春から初夏の服装が一斉に陳列されていますが、まだダウン
が手放せない気温差の激しい日々です。インフルエンザが少し落ち着いたかと思え
ば、花粉症対策でマスクをしている方が増えてきています。健康管理に気をつけ4月
の新年度を迎えましょう。

メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。

www-adm@onh.go.jp

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